8月17日に、『美術手帖』は、4年ぶりとなる写真特集「#photograph」号を刊行しました。
この特集では、写真=画像の時代において「写真」という表現形態の価値を探るべく、現代写真表現の最先端を走る若手写真家たちを紹介し、彼らの作品が指し示す「写真」というメディアの存在論的な意味とその可能性を考察しました。
今回、その特集の巻頭インタビューを飾った、今国際的に最も注目される、写真家の横田大輔さんと、美術手帖の編集長である岩渕貞哉さん、特集を担当した編集者の牧信太郎さんをお招きして、特集の企画意図や、特集のサブタイトルにもなっている「新しい写真の存在論」について、お話しいただきます。
【出演者プロフィール】
横田大輔(よこた・だいすけ)
1983年埼玉県生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。2008年「キャノン新世紀」佳作、2010年「第2回写真1_WALL 展」グランプリ受賞。「Unseen Photo Fair」(アムステルダム)や「Paris Photo」をはじめとする海外のアートフェアにも参加。2013年「Unseen Photo Fair」において「The Outset I Unseen Exhibition Fund」初の受賞者となり、 2014年5月にはFoam写真美術館(アムステルダム)にて個展を開催、作品が同美術館にコレクションされる。同年、写真集『VERTIGO』が、「Aperture Foundation PhotoBook Awards」にノミネート。2015年、ボ ストン美術館で開催される日本写真のグループ展 「In the Wake Japanese Photographers Respond to 3/11」に参加、同年「Photo London」においてJohn Kobal Residency Awardを受賞。2016年にFoam Paul Huf Awordを受賞する。また、同年7月に開催されるRencontres d’ArlesにてDiscovery Awardを決める展示に参加。
山峰潤也(やまみね・じゅんや)
1983年生まれ。水戸芸術館現代美術センター学芸員。東京都写真美術館・恵比寿映像祭、金沢21世紀美術館をへて2016年8月より現職。
岩渕貞哉(いわぶち・ていや)
『美術手帖』編集長。1975年生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。2002年から『美術手帖』編集部に在籍、2008年より現職。2015年に立ち上げた、『美術手帖 国際版』およびアートニュースサイト「bitecho[ビテチョー]」の編集長も務める。
牧信太郎(まき・しんたろう)
1978年京都市生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。編集者。『美術手帖』コントリビューティング・エディター。主にアートや現代写真の分野の仕事。過去には、写真雑誌『IMA』の編集やオペラシティアートギャラリーでのRyan Mcginley「Body Loud」展のカタログなどの編集協力など。
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2016/09/18 Sun -
横田大輔×山峰潤也×岩渕貞哉×牧信太郎
「新しい写真の存在論に向けて」
『美術手帖9月号 #photograph』(美術出版社)刊行記念
- 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/19 Sat 滝口悠生×佐々木敦
「ことばの即興力
ーーいかに書き進めていくか?」
『「書くこと」の哲学 ことばの再履修』
(講談社)刊行&重版記念 - 07/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『怪談』を3ヶ月かけてじっくりと読む - 07/21 Mon 沢山遼×山本浩貴×岩渕貞哉
「岡﨑乾二郎、そしてモダニズムをいま、考える」
『美術手帖 2025年7月号 特集「岡﨑乾二郎」』(美術出版社)刊行記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 07/31 Thu 奥田知志×永井玲衣
「わたしたちの社会はさみしいのか?」
『わたしがいる あなたがいる なんとかなる 「希望のまち」のつくりかた』(西日本新聞社)刊行記念 - 08/03 Sun 今野晴貴×内田良 「残業代、請求できます!部活、なくなります!激変する学校教育の今」『教育現場における「定額働かせ放題」の終焉』(堀之内出版)刊行記念
- 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/06 Wed 金子玲介×長井短
「同時代を生きる、書き手たち」
『流星と吐き気』(講談社)刊行記念 - 08/07 Thu 旦木瑞穂×古田雄介
「親の介護 する? しない?」
『しなくていい介護』(朝日新聞出版)刊行記念 - 08/09 Sat 桜林直子×植本一子
「少しだけ、違う視点を手に入れる」
『つまり“生きづらい”ってなんなのさ?』(光文社)
『ここは安心安全な場所』W刊行記念 - 08/10 Sun 高田漣×いとうせいこう
「サンプリングする小説、オルタナティブな文学」
『街の彼方の空遠く』(河出書房新社)刊行記念 - 08/11 Mon 豊﨑由美×宇野和美
第94回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/18 Mon 青山美智子×新井見枝香
「スイート&ビター。だから人生は美味」
『チョコレート・ピース』(マガジンハウス)刊行記念 - 08/30 Sat コナリミサト×武田真治
「スナックバブル in B&B」
『凪のお暇』(秋田書店)完結・12巻刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念