東日本大震災から三年。その月日の中、書き続けられた小説『そして、星の輝く夜がくる』。阪神・淡路大震災を神戸で経験した著者だからこそ、語ることのできること。震災を通し、あらためて見えた現代日本の問題。社会派作家と知られる真山仁が語る本当の「復興」とは。
『そして、星の輝く夜がくる』
真山仁著
講談社 定価:1500(税別)
2011年5月、被災地への応援教師として神戸から赴任した小野寺徹平。児童たちとの交流の中、彼は被災地の問題と対峙していく。
混乱から未来へ、希望と願いの連作短編集。
<真山仁メッセージ>
本作『そして、星の輝く夜がくる』は、19年前に阪神大震災を経験し、ずっと胸の奥で渦巻いていた様々な私自身の想いと、東日本大震災以降、何度かお邪魔した東北の被災地の現状をしっかり受け止めた上で、私たちは震災とどう向き合い、これから未来に向けてどう生きるべきかを真剣に考えた作品集です。物語は 全て完全なフィクションです。でも、1編1編に、被災地が抱えている問題とそれによって起きるであろう様々な感情をタブーを設けず踏み込みました。
題材はえもすると暗くなりがちなのですが、関西弁で明るく子どもたちを励ます主人 公小野寺徹平とこどもたちのふれあいによって、危惧は払拭されたのではないかと思っています。
震災から3年、日本中に漂う喪失感に溺れず、今を生きるために何が必要なのかを一緒に考えましょう。
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2014/03/15 Sat -
真山仁 「東日本大震災から三年。今、日本が考えること」 『そして、星の輝く夜がくる』刊行
- 10/15 Tue 中村隆之×新田啓子×隠岐さや香
「鎖は(本当に)解けたのか?」
『黒人法典』(明石書店)刊行記念 - 10/16 Wed Helsinki Lambda Club×マスダレンゾ
「TEN」
『TEN YEARS AND (STILL) RUNNING』(UK.PROJECT/Hamsterdam Records)刊行記念 - 10/17 Thu 想田和弘×坂手洋二
「映画と演劇とフォトエッセイ
猫のように自由な表現とは
映画監督と劇作家が語る表現の方法」
『猫様』(発行:ホーム社/発売:集英社)刊行記念 - 10/18 Fri 石黒圭×飯間浩明
「“言語のプロフェッショナル”も知らない日本語とは?」
『言語学者も知らない謎な日本語』(教育評論社)刊行記念 - 10/19 Sat 三輪清子×橋本宗樹
「ともにくらす、さとおやこ」
『もしかして となりの親子は里親子⁉』(理工図書)をもとに
「365日のさとおやこ」連動企画 - 10/19 Sat 勅使川原真衣×三宅香帆
「わたしたちが選び・選ばれるときに、本を読むことの意味について」
『働くということ 「能力主義」を超えて』(集英社)刊行記念 - 10/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『小説にできること』『文学傑作選 鎌倉遊覧』を
2ヶ月かけてじっくりと読む - 10/23 Wed 奥浜レイラ×児玉美月×清田隆之
「私たちがもっと自由に生きるために」
映画『ジョイランド わたしの願い』公開記念 - 10/24 Thu 西尾美也×青田麻未
「日常から哲学すること、つくりだすこと」
『装いは内破する』(左右社)
『「ふつうの暮らし」を美学する』(光文社)刊行記念 - 10/28 Mon 小峰ひずみ×雨宮処凛
「今の日本社会を敢えて“悪口”で語ろう」(百万年書房)
『難民・移民のわたしたち』(河出書房新社)W刊行記念 - 10/30 Wed 阿部幸大×柴田元幸
「柴田ゼミから学術論文へ──読む、訳す、論じる」
『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(光文社)『英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方』(研究社)W刊行記念 - 10/31 Thu 【ぼる塾】酒寄希望×田辺智加
「『田辺の和室』出張トーク」
『酒寄さんのぼる塾晴天!』(発行:ヨシモトブックス/発売:ワニブックス)刊行記念 - 11/01 Fri 井手康喬×松永光弘
「伝え方の考え方」
『伝え方図鑑』(SBクリエイティブ)刊行記念 - 11/08 Fri さいきまこ×石田月美
「性被害から子どもを守るには」
『言えないことをしたのは誰?』(現代書館) - 11/09 Sat 永冨真梨×大和田俊之×高田漣
「あなたの知らないカントリー音楽の世界」
『カントリー・ミュージックの地殻変動──多様な物語り』(河出書房新社)刊行記念 - 11/13 Wed キニマンス塚本ニキ×ラブリーサマーちゃん
「世界をちょっとよくする? <ニキ・サマ>トークセッション」
『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』(学研)刊行記念 - 11/15 Fri ジェーン・スー×桜林直子
『過去の握力 未来の浮力』出版記念
「となりの雑談」トークイベント - 11/16 Sat 永井玲衣×惠愛由×井上花月
「記憶と記録がもたらすケア」by Candlelight - 11/18 Mon 青木彬× 白石正明
「無くなった右足から考えたケアとアートのこと」
『幻肢痛日記』(河出書房新社)刊行記念 - 11/21 Thu 吉川公ニ×森真紀×住谷知厚
「伝える広報から伝わる広報へ 広報の心とは何か。」
『広報の心』(理工図書)刊行記念 - 11/22 Fri チョ・イェウン×三宅香帆
「新感覚ホラー小説を通じて見る、日韓の文学現在地」
『カクテル、ラブ、ゾンビ』(かんき出版)刊行記念 - 11/23 Sat 一穂ミチ×高瀬隼子
「これからの恋愛のかたち」
『恋とか愛とかやさしさなら』(小学館)
『新しい恋愛』(講談社)W刊行記念