チェコ・ノワールのイジー・クラトフヴィル『約束』(阿部賢一訳、河出書房新社、2017年)、そして、軽やかなユーモアで世の荒波をくぐり抜ける詩人平田俊子によるエッセイ集『低反発枕草子』(幻戯書房、2017年)が刊行されました。
まったく異なるジャンルの二冊の本ですが、遠く隔たったものを近づけてみると何か見えるはず、という想いから、訳者の阿部賢一と詩人の平田俊子が、本のこと、日常のこと、地下室のこと、枕のことをしゃべります。
【出演者プロフィール】
阿部賢一(あべ・けんいち)
1972年、東京・新宿のお菓子屋に生まれる。東京大学准教授、翻訳家。チェコの文学の翻訳をする一方で、プラハのシュルレアリスムの研究などに勤しんでいる。著書に『イジー・コラーシュの詩学』『複数形のプラハ』、共編著に『バッカナリア 酒と文学の饗宴』、訳書にボフミル・フラバル『わたしは英国王に給仕した』『剃髪式』、ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』『黄金時代』、パヴェル・ブリッチ『夜な夜な天使は舞い降りる』、パトリク・オウジェドニーク『エウロペアナ 20世紀史概説』(共訳、第一回日本翻訳大賞受賞)などがある。
平田俊子(ひらた・としこ)
1955年、島根県生まれ。詩人。83年「鼻茸について」その他の詩篇で現代詩新人賞受賞。84年の第一詩集『ラッキョウの恩返し』で注目される。詩集『ターミナル』で晩翠賞。戯曲「甘い傷」で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞。詩集『詩七日』で萩原朔太郎賞。小説『二人乗り』で野間文芸新人賞。詩集『戯れ言の自由』で紫式部文学賞。ほか詩集に『(お)もろい夫婦』『宝物』、小説に『ピアノ・サンド』『私の赤くて柔らかな部分』『スロープ』、戯曲集に『開運ラジオ』、エッセイ集に『きのうの雫』『スバらしきバス』などがある。
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2017/04/08 Sat -
阿部賢一×平田俊子
「地下室の枕は低反発か?」
『約束』(河出書房新社)
『低反発枕草子』(幻戯書房)W刊行記念
- 10/24 Thu 西尾美也×青田麻未
「日常から哲学すること、つくりだすこと」
『装いは内破する』(左右社)
『「ふつうの暮らし」を美学する』(光文社)刊行記念 - 10/28 Mon 小峰ひずみ×雨宮処凛
「今の日本社会を敢えて“悪口”で語ろう」
『悪口論』(百万年書房)
『難民・移民のわたしたち』(河出書房新社)W刊行記念 - 10/30 Wed 阿部幸大×柴田元幸
「柴田ゼミから学術論文へ──読む、訳す、論じる」
『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(光文社)『英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方』(研究社)W刊行記念 - 10/31 Thu 【ぼる塾】酒寄希望×田辺智加
「『田辺の和室』出張トーク」
『酒寄さんのぼる塾晴天!』(発行:ヨシモトブックス/発売:ワニブックス)刊行記念 - 11/01 Fri 井手康喬×松永光弘
「伝え方の考え方」
『伝え方図鑑』(SBクリエイティブ)刊行記念 - 11/03 Sun 川上康則×鴻上尚史
「正解のない問いを考える時代をどう生きるか」
『教師の流儀』(エンパワメント研究所)刊行記念 - 11/07 Thu 大平一枝×原田ひ香
「愛する定食屋を“書く”という仕事」
『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社)
『あさ酒』(祥伝社)W刊行記念 - 11/08 Fri さいきまこ×石田月美
「性被害から子どもを守るには」
『言えないことをしたのは誰?』(現代書館) - 11/09 Sat 永冨真梨×大和田俊之×高田漣
「あなたの知らないカントリー音楽の世界」
『カントリー・ミュージックの地殻変動──多様な物語り』(河出書房新社)刊行記念 - 11/10 Sun 田房永子×西井開「わたしとぼくの凶暴性と粘着性」 『女40代はおそろしい 夫より稼いでたら、家に居場所がなくなりました』(幻冬舎)刊行記念
- 11/13 Wed キニマンス塚本ニキ×ラブリーサマーちゃん
「世界をちょっとよくする? <ニキ・サマ>トークセッション」
『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』(学研)刊行記念 - 11/14 Thu AK壱乃×坂田ミギー
「大人になって、ますます楽しい!オタ活の楽しみを語る会」
『交換日記がおわっても』(KADOKAWA)刊行記念 - 11/15 Fri ジェーン・スー×桜林直子
『過去の握力 未来の浮力』出版記念
「となりの雑談」トークイベント - 11/16 Sat 永井玲衣×惠愛由×井上花月
「記憶と記録がもたらすケア」by Candlelight - 11/18 Mon 青木彬× 白石正明
「無くなった右足から考えたケアとアートのこと」
『幻肢痛日記』(河出書房新社)刊行記念 - 11/19 Tue 仙波希望×卯城竜太×松田修
「広島、都市とアート、もしくは平和とスラムを問う」
『ありふれた〈平和都市〉の解体——広島をめぐる空間論的探求』(以文社)刊行記念 - 11/21 Thu 吉川公ニ×森真紀×住谷知厚
「伝える広報から伝わる広報へ 広報の心とは何か。」
『広報の心』(理工図書)刊行記念 - 11/22 Fri チョ・イェウン×三宅香帆
「新感覚ホラー小説を通じて見る、日韓の文学現在地」
『カクテル、ラブ、ゾンビ』(かんき出版)刊行記念 - 11/23 Sat 一穂ミチ×高瀬隼子
「これからの恋愛のかたち」
『恋とか愛とかやさしさなら』(小学館)
『新しい恋愛』(講談社)W刊行記念 - 12/05 Thu 和嶋慎治×志村つくね「僕の作詞作法——バンド生活三十五年によせて」『無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集』(百年舎)刊行記念
- 12/14 Sat きださおり×梨×松澤茂信×小野寺正人 「What shall we do here? この場所で何するナイト」