AERA編集部の本好きで結成したAERA読書部。今回は、1988年のAERA創刊時から続く人物ノンフィクションの名物連載「現代の肖像」にスポットを当てたイベントを開催します。
雑誌休刊などで、危機も囁かれるノンフィクション。しかしウェブ媒体での新たな試みや映像メディアとのコラボレーションなど、現場でのさまざまな可能性の探究は続いています。
「現代の肖像」は、毎週各界で活躍の人物にスポットを当てた人物ノンフィクション。これまでに1000人以上の方々にご登場いただきました。
複数回にわたるロングインタビュー、周辺取材、写真撮影と、毎週5ページのコーナーを、3カ月から、長いものでは1年にもわたる取材の結果、作りこんでいきます。
「肖像」では写真にも大きく時間を割いており、ライター、フォトグラファー、そしてエディターという3者の視点から一人の人物、そしてその人物の背後に見える「現代」にアプローチしていきます。オーソドックスな手法ですが、1000人いれば1000通りの「肖像」になるのが面白いところ。
今回のイベントでは、過去の「現代の肖像」傑作選をご紹介するほか、扉写真の名作紹介、そして「肖像」ライターのお二人とAERA編集長・浜田敬子が取材の舞台裏や実際の執筆の極意を語りつくします。
【出演者プロフィール】
清野由美(きよの・ゆみ)
1960年、東京都生まれ。ジャーナリスト。著書に『新・都市論TOKYO』『新・ムラ論TOKYO』(隈研吾との共著、集英社新書)、『住む場所を選べば、生き方が変わる』(講談社)ほか。「現代の肖像」では、「作家・桐野夏生」「株式会社サムライ マネージャー・佐藤悦子」「文筆家、COW BOOKS代表、「暮しの手帖」編集長・松浦弥太郎」「コラムニスト・マツコ・デラックス」「精神科医・香山リカ」「建築家・妹島和世」「作詞家、放送作家、音楽プロデューサー・秋元康」「漫画家・ヤマザキマリ」「三越伊勢丹ホールディングス社長・大西洋」「シンガー・ソングライター・大貫妙子」など43本を執筆。
中原一歩(なかはら・いっぽ)
1977年、佐賀県生まれ。ノンフィクションライター。著書に『奇跡の災害ボランティア「石巻モデル」』(朝日新書)、『最後の職人 池波正太郎が愛した近藤文夫』(講談社)ほか。「現代の肖像」では、「株式会社喜代村代表取締役社長・木村清」「女優、写真家・松田美由紀」「ジャーナリスト・堀潤」「エイドワーカー・高遠菜穂子」「女優・二階堂ふみ」など6本を執筆。
浜田敬子(はまだ・けいこ)
AERA編集長。1989年朝日新聞社入社。前橋、仙台支局を経て1993年から週刊朝日編集部。99年からAERA編集部に移り、13年に同編集長代理、14年4月から現職。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2015/09/28 Mon -
清野由美×中原一歩×浜田敬子×AERA読書部
「『現代の肖像』のつくりかた 人の魅力を伝える書き方の極意」
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念