和歌山県田辺市で毎年11月に開催されている「田辺・弁慶映画祭」。
今年で11回目を迎えるこの映画祭のコンペティションからは、『モヒカン故郷に帰る』の沖田修一監督、『退屈な日々にさようならを』の今泉力哉監督、『PARKS パークス』の瀬田なつき監督、『グッド・ストライプス』の岨手由貴子監督等々、日本映画の将来を担う有望な若手たちが、次々と羽ばたきました。
「田辺・弁慶映画祭」は、今や「インディーズ映画の登龍門」! 「田辺・弁慶映画祭」出身の監督たちを指して、“田辺系”という言葉も生まれています。
この映画祭の大きな特徴として挙げられるのが、入賞作品に東京のテアトル新宿、大阪のシネ・リーブル梅田での“上映権”が与えられること。
今年は4月29日(土・祝)から3週間、昨年の「第10回田辺・弁慶映画祭」で入賞した3人の監督たちの特集上映「田辺・弁慶セレクション2017」が開催されます。
またそれに引き続いて5/20(土)からは同じくテアトル新宿で、昨年「田辺・弁慶映画祭」が「第10回」を迎えたのを記念して製作された映画『ポエトリーエンジェル』が公開されます。
そこで、今回は前夜祭として、「第10回」入賞作品の監督3名に加えて、その主演者たち、さらには『ポエトリーエンジェル』監督をB&Bに召集!!
日本映画の未来を担う、新進気鋭の“田辺系”映画人たちとの熱いトーク! 決してお見逃しなく!
【出演者プロフィール】
塚田万理奈(つかだ・まりな)
「第10回田辺・弁慶映画祭」弁慶グランプリ・映検審査員賞・市民賞・女優賞 受賞作品『空(カラ)の味』監督。1991年長野県長野市出身。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。 卒業制作『還るばしょ』が「第36回ひあフィルムフェスティバル」入選、「第8回田辺・弁慶映画祭」で文化通信社賞受賞はじめ多数の映画祭にて入選、受賞。 卒業後、東京を拠点にアルバイトをしつつ、自身の経験をもとに制作した自主映画『空(カラ)の味』が、「第10回田辺・弁慶映画祭」で弁慶グランプリ・市民賞・映検審査員賞・女優賞の四冠を受賞したほか、各地の映画祭で多数の表彰を受けた。
堀春菜(ほり・はるな)
「第10回田辺・弁慶映画祭」弁慶グランプリ・映検審査員賞・市民賞・女優賞 受賞作品『空(カラ)の味』主演。俳優。1997年3月17日、神奈川県生まれ。 2014年、映画『ガンバレとかうるせぇ』(佐藤快磨監督)主演で映画デビュー。釜山国際映画祭での上映をはじめ、国内外の映画祭で賞を受賞。その後も『time』(中川駿監督)、『ぼくらのさいご』(石橋夕帆監督)に立て続けに主演として出演。 2016年は主演映画『空(カラ)の味』(塚田万理奈監督)が「第10回田辺・弁慶映画祭」で弁慶グランプリ含む4冠に輝き、女優賞も受賞。 2017年は、映画『空(カラ)の味』、YBSスペシャルドラマ『セブンティーン、北杜 夏』(冨樫森監督)、日韓合作『あなたの宇宙は大丈夫ですか?(仮)』といった主演作3本をはじめ、その他多数の出演作が公開予定。今後も映画を軸に活動の幅を拡げていく。
永山正史(ながやま・ただし)
「第10回田辺・弁慶映画祭」男優賞 受賞作品『トータスの旅』監督。1983年、神奈川県生まれ。 撮影助手としてキャリアをスタートし、現在はCMやVP等のディレクター、カメラマンとして活動中。2012年、初監督作品『飛び火』が「第34回ぴあフィルムフェスティバル」に入選。 『トータスの旅』は初の長編監督作品。
木村知貴(きむら・ともき)
「第10回田辺・弁慶映画祭」男優賞 受賞作品『トータスの旅』主演。主に映画を中心に活動中。近年の出演作品に『SHARING』(篠崎誠監督)『湯を沸かすほどの熱い愛』(中野量太監督)などがある。『トータスの旅』は長編作品としては初主演となる。
川瀬陽太(俳優)
湯舟すぴか(ゆふね・すぴか)
「第10回田辺・弁慶映画祭」男優賞 受賞作品『トータスの旅』出演。1986年生まれ、宮崎県出身。 2012年、映画のワークショップオーディションを勧められたことを機に、映像の活動を始める。以降インディペンデントから商業映画まで、フリーながら精力的に出演。 主な出演作には映画『夜があけたら』(川村清人監督)、『さよなら歌舞伎町』(廣木隆一監督)、ドラマ『ワカコ酒 season2』、『火花』などがある。 『トータスの旅』で、実質はじめてヒロインを務めることとなった。 よく芸名だと思われるが、本名。
野本梢(のもと・こずえ)
「第10回田辺・弁慶映画祭」映画.com賞 受賞作品『私は渦の底から』監督。1987年山形生まれ、埼玉育ち。学習院大学文学部卒。 スポーツジムやテレビ局で働きながらシナリオセンター、映画24区で脚本を学び、2012年よりニューシネマワークショップにて映像制作を学ぶ。その後短編映画を中心に制作を続けている。 2015年、2016年に『私は渦の底から』が「第24回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」「あいち国際女性映画祭2016」にてグランプリ、「第10回田辺・弁慶映画祭」にて映画.com賞を受賞し、日本各地のLGBT映画祭で招待上映されている。
橋本紗也加(はしもと・さやか)
「第10回田辺・弁慶映画祭」映画.com賞 受賞作品『私は渦の底から』主演。16歳で尼崎にある劇団に所属。 20歳で、上京。 上京後、actingを塩屋俊監督・ボビー中西氏・両沢和幸監督・マスターアクティングコーチtoriに師事して学ぶ。 30歳で、アクティングコーチとしての活動も平行して始める。主な出演作 <舞台> 劇団東京マハロ 両沢和幸アワー二人芝居 渋谷悠プロデュースモノローグ劇 など <映像> 藤原まき監督『あいのて』 中村さやか監督『fashion story』 渋谷悠監督『paper clane』 森の音楽隊 MV
岡村いずみ(おかむら・いずみ)
1989年12月25日生まれ。神奈川県出身。慶應義塾大学卒業後、女優としてテレビ・映画・舞台などに出演。「グーグーだって猫である」(WOWOW)、大河ドラマ「真田丸」(NHK)、「きみはペット」(フジテレビにて毎週月曜深夜に放送中)、映画:「かしこい狗は、吠えずに笑う」(第34回PFFぴあフィルムフェスティバル入選)、「新宿スワンⅡ」、「ジムノペディに乱れる」、舞台:渋谷ハチ公前「とりわける人たち」、東京マハロ「エリカな人々」、「わたしの領分」などに出演。4月よりニコ生公式無料生配信「シネマのミカタ」毎週水曜21:00~22:00日替わりMCスタート!(http://live.nicovideo.jp/watch/lv295705514)。行定勲監督「ジムノペディに乱れる」にて、第59回ブルーリボン賞 新人賞を受賞。
飯塚俊光(いいづか・としみつ)
「田辺・弁慶映画祭第10回記念製作映画」『ポエトリーエンジェル』 監督。1981年生まれ、神奈川県出身。ニューシネマワークショップで映画制作を学ぶ。 2012年、「伊参スタジオ映画祭」にて『独裁者、古賀。』がシナリオ大賞を受賞。同作を映画化し、「福岡インディペンデント映画祭2014」「PFFアワード2014」「第8回田辺弁慶映画祭」など様々な映画祭で高く評価され、15年7月から劇場公開される。また、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2014」に選出され『チキンズダイナマイト』を監督する。16年は、FILM5プロジェクト『スクラップスクラッパー』、そして『ポエトリーエンジェル』と製作が相次ぐ。
松崎まこと(まつざき・まこと)
映画活動家/放送作家。1964年東京生まれ。早大卒。 “放送作家”としては、TOKYO-MX「博士の異常な鼎談」「松嶋×町山/未公開映画を観るTV」WOWOW動画「町山智浩の映画塾」などを担当。 “映画活動家”としては、「水道橋博士のメルマ旬報」に『映画活動家日誌~“田辺系”先物買いガイド』連載、FM栃木「FRIDAY MOVIE SHOW」などラジオやTV番組、様々な映画イベント出演、楽天カードHPで配信中の“田辺系”監督4人を起用した短編動画プロデュース等々、幅広く活動。 「田辺・弁慶映画祭」には、2007年の「第1回」から参加。“映研審査員”などを経て、2014年の「第8回」からは、コンペティション部門ティーチインのMCを務める。 映画評論家松﨑健夫とのユニット“松崎ブラザーズ”の“松崎A”。
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2017/04/22 Sat -
テアトル新宿×田辺・弁慶映画祭実行委員会×松崎まこと
「最新版! “田辺系”監督&俳優大集合!! 〜田辺・弁慶映画祭セレクション2017前夜祭」
開催日時 19:00~21:00 (18:30開場)
開催場所 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 1500yen + 1 drink order
- 07/26 Fri 大石始×大石慶子×中西レモン×大原学
「ニッポン祭り見聞録」
『異界にふれる ニッポンの祭り紀行』(産業編集センター)刊行記念 - 07/27 Sat パレットーク編集部
「発信する仕事の始め方と続け方 パレットーク6周年イベント」 - 07/28 Sun 千木良悠子×松家仁之×柳澤健
「はじめて橋本治を3人で語ろう」
『はじめての橋本治論』(河出書房新社)刊行記念 - 07/29 Mon 赤坂真理×横道誠×白石正明
「“本気のごっこ”でしか助からない」
『安全に狂う方法』(医学書院)刊行記念 - 07/30 Tue 平松洋子×稲田俊輔
「料理に求めるもの、必要ないもの」
『酔いどれ卵とワイン』(文藝春秋)
『現代調理道具論』(講談社)W刊行記念 - 07/31 Wed 川村行治×赤津直紀×跡部徹×大内征×江村康子
「自分だけが知っている、
自分の街の最高なところを見つけよう」
『Q&Aで地域を再発見! 手書き地図の教科書』(学芸出版社)刊行記念 - 08/01 Thu 勅使川原真衣×堀越英美
「あなたは職場で傷ついたこと、ありますか?」
『職場で傷つく リーダーのための「傷つき」から始める組織開発』(大和書房)刊行記念 - 08/02 Fri 藤高和輝×岩川ありさ
「身体とはなにか、この“私の身体”とはなにか」
『ノット・ライク・ディス——トランスジェンダーと身体の哲学』(以文社)『バトラー入門』(筑摩書房)W刊行記念 - 08/03 Sat 古舘伊知郎×田中泰延
「瞬間は準備によってつくられる」
『伝えるための準備学』(ひろのぶと株式会社)刊行記念 - 08/04 Sun 加藤大雅×星野文月×神岡真拓
「みんなでひとりになる“書く”セルフケア ~秋田・松本・諏訪。移住した先で“一緒に”生活を見つめること~」
『取るに足らない大事なこと』(ひとりごと出版)刊行記念 - 08/05 Mon 仁尾智×片野ゆか×安村正也
「挽歌はよむと楽になる?~猫や犬であいた穴に入るかたちを考える夜」
『また猫と 猫の挽歌集』(雷鳥社)刊行記念 - 08/06 Tue 月永理絵×柴崎友香
「映画を見て、書き、そして語ること」
『酔わせる映画 ヴァカンスの朝はシードルで始まる』(春陽堂書店)刊行記念 - 08/08 Thu 爪切男×奇妙礼太郎
「あの頃に戻ったつもりで学園生活を語り尽くそう!」
『クラスメイトの女子、全員好きでした』(集英社)刊行&ドラマ化記念 - 08/09 Fri 唐澤太輔×石井匠
「粘菌×縄文 神秘の森に誘われて」
『南方熊楠と岡本太郎』(以文社)刊行記念 - 08/10 Sat 石田月美×斎藤環×吉川浩満
「『まだ、うまく眠れない』日々を抱えて我々はどう生きるか」
『まだ、うまく眠れない』(文藝春秋)刊行記念 - 08/11 Sun 雨宮ひかる×ツク之助
「ワニ・爬虫類愛を語る夜」
『ゆるワニ ビビ くちのとじかた、おしえてください』(パイ インターナショナル)
『きょうりゅうたちのあしもとで』(誠文堂新光社)W刊行記念 - 08/12 Mon 太田啓子×高井ゆと里
「「家族」に縛られる私たち、「家族」から排除される私たち」
『家族、この不条理な脚本』(大月書店)刊行記念 - 08/14 Wed 四井真治×四角大輔
「地球を再生する暮らしってなんだろう?」
『地球再生型生活記』(アノニマ・スタジオ)刊行記念 - 08/15 Thu 稲葉振一郎×竹下昌志×吉川浩満
「人間と人間以外の倫理の未来」
『宇宙・動物・資本主義──稲葉振一郎対話集』(晶文社)刊行記念 - 08/16 Fri 伊藤亜和×山口
「下北沢とコアファンと女友達」
『存在の耐えられない愛おしさ』(KADOKAWA)刊行記念 - 08/17 Sat 仲野徹×若林理砂
「西と東の医学相談所」
『医学問答』(左右社)刊行記念【東篇】 - 08/18 Sun テアトル新宿×田辺・弁慶映画祭実行委員会×松崎まこと
「今年も精鋭がズラリ! “田辺系”監督&俳優 大集合 田辺・弁慶映画祭セレクション2024前夜祭」 - 08/22 Thu 新井一樹×政池洋佑
「物語が生まれる現場から 〜創作を楽しむ秘訣を大公開!〜」
『大人になっても「書くこと」を好きでいたい君へ シナリオ・センターが伝える 14歳からの創作ノート』 (KADOKAWA)刊行記念 - 08/23 Fri ツバメアーキテクツ×連勇太朗
「ふたしかな時代から建築を語る」
『ふたしかさを生きる道具』(TOTO出版)刊行記念 - 08/24 Sat 小橋めぐみ×佐藤結
「アジアのこと。映画のこと。私のこと。」
『アジアシネマ的感性』(A PEOPLE)刊行記念 - 08/25 Sun 菅俊一×田中みゆき×水野祐
「ルールはあなたを縛るものではなく、この社会で自由に生きるためのもの?」
『ルール?本』(フィルムアート社)刊行記念 - 08/28 Wed 横道誠×藤澤千春
「回復のために本を書き、本をつくる」
『アダルトチルドレンの教科書』(晶文社)刊行記念 - 08/31 Sat つやちゃん×いとうせいこう
「『しゃべり』の最前線と未来」
『スピード・バイブス・パンチライン ラップと漫才、勝つためのしゃべり論』(アルテスパブリッシング)刊行記念 - 09/03 Tue ディスク百合おん×nakamura8cm×柴崎祐二
「8cmCDシングルでみる、平成シティポップの知られざるオブスキュアな世界!」
『短冊CDディスクガイド』(DU BOOKS)刊行記念 - 09/08 Sun 阪本佳郎×今福龍太
「群島をめぐる希求の手紙」
『シュテファン・バチウ』(コトニ社)刊行記念 - 09/09 Mon 大原扁理×ひらいめぐみ
「お金と仕事をゼロから考える」
『シン・ファイヤー』(百万年書房)刊行記念 - 10/07 Mon 松本俊彦×横道誠
「トシとマコトの公開対談ーヘイ、B&B!」
『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』(太田出版)刊行記念