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2022年に赤々舎より刊行された、金井直『像をうつす 複製技術時代の彫刻と写真』は、三次元と二次元、物質とイメージといった二分法(メディウムスペシフィックな分類)に収まりがちな「彫刻」と「写真」のあいだに、実は共通性や親和性、相互依存など、さまざまなつながりの歴史と実践があることを明らかにし、新たな美術史の視点をもたらすテキストとして話題を呼びました。
今回は、写真家の鈴木理策さんを対談のお相手に、近代の”技術”(アート)に支えられつつ、時と場に応じて”芸術”(アート)の相貌をまとう実践がなされてきた「彫刻と写真」の交差をより豊かに解き明かします。
新古典主義および近現代彫刻を専門とし、そこに生じた問題意識をさまざまに展開してきた金井直さんは、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・トルボット『自然の鉛筆』(日本語版、赤々舎)への寄稿をはじめ、写真と彫刻との関係、アルテポーヴェラ、複製文化などについても論じてきました。
19世紀に起こった「写真の誕生」につよい刺激を受けた画家たちに共感し、「視覚による知覚」への接近により作品を発表されてきた鈴木理策さんは、アーティゾン美術館で「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画-セザンヌより」展(2022)が開催された際には、展示空間の一部に鏡を設置し、映り込むアルベルト・ジャコメッティの彫刻とともに、作品を発表されています。
お二人それぞれの視点から、彫刻と写真はどのようにこだまし反響するでしょうか。
みなさまのご参加をお待ちしております。
【出演者プロフィール】
金井直(かない・ただし)
1968年福岡県生まれ。1991年京都大学文学部卒業、1999年同大学にて博士号取得。豊田市美術館学芸員(2000─07年)を経て、2007年より信州大学人文学部准教授。2017年より同教授。専門は新古典主義および近現代彫刻史。
主なキュレーションに「アルテ・ポーヴェラ」(豊田市美術館、2005)、「Vanishing Points」(ニューデリー国立近代美術館 他、2007)、「あいちトリエンナーレ2016」(共同キュレーション、愛知県美術館他、2016)、共著に『彫刻の解剖学』(ありな書房、2010)、『自然の鉛筆』(赤々舎、2016)、共訳に『ART SINCE 1900 図鑑 1900年以後の芸術』(東京書籍 2019)などがある。
鈴木理策(すずき・りさく)
1963年和歌山県生まれ、1987年東京綜合写真専門学校研究科修了。2000年、写真集『PILES OF TIME』により第25回木村伊兵衛写真賞受賞。個展に「冬と春」(タカ・イシイギャラリー、2022年)、「意識の流れ」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・東京オペラシティギャラリー・田辺市立美術館、2015-2016年)、「熊野 雪 桜」(東京都写真美術館、2007年)、写真集に『冬と春』『知覚の感光板』(共に赤々舎)など。東京国立近代美術館、東京都写真美術館、サンフランシスコ現代美術館、ヒューストン美術館等に作品が収蔵されている。
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【来店参加について】
・開演時間の30分前より開場/受付開始いたします
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