小説家の柴崎友香・長嶋有、書評家の豊崎由美、ゲームクリエイターの米光一成の4人が結成したユニット、その名も「チア・リーディング部」。
新刊が出るたびに自分の本の宣伝のためのトークイベントを開催するという風潮に「なんだかなあ」という違和感を覚えていた4人が、ある夜、酒場で「じゃあ、自分のではなく他人様の本の宣伝活動を行うのはいかがか」と思いついたのが事の始まりです。
活動内容は、メンバーが「この人のコレいいよね」と思った本を、書いた本人不在のまま勝手に応援するスタイルの公開読書会「スポークンワード」。
これまで松田青子『スタッキング可能』(河出書房新社)、木下古栗『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』(講談社)、川崎徹『最後に誉めるもの』(講談社)古谷田奈月『ジュンのための6つの小曲』(新潮社)を取り上げてきましたが、今回の課題図書は、四元康祐『偽詩人の世にも奇妙な栄光』(講談社)です。
現代詩のトップランナーが、これまでの創作で得た実感を物語性豊かな小説に溶かし込んだ『偽詩人の世にも奇妙な栄光』を、4人がどうチア・リーディングするか。ぜひ、その応援ぶりを見に来てください。
注:イベント当日は、著者・四元康祐さんのご出演はありません。あらかじめご了承ください。
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