インターネットの発達によって「マスメディア発の情報」と自身の生活意識に「ずれ」を感じること、多くありませんか?
情報が氾濫/拡散されるに伴い世の中も複雑化、簡単に“答え”を出せない問題が増えているのかもしれません。
ノンフィクションの書き手である武田徹さんと仲俣暁生さんは、つねに社会事象を自分に引き寄せ、綿密な調査をもとに見解を発信しています。原発問題でも是非論ではなく「考え方の指針」となる視点を提供…つまり“答え”を教えるより、読者の「気付き」を促す姿勢を貫いています。
メディア論、ジャーナリスト/ライターが直面する諸問題から最新の流行現象まで、『原発論議はなぜ不毛なのか』を上梓したばかりの武田さんに、仲俣さんが質問をぶつける形式でトークイベントを開催します!
2人がオープンな場で語り合うのは今回が初めて。
いまもっとも話を聞きたい「言葉の使い手」が、参加者とともに“答え”のためのヒントを探ります。
武田徹さん、仲俣暁生さんからのコメント
「取材や調査をして文章を書く、自分の仕事ぶりを示す肩書きは<ジャーナリスト>のはずなのに、その言葉に居心地の悪さを感じるのは何故なのだろう。自分の書いた文章は<ノンフィクション>に分類されるのに、その言葉に肩身の狭さを感じるのは何故なのだろう。物書き仕事だけで手一杯なのに<メディア>一般について研究したり、教えようとするのは何故なのだろう。そんな自問自答から始まって<ジャーナリズム><ノンフィクション><メディア>について考え、話してみたい」(武田)
「以前『〈ことば〉の仕事』という本も書いて以来、メディアにおける言葉のありかたに、ずっと関心があった。言葉が有効であるための方法論について、いろんな人と話をしてみたかった。武田さんは震災後、言葉の使い方にもっとも自覚的なジャーナリストの一人。この機会に「ジャーナリズム」と「ノンフィクション」の違いはどこにあるか、という以前から抱いている疑問をぶつけてみたい。二人が共に寄稿している『ウィッチンケア』の多田さんが、このイベントを企画してくれたことに感謝します」(仲俣)
2013/06/21 Fri -
武田徹 × 仲俣暁生 「“答え”が出なくても、とことん語ってみる!」 ~ノンフィクションの書き手として、いま言葉にしたい幾つかの事柄~
- 07/02 Wed 豊﨑由美×木下眞穂
第93回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 07/04 Fri 富川岳×ドミニク・チェン×桜井祐
「懐かしい異界へ。人ならざるものと共に生きる」
『シシになる。──遠野異界探訪記』(亜紀書房)刊行記念 - 07/05 Sat 岡本敬子×岡本仁
「ふたりへの質問エクストラ 」
『私のふたり暮らし』(光文社) - 07/05 Sat 武田砂鉄×石村博子×舛友雄大
「ノンフィクションの現在地」
Presented by 講談社本田靖春ノンフィクション賞 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」 - 07/10 Thu 星田英利×フルーツポンチ村上健志×日下怜奈×トット桑原雅人×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第13回公開収録 - 07/11 Fri 星野文月×竹中万季×野村由芽
「それぞれの日記のなかにある、人との距離や関係性」
『不確かな日々』(ひとりごと出版)
刊行記念 - 07/12 Sat 西尾康之×斎藤環
「『不死』の時代とは?:アーティストと精神科医が語り尽くす」
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「あなたをみている」
『体の贈り物』(twilillight) 復刊記念 - 07/13 Sun 服部円×長崎訓子
「身近なネコをよく知り、
イラストにするワークショップ」
『ネコは(ほぼ)液体である』
(KADOKAWA)刊行記念 - 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/15 Tue 松尾潔×丸屋九兵衛
「90年代R&Bとは何だったのか? 」
『松尾潔のメロウなライナーノーツ』(リットーミュージック)刊行記念 - 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念