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時空とジャンルを超えたアンソロジー集『小説の家』の刊行を記念して、すごいイベントを開催します。
参加作家の長嶋有さん、装丁を担当した名久井直子さん、本書収録の論考の執筆者栗原裕一郎さん、それにゲストとしてブルボン小林さん(長嶋さんによる二役ですが)を迎え、クリスマスイブの前日にふさわしい、またとない、とんでもない、見逃せない、たのしい、おもしろいスペシャルなトークイベントです。
イベントの前半は、名久井さんと長嶋さんによる《名久井直子が全部しゃべっちゃうヨ!長嶋有の本、総括》をやります。
ブックデザイナー・名久井直子から見て長嶋有という作家はどういう存在なのか。とことん語り合っていただきます。長嶋さんがもっとも恐れる相手、名久井さんとのトークには、本を読むための様々なヒントが隠されていることでしょう。『パラレル』(2004)から始まる二人のタッグの全貌を、ご本人の口から聞けるチャンスでもあります。
後半は、栗原さんとブルボンさんによる《お待ちかね!2016年の世相を斬るド!》です。
おべっかを言わず、徒党を組まず鋼鉄の魂を持っている男だがシャイな評論家・栗原裕一郎と、洞察のみで現代に迫って16年、長嶋有よりもデビューが早い気鋭のコラムニスト・ブルボン小林による初の対談です。今年の1月から12月まで、それぞれの心を揺さぶったネタを持ち寄って語りつくします。「ちょうど2016年を振り返りたいと思っていたところなんだ」というそこのあなた!見逃すことはできませんよ。もしかしたら来年の予想もあるかもしれません。
最後には、ナマで『小説の家』の奥付に著者検印をする〝ハンコおし会〟もやります。
飛び入りゲストもあるかも!?
どんどん予約なさってください。
福永より
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長嶋有
1972年生まれ。「サイドカーに犬」で文學界新人賞を受賞し、デビュー。2作目の「猛スピードで母は」で芥川賞、『夕子ちゃんの近道』で大江健三郎賞、今年デビュー15周年記念作品『三の隣は五号室』を刊行、谷崎賞を受賞した。『タンノイのエジンバラ』、『ねたあとに』、『佐渡の三人』、『問いのない答え』、『愛のようだ』など名作多数。『小説の家』には漫画「フキンシンちゃん」を収録。
名久井直子
1976年生まれ。ブックデザイナーとしてデビュー2年目に長嶋有『パラレル』(文藝春秋)の装丁を担当。以後、文芸、美術、漫画、絵本とジャンルを問わず本のデザインに携わる。著書『ブックデザイナー・名久井直子が訪ねる 紙ものづくりの現場から』は現在も『デザインのひきだし』に好評連載中。『小説の家』では初出時にバラバラだった短編群とそのアートワークを見事に一冊に束ねた。
栗原裕一郎
1965年生まれ。緻密な調査と果敢な冒険心で誰もが避けていた「盗作」の世界を分析、踏破した『〈盗作〉の文学史』で日本推理作家協会評論その他部門を受賞。主な共著に『村上春樹を音楽で読み解く』、『本当の経済の話をしよう』、『石原慎太郎を読んでみた』、12月1日に文庫化される『バンド臨終図巻』など。『小説の家』では元ネタである1958年の「美術手帖」掲載の〈小説〉10作を調べ上げ論考を執筆、屋台骨を支える。ニコニコ生放送の芥川賞直木賞番組の解説者としても人気を博す。
ブルボン小林
1972年生まれ。「ブルボン小林の末端通信」でデビュー(のちにカッパブックスより書籍化)。ゲームを知らなくても面白いゲーム批評『ジュ・ゲーム・モア・モン・プリュ』、スマッシュヒットを飛ばした『ぐっとくる題名』、現在も週刊文春で連載中の『マンガホニャララ』など。今年は聖飢魔Ⅱのデーモン閣下へのマニアックなロングインタビューhttp://www.excite.co.jp/News/reviewmusic/20160618/E1466143384217.htmlで話題をさらった。
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2016/12/23 Fri -
名久井直子×長嶋有
×栗原裕一郎×ブルボン小林
「長嶋有と名久井直子と栗原裕一郎とブルボン小林のクリスマスの夕べ」
『小説の家』(新潮社)刊行記念!
- 02/02 Thu 西田亮介×丹羽充×谷憲一
「『監査文化の人類学』をどう読むか」
『監査文化の人類学』(水声社)刊行記念 - 02/03 Fri 朝日順子×藤本国彦
「ビートルズはインドで何と出会ったのか?」
『インドとビートルズ』(青土社)刊行記念 - 02/04 Sat 高島鈴
「一人称からはじめる蜂起」読書会/第2回
『布団の中から蜂起せよ』(人文書院)刊行記念 - 02/06 Mon 高野光太郎×篠原かをり
「ウォンバット研究者、数奇な人生を語る」
『ウォンバットのうんちはなぜ、四角いのか?』(晶文社)刊行記念 - 02/07 Tue 杉山恒太郎×山口周×河尻享一
「杉山恒太郎、広告ビジネスの現在、過去、未来を語る」
『広告の仕事』(光文社)『世界を変えたブランド広告』(日経BP)W刊行記念 - 02/09 Thu 妹尾昌俊×工藤祥子×堀潤
「先生を、死なせない。——教育現場の過労死等を防ぐために」
『先生を、死なせない。』(教育開発研究所)刊行記念 - 02/10 Fri 髭男爵ひぐち君×萩原弘基×栁佐織
「髭男爵ひぐち君の語る日本ワインサロン×塩山洋酒醸造×LIFE with WINE」
『髭男爵ひぐち君の語る日本ワインサロン』(三栄書房)刊行記念 - 02/13 Mon 鈴木涼美×原カントくん
「臨時営業『鈴木涼美のBISTRO LOVIN’』リターンズ」
『グレイスレス』
『8cmヒールのニュースショー』刊行記念 - 02/15 Wed 新井高子×清岡智比古×小島敬太
×管啓次郎×田野倉康一×坪井秀人
「「朔太郎と歩く」詩と歌の夕べ」
『朔太郎と歩く』(明治大学総合芸術系)刊行記念 - 02/16 Thu 太田靖久×友田とん×碇雪恵×竹田信弥
「ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む〜3人のアフタースクール〜」
『ふたりのアフタースクール〜ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(双子のライオン堂)刊行記念 - 02/17 Fri 庄子寛之×西岡壱誠
「これからの時代を生きる子に必要な力」
『子どもが伸びる「待ち上手」な親の習慣』
『それでも僕は東大に合格したかった』
『東大独学』トリプル刊行記念 - 02/18 Sat 豊﨑由美×若島正
第80回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 02/19 Sun 小野貴也×北野唯我
「社会課題の解決はサステナビリティと両立できるのか」
『社会を変えるスタートアップ』(光文社新書)刊行記念 - 02/21 Tue 平岩壮悟×大林寛×中村将大
「ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』のよみかた」
『ダイアローグ』(アダチプレス)刊行記念 - 02/22 Wed 金澤寿和×福田直木
「ライトメロウなプレミアムAORの夜」
『AORライトメロウ プレミアム 02 ゴールデン・エラ 1976-1983』(シンコーミュージック・エンタテイメント)刊行記念 - 02/23 Thu 細川美和子×小国士朗×近山知史
「当事者を越えて、伝える力」 - 02/24 Fri サエキけんぞう×篠原章
「はっぴいえんどとは何だったのか?」
『はっぴいえんどの原像』(リットーミュージック)刊行記念 - 02/25 Sat 西寺郷太×伊賀大介×原カントくん
「復活!『いごかんトリオ』(伊賀大介・西寺郷太・原カントくん)1990年代の音楽、ファッション、そして下北沢を語る」
『90’s ナインティーズ』(文藝春秋)刊行記念 - 02/26 Sun 武田砂鉄×高瀬隼子
「「父/母ではない」立場から書くということ」
『父ではありませんが 第三者として考える』
(集英社)刊行記念 - 03/01 Wed 岸本佐知子×柴崎友香×辻本力
「雑談の続き」
『失われた“雑談”を求めて』(タバブックス)刊行記念