2012年より活動していた「ファッションは更新できるのか?会議」がいよいよ書籍として刊行されました。
21.5世紀のクリエイションを試行/思考する総勢57人が、考えて、聞いて、話して、作った、ファッションを自由に議論するための一冊です。
書籍化を記念して、刊行トークを開催します。
「ファッションは更新できるのか?会議」実行委員の、水野大二郎、金森香が、ゲストに江渡浩一郎さん、小石祐介さんを迎え書籍の見どころ、裏話を解説。
さらに、おふたりが考えるファッションの更新、ユーザーが生成するファッションの世界について言及していきます。
本のご購入を迷っている方はもちろん、すでにご購入いただいた方、ファッションを仕事としている方、少しでもファッションに興味のある方、どなたでも大歓迎です。
※「ファッションは更新できるのか?会議」とは
2012年9月から約半年、全7回にわたり、実施されたセミクローズド会議です。消費者のソーシャル化、知的財産権への意識の高まりといった社会状況の変化は、現在のファッション産業に避け難い変容をもたらすと同時に、新しい創造性を獲得する契機をもたらしています。
この会議では、他分野における現状とファッション界の状況を対比し、社会の「設計」や「構造」=アーキテクチャと向きあって試行錯誤を行っている実践者(デザイナー、メゾン関係者)、販売店、批評家、メディア関係者、ウェブデザイナー、研究者、法律家などを招き、ファッションの更新の可能性について議論しました。
【出演者プロフィール】
江渡浩一郎(えと・こういちろう)
国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員/ニコニコ学会β実行委員長/メディアアーティスト。東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。2011年、ニコニコ学会βを創設。2012年にグッドデザイン賞、2013年にアルス・エレクトロニカ賞を受賞するなど高い評価を受ける。産総研では「利用者参画によるサービスの構築・運用」をテーマに研究。著書に『パターン、Wiki、XP』(技術評論社)、『ニコニコ学会βを研究してみた』(河出書房新社)、『進化するアカデミア』(イースト・プレス)。好きな服はマーガレット・ハウエル、神田恵介。日本土着の洋服文化の発展に興味を持っている。
小石祐介(こいし・ゆうすけ)
プランナー/KLEINSTEIN 代表/NOAVENUE 創設者。
フリーランスでデザイン、企画のプロデュース、ブランドの企画アドバイザーを務める。コムデギャルソン在籍時には様々な海外ブランドとのコラボレーション、空間インスターレションの企画(DOVER STREET MARKET NEWYORKなど)を含め、国内外の複数のプロジェクトのリサーチから商品開発を担当。2014年にCUUSOO SYSTEMのCOOを務め、企画プラットフォームのNOAVENUEを創設。事業継承後に現在更新準備中。ファッションを通して新しい人間、そして新しい常識を作ることに一貫して関心がある。趣味は数学書と小説を読むこと。2008年東京大学工学部卒業。
水野大二郎(みずの・だいじろう)
慶應義塾大学情報学部准教授。1979年東京生まれ。2008年Royal Colleage of Art(英国王立芸術大学院) PhD in Fashion Womenswear 修了、博士号(ファッションデザイン)取得。日本に帰国以降、デザインと社会の関係を架橋する多様なデザインプロジェクトの企画・運営に携わる。主な活動に社会的包摂を目指すインクルーシブデザインの普及・実践活動、デジタルファブリケーションの普及・実験の場であるFablab Japan Networkとの協働、蘆田裕史との行動責任編集によるファッション批評誌『vanitas』の運営などがある。共著書に『x-DESIGN』(慶應義塾大学出版会)、『Fabになにが可能か』(フィルムアート社)『インクルーシブデザイン』『リアル・アノニマスデザイン』(ともに学芸出版社)、『fafshion design for living』(Routledge)など。
金森香(かなもり・かお)
株式会社シアタープロダクツ取締役/NPO法人ドリフターズ・インターナショナル理事。1974年東京生まれ。セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインのCritical Fine Art Practice学科を卒業後、出版社リトルモア勤務を経て、2001年ファッションブランド「シアタープロダクツ」を設立し、マネージメントやプレス・プロモーション企画を担う。2009~10年、栃木県那須を舞台にした芸術祭「スペクタクル・イン・ザ・ファーム」を立ち上げ、実行委員長を務める。2010年NPO法人ドリフターズ・インターナショナル設立。「ドリフターズ・サマースクール」などのスクール事業や「ドリフのファッション研究室」などのトークシリーズの企画を行う。2013年、梱包材量の卸問屋「シモジマ」の新業態店舗「WRAPPLE wrapping & D.I.Y.」のクリエイティブディレクションを手掛ける。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2015/09/23 Wed -
江渡浩一郎×小石祐介×水野大二郎×金森香
「ファッションは更新できるのか?会議刊行記念トーク」
『ファッションは更新できるのか?会議』(フィルムアート社)刊行記念
- 10/30 Wed 阿部幸大×柴田元幸
「柴田ゼミから学術論文へ──読む、訳す、論じる」
『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(光文社)『英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方』(研究社)W刊行記念 - 10/31 Thu 【ぼる塾】酒寄希望×田辺智加
「『田辺の和室』出張トーク」
『酒寄さんのぼる塾晴天!』(発行:ヨシモトブックス/発売:ワニブックス)刊行記念 - 11/01 Fri 井手康喬×松永光弘
「伝え方の考え方」
『伝え方図鑑』(SBクリエイティブ)刊行記念 - 11/03 Sun 川上康則×鴻上尚史
「正解のない問いを考える時代をどう生きるか」
『教師の流儀』(エンパワメント研究所)刊行記念 - 11/06 Wed 街裏ぴんく
「平成の出来事を全て目撃してきた男」
『虚史平成』(CDジャーナル)刊行記念 - 11/07 Thu 大平一枝×原田ひ香
「愛する定食屋を“書く”という仕事」
『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社)
『あさ酒』(祥伝社)W刊行記念 - 11/08 Fri さいきまこ×石田月美
「性被害から子どもを守るには」
『言えないことをしたのは誰?』(現代書館) - 11/09 Sat 永冨真梨×大和田俊之×高田漣
「あなたの知らないカントリー音楽の世界」
『カントリー・ミュージックの地殻変動──多様な物語り』(河出書房新社)刊行記念 - 11/10 Sun 田房永子×西井開「わたしとぼくの凶暴性と粘着性」 『女40代はおそろしい 夫より稼いでたら、家に居場所がなくなりました』(幻冬舎)刊行記念
- 11/13 Wed キニマンス塚本ニキ×ラブリーサマーちゃん
「世界をちょっとよくする? <ニキ・サマ>トークセッション」
『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』(学研)刊行記念 - 11/14 Thu AK壱乃×坂田ミギー
「大人になって、ますます楽しい!オタ活の楽しみを語る会」
『交換日記がおわっても』(KADOKAWA)刊行記念 - 11/15 Fri ジェーン・スー×桜林直子
『過去の握力 未来の浮力』出版記念
「となりの雑談」トークイベント - 11/16 Sat 永井玲衣×惠愛由×井上花月
「記憶と記録がもたらすケア」by Candlelight - 11/18 Mon 青木彬× 白石正明
「無くなった右足から考えたケアとアートのこと」
『幻肢痛日記』(河出書房新社)刊行記念 - 11/19 Tue 仙波希望×卯城竜太×松田修
「広島、都市とアート、もしくは平和とスラムを問う」
『ありふれた〈平和都市〉の解体——広島をめぐる空間論的探求』(以文社)刊行記念 - 11/20 Wed 鈴木成一×寄藤文平×名久井直子「“良い装丁”ってなんだろう?」『【全5回】本屋B&B 超実践 装丁の学校 第二期』開校記念
- 11/21 Thu 吉川公ニ×森真紀×住谷知厚
「伝える広報から伝わる広報へ 広報の心とは何か。」
『広報の心』(理工図書)刊行記念 - 11/22 Fri チョ・イェウン×三宅香帆
「新感覚ホラー小説を通じて見る、日韓の文学現在地」
『カクテル、ラブ、ゾンビ』(かんき出版)刊行記念 - 11/23 Sat 一穂ミチ×高瀬隼子
「これからの恋愛のかたち」
『恋とか愛とかやさしさなら』(小学館)
『新しい恋愛』(講談社)W刊行記念 - 11/24 Sun チョン・ジヘ×原田里美×内沼晋太郎
「好きなことを続けていく方法」
『私的な書店ーたったひとりのための本屋ー』(葉々社)刊行記念 - 11/25 Mon ソ・イジェ×原田いず×大田ステファニー歓人
「読むことと見ることの間で かつて映画を学んでいた日韓の小説家が語る、世界の切りとり方」
『0パーセントに向かって』(左右社)刊行記念 - 11/29 Fri 金原ひとみ×小川哲×スケザネ「文学は世界をひっくり返せるか」新文芸誌『GOAT』(小学館)刊行記念
- 12/02 Mon 吉本ばなな×又吉直樹×バイク川崎バイク×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」
第七回公開収録 - 12/05 Thu 和嶋慎治×志村つくね「僕の作詞作法——バンド生活三十五年によせて」『無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集』(百年舎)刊行記念
- 12/14 Sat きださおり×梨×松澤茂信×小野寺正人 「What shall we do here? この場所で何するナイト」
- 12/21 Sat 豊﨑由美×広瀬大志
×小島日和×向坂くじら×張文經
×のもとしゅうへい×故永しほる
×小笠原鳥類×平川綾真智
「現代詩フェスティバル 詩の未来へ」
『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない!萌える現代詩入門』
(思潮社)刊行記念