腐敗し動作が緩慢な近代ゾンビから、俊敏で理性ある21世紀ゾンビ、そして、キュートで人間と共存可能な美少女ゾンビへ。
映画、ゲーム、マンガ、アニメなど、いたるところに立ち現れ、増殖し、変容し続けるゾンビたち。
一体それは、何の予兆なのでしょうか?
新旧ゾンビ作品を総覧し、異質な存在への「防御壁」を構築せずにはいられない、人類の二項対立的思考を突破するための可能性を美少女ゾンビに見出す『新世紀ゾンビ論:ゾンビとは、あなたであり、わたしである』(筑摩書房)の著者にして、SF・文芸評論家の藤田直哉さん。
国際政治における21世紀型の脅威のメタファーとしてゾンビを捉え、国際関係論の基礎を説き、読書人の話題をさらったドレズナー『ゾンビ襲来:国際政治理論で、その日に備える』(白水社)の訳者にして、法哲学者の谷口功一さん。
今回、『新世紀ゾンビ論:ゾンビとは、あなたであり、わたしである』(筑摩書房)の刊行を記念して、このお二人をB&Bにお迎えしたトークイベントを開催いたします。
ゾンビをめぐり、とことん語り合う120分です! 乞う、ご期待!
【出演者プロフィール】
藤田直哉(ふじた・なおや)
1983年生まれ。SF・文芸評論家。東京工業大学社会理工学研究科価値システム専攻修了。博士(学術)。単著に『虚構内存在:筒井康隆と〈新しい《生》の次元〉』、『シン・ゴジラ論』(いずれも作品社)、共著に『3・11の未来:日本・SF・創造力』(作品社)、『東日本大震災後文学論』『21世紀探偵小説:ポスト新本格と論理の崩壊』『ポストヒューマニティーズ:伊藤計劃以後のSF』(いずれも南雲堂)、『文化亡国論』(笠井潔との対談、響文社)、『地域アート:美学/制度/日本』(堀之内出版)などがある。
谷口功一(たにぐち・こういち)
1973年生まれ。法哲学者。首都大学東京教授。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。単著に『ショッピングモールの法哲学:市場、共同体、そして徳 』(白水社)がある。共著に『成長なき時代の「国家」を構想する―経済政策のオルタナティヴ・ヴィジョン』(中野剛志編 ナカニシヤ出版)が、訳書にダニエル・ドレズナー『ゾンビ襲来――国際政治理論で、その日に備える』(白水社)などがある。
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2017/04/10 Mon -
藤田直哉×谷口功一
「ゾンビ・ナイト! 〜ロメロ「ゾンビ」から美少女ゾンビまで語り倒す120分」
『新世紀ゾンビ論:ゾンビとは、あなたであり、わたしである』(筑摩書房)刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念