かもめブックスの経営や校閲の鴎来堂、はては文芸の編集、デザインとなんでもこなす謎の男、柳下恭平さん。そして、「なんでもこなしすぎて節操のない」フリーライター神田桂一さん。
このふたりが、出会い、自分たちの仕事などについて、B&Bで「本音で」語り合います。
以下、おふたりからのメッセージです。
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■こんにちは、柳下です。
はじめましての皆さんに、簡単な自己紹介をすると、僕は出版業界で校閲という仕事をしてきました。校閲というのは、文章が世の中に出る前に間違いの可能性を見つける仕事ですから、僕のプロフェッショナルは、書くことではなく、読むことにあります。
だからこれまで、ずっとずっと、たくさんの文章を読んできました。もちろん、すべての文章を読めるわけもないのですが、それでも、たくさんの文章を。
そんな僕には、東京で活躍する若い男の書き手で二人、気になる子たちがいます。
ひとりは『WIRED』誌で活躍する石神(俊大)くん。彼の感受性と少しセンチメンタルな文章は、インプットとアウトプットの質感がたまらない。彼は街場の文体で、夜をウロウロする感じ。
そして、もう一人が今回のイベントの主役の神田くんです。
石神くんとはまったく違うスタイルですが、タイムラインでも、誌面でも、のびのびと世界を恨んでいる感じがキッチュ。IQは高めで偏差値は低めに設定された、そんな、一周まわったサーカズムを素直に笑うのは難しいけれど、そこが、とてもいい。
そんな神田くんとゆっくり話すのがとても楽しみです。
■こんにちは、ライターの神田です。
柳下さんとは、台湾の台中という都市のイケてるギャラリーで偶然会いました。
そこに佇む柳下さんもイケてる人でした。夜、みんなで飲んだのですが、お昼のテンションの高さとお酒を飲んだときのテンションの高さが変わらなかったので、いつもフルテンションなんだなと思いました。そんな柳下さんと対談をするのがとても楽しみです。
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どんな話になるのか、予測不能の2時間、お楽しみに!
【出演者プロフィール】
柳下恭平(やなした・きょうへい)
校閲者・書店員。
神田桂一(かんだ・けいいち)
フリーライター・編集者。一般企業に勤めたのち、週刊誌『FLASH』の記者に。その後フリー。雑誌は『ポパイ』『ケトル』『スペクテイター』『クイックジャパン』『TRANSIT』などカルチャー誌を中心に活動中。近刊は『お〜い、丼』(ちくま文庫)、現在、新刊を絶賛執筆中。
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2017/03/14 Tue -
柳下恭平×神田桂一
「公開対談『柳下恭平/神田桂一って何者だ?』」
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念