『オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す』の著書でも知られる、作家の三砂ちづるさんの新刊『女たちが、なにか、おかしい おせっかい宣言』が昨年末、ミシマ社から発売されました。
同書は、 恋愛しない男女、不機嫌な夫婦、見失われる人間の本能に活を入れ、若者の可能性や、受け継ぎたい知恵、外国で見つけた希望の芽を言祝ぎ、現代の悩める男女に厳しくも温かく語りかける一冊です。
そこで、同書の刊行を記念して、著者の三砂ちづるさんをB&Bにお招きして、トークイベントを開催します。ゲストは、能楽師の安田登さん。
安田登さんは、能楽師として活躍されるかたわら、著作の『イナンナの冥界下り』では、世界最古の神話『イナンナの冥界下り』を読み解きながら、古代の女性がもっていた力が、「心」の副作用で行き詰まる現代から脱却するヒントになるのではないかと語ります。
今回「初」となるお二人の対談では、古今東西のさまざまな例を元に、女性の心と身体にいま何が起きているのか、そして「女の力」をどう取り戻せばよいのか、お二人ならではの視点で語っていただく予定です。
お楽しみに!
【出演者プロフィール】
三砂ちづる(みさご・ちづる)
1958年山口県光市生まれ。兵庫県西宮市で育つ。疫学者・作家。京都薬科大学卒、ロンドン大学PhD.(疫学)。現在、津田塾大学国際関係学科教授。専門は母子保健分野の疫学。女性の身体性、性と生殖のありよう、身体に関わる知恵の伝承についての研究にも取り組む。身体意識、身体能力開発について高岡英夫に師事。著書に『オニババ化する女たち』(光文社新書)、『月の小屋』(毎日新聞出版)、「太陽と月の物語」(春秋社)、「五感を育てるおむつなし育児」(主婦の友社)、『女が女になること』(藤原書店)、『女たちがなにかおかしい』(ミシマ社)など多数。共著に吉本ばなな氏との『女子の遺伝子』(亜紀書房)、渡辺京二氏との『女子学生、渡辺京二に会いにいく』(亜紀書房・文春文庫)など多数。訳書にパウロ・フレイレ『新訳 被抑圧者の教育学』、編著に『赤ちゃんにおむつはいらない』(勁草書房)などがある。
安田登(やすだ・のぼる)
1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。高校教師をしていた二五歳のときに能に出会い、鏑木岑男師に弟子入り。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。また、公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種ワークショップも開催している。著書に『能に学ぶ「和」の呼吸法』(祥伝社)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。』『身体感覚で「芭蕉」を読みなおす。』(以上、春秋社)、『身体能力を高める「和の所作」』『異界を旅する能 ワキという存在』(以上、ちくま文庫)、『あわいの力』『イナンナの冥界下り』(以上、ミシマ社)など多数。
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2017/02/23 Thu -
三砂ちづる×安田登
「不安を抱える女性たちへ ~女の力、どう取り戻す?」
『女たちが、なにか、おかしい おせっかい宣言』(ミシマ社)刊行記念
- 12/02 Sat 西田善太×新谷学×河瀬大作×菅付雅信
「メディアとクリエイターのこれから2」
編集スパルタ塾番外編 - 12/03 Sun けんご×くう
「今年の読書を振り返ろう!
2023年推し小説会議」 - 12/04 Mon 藤本国彦×奥田祐士
「ロックの未来を変えた年、1966年。ビートルズに何が起きたのか」
『ビートルズ‛66』(DU BOOKS)刊行記念 - 12/04 Mon 猫塚義夫×清末愛砂
「平和的生存権を実現させるために」
『平和に生きる権利は国境を超える』(あけび書房)刊行記念 - 12/05 Tue 野口武悟×谷口大河
「読書の自由を、誰にでも〜読書バリアフリーの世界」
『読書バリアフリーの世界』(三和書籍)刊行記念 - 12/06 Wed 麻田江里子×柴山浩紀×竹田純(困ってる人文編集者の会)
「困ってる編集者の忘年会」
『おてあげ 第2号』(ZINE)
刊行記念イベント - 12/07 Thu 春日武彦×柴崎友香×穂村弘×辻本力
「“怖い”を語らう」
『恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで』(中央公論新社)刊行記念 - 12/08 Fri 熱田敬子×宮﨑浩一×西岡真由美
「いま男性の性暴力被害について、わたしたちは何を語るべきか」
『男性の性暴力被害』(集英社)刊行記念 - 12/09 Sat 山本高樹×川内イオ
「ラダックに行けば、Aal Izz Well!!」
『ラダック旅遊大全』(雷鳥社)刊行記念 - 12/10 Sun 荻上チキ×永田夏来
「倫理と規範のDIY」
『もう一人、誰かを好きになったとき―ポリアモリーのリアル―』(新潮社)刊行記念 - 12/11 Mon 平井莉生×村上由鶴
「フェミニストって言っていいの? 会議」
『女性たちの声は、ヒットチャートの外に』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念 - 12/14 Thu \\文芸好きさん大集合//
藤谷治×田中和生×仲俣暁生×倉本さおり
フィクショネス文学の教室 in 本屋B&B
〜2023年末番外編〜 - 12/15 Fri 布施琳太郎×下西風澄
「”目的”を探して——人工知能の時代に書くこと」
『涙のカタログ』(パルコ出版)
『ラブレターの書き方』(晶文社)W刊行記念 - 12/16 Sat 宮田愛萌×渡辺祐真/スケザネ
「ぶくぶくラジオ 出張版
〜#ぶくぶく忘年会2023〜」
『Podcast Weekend 2023 Winter』開催記念 - 12/17 Sun 栩木伸明×佐藤良明
「ソングの歌詞は文学である
――ディランとサイモンの「ソングの哲学」を探る」
『ポール・サイモン全詞集 1964-2016』
『ポール・サイモン全詞集を読む』
(国書刊行会)刊行記念 - 12/18 Mon MEISO(a.k.a. 外人21瞑想)×ダースレイダー
「英語と日本語、そしてラップのはざまで」
『HIP HOP ENGLISH MASTER
ラップで上達する英語音読レッスン』(Gakken)刊行記念 - 12/19 Tue 関亜弓×重藤暁
「やっぱりかわいそう? 歌舞伎の中の女性たち」
『ヒロインはいつも泣いている』(淡交社)刊行記念 - 12/20 Wed 中村淳彦×澤奈緒
「“東京貧困女子。”から紐解く現代の孤独と社会の不条理」
『東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』(東洋経済新報社)ドラマ化記念 - 12/21 Thu 青本柚紀×imdkm×海野林太郎×和田信一郎(s.h.i)
「長谷川白紙を語ろう!」
『ユリイカ2023年12月号 特集=長谷川白紙』(青土社)刊行記念 - 12/22 Fri ミン・ジヒョン×加藤慧×原田里美×舟喜さとみ
「最高で最善の恋愛?! 〜韓国文学と韓国ドラマから〜」
『』(新潮社)刊行記念-duplicate-1 - 12/23 Sat 第85回「読んでいいとも!ガイブンの輪」 年末特別企画
オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球 vol.12 - 12/25 Mon 金井良太×渡辺正峰
「AIの意識と人の意識」
『AIに意識は生まれるか』(イースト・プレス)刊行記念 - 12/28 Thu 風間暁×星野概念
「それでも、サバイブするために」
『専門家と回復者に聞く 学校で教えてくれない本当の依存症』
(合同出版)刊行記念イベント