※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(1ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
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2012年に刊行された『生きのびるための犯罪(みち)』は、上岡陽江さんと、ダルク女性ハウスのスタッフ、そしてそこに集うみなさんによる一冊です。その等身大の語りは、刊行以来、多くの当事者や当事者の近くにいる人たちに寄り添ってきましたが、2024年1月に新たなテキストが加えられ、『増補新版 生きのびるための犯罪(みち)』が刊行されました。
上岡さんが仲間たちと立ち上げた「ダルク女性ハウス」は、薬物やアルコールへの依存をもつ女性たちの回復と社会的な自立を支援する施設として、1991年に誕生しました。ご自身もアルコール依存症だった上岡さんは、ダルク女性ハウスについて「行き場所のない、若い薬物依存症の女性たちのための場所、そしてそんな彼女たちとずっと一緒にいられる場所が、どうしてもほしかった、必要だと思っていた」と本書の中で語られています。また、ハウスで行われている当事者ミーティングで語られる当事者の気持ち、苦しみも希望も、率直な言葉で紹介され、上岡さんやハウスで働かれているスタッフの方たちがどんな人生を生きてきたか、どうやってハウスにたどり着いたかをも知ることができます。
本屋B&Bでは、『増補新版 生きのびるための犯罪(みち)』の刊行を記念して、トークイベントを開催します。対談のお相手にお迎えするのは、公認心理師・臨床心理士の信田さよ子さん。1995年に原宿カウンセリングセンターを立ち上げ、家庭内暴力や依存症など、様々な問題を抱えた女性たちの声を聞き、支援を続けてこられました。
上岡さんは、「この本を一番読んでほしいのは、なんとか生きのびたい、生きのびようとしてやってしまったことが気がついたら「犯罪」に結びついた人たち。それから、そんな親を持つ子どもたち。」だと語られています。このイベントでも、そうして生きのびてきた方たちにこそ、ご参加いただくことができたらと考えています。一方で、本書で書かれていることは、わたしたちの社会が学ぶべき知恵や実践です。依存症や被害者、加害者という存在からは一見遠くにいるかと思われる人々にとっても、共有しうる経験や感情、社会のシステムに対する思い、日常生活との共鳴などもあるのではないでしょうか。
なぜ暴力の「被害者」が、生きのびるために罪をおかしてしまうのか。
まずは、上岡陽江さんと、信田さよ子さんに「生きのびるための犯罪(みち)』について、そこからたっぷりお話しいただきます。
【出演者プロフィール】
写真:©️坂上香
上岡陽江(かみおか・はるえ)
1957年生まれ。ダルク女性ハウス代表。精神保健福祉士。子どもの頃から重度のぜんそくがあり、小学校6年から中学3年まで入院生活を送る中で処方薬依存と摂食障害に。19歳以降、アルコール依存症を併発。その後、26歳のとき、回復プログラムをもつ施設「マック」につながる。1991年、友人とともに、薬物・アルコール依存をもつ女性をサポートする「ダルク女性ハウス」を設立、いまに至る。また、当事者の支援に加え、援助職への研修やスーパーバイジングなども務める。2016年4月、国際麻薬特別総会(UNGASS)に政府代表団顧問として参加。2018年より東京大学・熊谷晋一郎研究室における当事者研究事業に協力研究員として参加。共著書に、『Don’t you?〜私もだよ〜からだのことを話してみました』(ダルク女性ハウス)『その後の不自由──「嵐」のあとを生きる人たち』(大嶋栄子と、医学書院
「ケアをひらく」)『被害と加害をとらえなおす──虐待について語るということ』(信田さよ子、シャナ・キャンベルと、春秋社)『ハームリダクションとは何か 薬物問題に対する、あるひとつの社会的選択』(松本俊彦、古藤吾郎らと、中外医学社)『ひとりでがんばってしまうあなたのたのめの子育ての本 ──「ダルク女性ハウス」から学ぶこと・気づくこと』(熊谷晋一郎らと、ジャパンマニシスト社)などがある。
信田さよ子(のぶた・さよ子)
公認心理師・臨床心理士、原宿カウンセリングセンター顧問、公益社団法人日本公認心理師協会会長。1946年生まれ。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、1995年原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ひきこもりに悩む人やその家族、ドメスティック・バイオレンス、児童虐待、性暴力、各種ハラスメントの加害者・被害者へのカウンセリングを行ってきた。著書に、『母が重くてたまらない』『さよなら、お母さん』(いずれも春秋社)『増補新版 ザ・ママの研究 』(新曜社)、『カウンセラーは何を見ているか』(医学書院)、『アダルト・チルドレン』(学芸みらい社)、『家族と国家は共謀する』(角川新書)、『タフラブ 絆を手放す生き方』(dZERO)、『共依存』(朝日文庫)、「暴力とアディクション」(青土社)、「暴力とアディクション」(青土社)などがある。
【配信参加について】
・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからご視聴いただけます
・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください
・リアルタイム配信と見逃し視聴でお楽しみいただけます。見逃し視聴につきましては、準備が出来次第、Peatixのメッセージ機能よりご案内いたします
・視聴は登録制です。1名分のチケットで複数人がご登録されている場合は、ご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください
・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご了承くださ
【来店参加について】
・開演時間の30分前より開場/受付開始いたします
・最大100名まで入る会場を貸切とした上で、参加人数を絞り、ゆとりを持って設営しております
・係員及びスタッフの指示・注意に従ってください。万が一、指示に従っていただけない場合、イベントの中断・中止や、特定のお客様にご参加をお断りする場合がございます
・店頭にアルコール消毒液をご用意しておりますので、ご入店の際は、手指の消毒にご協力お願いいたします
・非接触型体温計による検温を実施いたします。37.5℃を上回った場合は、イベントへの参加をお控えください
・来店チケットをご購入された方も、配信でご覧いただけます。当日体調などに不安がある方は配信視聴をご利用ください。配信でのご視聴につきましては、【配信での参加について】をご確認ください
・車椅子やベビーカーでお越しの方は、当日スムーズにご案内するため、店舗スタッフにお声掛けいただくか、お手数ですが事前にご利用の旨をお知らせの上ご予約下さい。 なお会場はエレベーター備え付けの建物ですので、安心してお越しください
・イベントご来場にあたりご不明な点がございましたら、下記の<お問い合わせ先>までお気軽にご連絡ください
【書籍付きチケットについて】
・イベント関連書籍を、イベント配信チケットとセットで販売いたします
・ご記入いただいた住所は、書籍発送以外の目的には使用いたしません
・お客様のお名前を入れる「為書き」はございません。ご了承ください
・商品到着までお時間をいただく場合がございます。また発送は、本屋B&Bよりお送りさせていただきます
・長期不在・住所不明等により書籍が返送された場合、保管期間内であれば、着払いにて発送させていただきます。保管期間は、イベント開催日から3ヶ月といたします
・海外発送は行っておりません
【キャンセルについて】
・ご購入直後にイベント配信用のURLが送信される都合上、お客様都合によるキャンセルは承っておりません。何卒ご了承ください
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【本イベントに関するお問い合わせ】
イベントに関するお問い合わせはこちらをご確認ください
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<お問い合わせ先>
event (at) bookandbeer.com ※(at)を@に変換して送信してください
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