セーヌ川にかかる橋、南国の「珊瑚の海」、ヒマラヤの麓など、思い出の地での散骨をはじめ、愛する故人を想いながら、軽やかに生き続ける5組の家族や友人たちを描いた傑作ノンフィクション『晴れたら空に骨まいて』。
その刊行を記念して、著者の川内有緒さんと装丁家の矢萩多聞さんをお迎えし、トーク&サイン会を開催いたします。矢萩さんは、『晴れたら空に骨まいて』の装丁を手掛けられたほか、本書の5章にも登場されます。
川内さんは、お父さんの遺骨を故郷の海に、矢萩さんは、友人の遺骨をインドの川に撒かれた経験があります。そんなおふたりに、ご自身の散骨のエピソードや本作りの際の裏話などたっぷり語っていただきます。
また、10代のころから南インドに滞在し、『たもんのインドだもん』を刊行された矢萩さんに、日本とインドの死生観の違いについてもお話しいただきます。イベントの最後には、おふたりのサイン会もございますので、ぜひご参加ください!
【出演者プロフィール】
川内有緒(かわうち・ありお)
ノンフィクション作家。東京生まれ。日本大学芸術学部卒業。ジョージタウン大学にて修士号を取得。コンサルティング会社やシンクタンクに勤務し、その合間に南米やアジアの少数民族を訪ねた旅の記録などを雑誌に発表。2004年からパリの国連機関に5年半勤務したあと、フリーのもの書きに。現在は、書籍、コラムやルポを書くかたわら、アートや音楽イベントの企画にも関わり、アート・スペース「山小屋」を運営。14年、『バウルを探して』で新田次郎文学賞を受賞。ほか著書に『パリでメシを食う。』『パリの国連で夢を食う。』がある。
矢萩多聞(やはぎ・たもん)
装丁家。横浜生まれ。9歳のとき、はじめてネパールを訪れてから、毎年インド・ネパールを旅する。中学1年生で学校に行くのをやめ、ペンによる細密画を描きはじめる。1995年から、南インドと日本を半年ごとに往復し、銀座、横浜などで個展を開催。2002年、対談本『インド・まるごと多聞典』を刊行。このころから本づくりの仕事をはじめ、これまでに400冊を超える本をてがける。ほか著書に『偶然の装丁家』『たもんのインドだもん』がある。
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2016/12/09 Fri -
川内有緒×矢萩多聞
「自由に生きて、自由に死んで、自由に見送ろう。」
『晴れたら空に骨まいて』(ポプラ社)
『たもんのインドだもん』(ミシマ社)刊行記念
- 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/19 Sat 滝口悠生×佐々木敦
「ことばの即興力
ーーいかに書き進めていくか?」
『「書くこと」の哲学 ことばの再履修』
(講談社)刊行&重版記念 - 07/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『怪談』を3ヶ月かけてじっくりと読む - 07/21 Mon 沢山遼×山本浩貴×岩渕貞哉
「岡﨑乾二郎、そしてモダニズムをいま、考える」
『美術手帖 2025年7月号 特集「岡﨑乾二郎」』(美術出版社)刊行記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 07/31 Thu 奥田知志×永井玲衣
「わたしたちの社会はさみしいのか?」
『わたしがいる あなたがいる なんとかなる 「希望のまち」のつくりかた』(西日本新聞社)刊行記念 - 08/03 Sun 今野晴貴×内田良 「残業代、請求できます!部活、なくなります!激変する学校教育の今」『教育現場における「定額働かせ放題」の終焉』(堀之内出版)刊行記念
- 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/06 Wed 金子玲介×長井短
「同時代を生きる、書き手たち」
『流星と吐き気』(講談社)刊行記念 - 08/07 Thu 旦木瑞穂×古田雄介
「親の介護 する? しない?」
『しなくていい介護』(朝日新聞出版)刊行記念 - 08/09 Sat 桜林直子×植本一子
「少しだけ、違う視点を手に入れる」
『つまり“生きづらい”ってなんなのさ?』(光文社)
『ここは安心安全な場所』W刊行記念 - 08/10 Sun 高田漣×いとうせいこう
「サンプリングする小説、オルタナティブな文学」
『街の彼方の空遠く』(河出書房新社)刊行記念 - 08/11 Mon 豊﨑由美×宇野和美
第94回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/18 Mon 青山美智子×新井見枝香
「スイート&ビター。だから人生は美味」
『チョコレート・ピース』(マガジンハウス)刊行記念 - 08/28 Thu フウ×稲垣えみ子
「とりあえず行って住んでみた 〜ヨルダンとフランスで生活体験」
『ヨルダンの本屋に住んでみた』(産業編集センター)刊行記念 - 08/30 Sat コナリミサト×武田真治
「スナックバブル in B&B」
『凪のお暇』(秋田書店)完結・12巻刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念