「リアリストであるためには、奇跡を信じられなければならない」
──イスラエル初代大統領、ベン・グリオン
2017年に本格始動した、『WIRED』日本版が“編集”する旅行企画「WIRED REAL WORLD TOUR」。エストニア・タリン、ドイツ・ベルリンに続き、9月に行われた「イスラエル:シークレットテック & ミートアップ・ツアー」は8200部隊出身のイスラエル人企業家の案内のもと、70年前の建国時まで沙漠が大部分を占めていた、この国の深層に迫る5日間となりました。
HRシステムとしての兵役、アイデアからバイアウトに至るスタートアップの「様式」、パレスティナに計画される夢の人工島と、地中海から中東、アジアをつなぐ横断鉄道、そしてエルサレムのダイヴァーシティ……。建国から70年を経て、熱狂的ともいえるスタートアップブームに沸くイスラエルは、テックイノヴェイションをめぐる熾烈なゲームが展開されている一方で、いまなお「敵対的な隣人」に囲まれた地政学的困難のなかにあります。
イスラエルにおけるイノヴェイションは、そうした困難を生き抜くための現実的なサヴァイヴァル戦略であると同時に、苛酷な状況そのものに働きかけていくための新たな変革ツールでもあるようです。苛酷な現実に鍛えられたリアリズムのなかに、彼らは果たしてどんな未来のヴィジョンを描くのでしょうか。
9月に開催されたベルリンツアー報告会に続く今回のイヴェントでは、実際のツアー参加者が、イスラエルでの体験を語ります。司会を務めるのは、ツアーエディターの『WIRED』日本版編集長の若林恵さんと電通ビジネス・クリエーション・センターの廣田周作さん。
ツアー参加者の目にイスラエルはどう映ったのか? 彼らが見た「イスラエル」とは、いかなる国家だったのか? イスラエルの熱気に直接触れてきたツアー参加者たちの声に耳を傾けてみましょう。
【出演者プロフィール】
若林恵(わかばやし・けい)
『WIRED』日本版編集長。1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、出版社平凡社に入社。『月刊太陽』の編集部スタッフとして、日本の伝統文化から料理、建築、デザイン、文学などカルチャー全般にかかわる記事の編集に携わる。2000年にフリー編集者として独立。2011年より現職。
https://wired.jp/
廣田周作(ひろた・しゅうさく)
電通ビジネス・クリエーション・センター/cotas.jp編集長。放送局でのディレクター経験を経て、2009年に電通入社。現在、ビジネス・クリエーション・センターに所属。グローバル規模でのイノベーションリサーチを元に、企業のブランドコンサルティング、新規事業開発プロジェクトなどを手掛けている。電通モダン・コミュニケーション主宰。電通総研が運営するカルチャーメディア『cotas.jp』編集長。
http://cotas.jp/
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2017/10/31 Tue -
若林恵×廣田周作
「イスラエル・イノヴェイションのリアリズム」
WIRED REAL WORLD「イスラエル:シークレットテック & ミートアップ・ツアー」報告会
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/24 Thu 吉見俊哉×辻本達也×嶋浩一郎
「見慣れた景色をひっくり返そう」
『東京裏返し 都心・再開発編』(集英社)
『neoコーキョー 1 勝手にカウント調査をはじめよう』(松谷書房)W刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/27 Sun 中島水緒×高嶋晋一×牧信太郎
「ヒルマ・アフ・クリントをいかに語るのか?」
『美術手帖 2025年4月号・特集「ヒルマ・アフ・クリント」』(美術出版社)刊行記念 - 04/28 Mon 滝音さすけ×ナイチンゲールダンスヤス×チャンス大城×さや香・新山×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第11回公開収録 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/01 Thu 西森路代×小泉今日子
「代田のふたり 〜日本のドラマを語る夜〜」
『あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語』(303BOOKS)刊行記念 - 05/03 Sat 松本弦人×藤城里香×青山秀樹
「日本国憲法サテライト展の話をしませんか」
『日本国憲法展 feat. 黒木コレクション』開催記念 - 05/04 Sun オカヤイヅミ×絶対に終電を逃さない女×宮崎智之×辻本力
「自炊のよろこび、しんどさ、あるいはそのあわいのあれこれ」
『つくって食べる日々の話』(Pヴァイン)刊行記念 - 05/05 Mon 豊﨑由美×松永美穂
第92回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 05/06 Tue テアトル新宿×田辺・弁慶映画祭実行委員会×松崎まこと
「今年もキタ~!“田辺系”監督&俳優 大集合 田辺・弁慶映画祭セレクション2025前夜祭」 - 05/07 Wed 中沢新一×千谷慧子×三宅陽一郎
「高すぎて見えない〈思想〉の頂きへどう登る?」
『0の裏側』(コトニ社)刊行記念 - 05/08 Thu 村木祐介×谷川嘉浩×細谷潤
「地球を外から眺めると何がいいの? ~宇宙の視点を哲学する」
『宇宙から見る地球』(扶桑社)刊行記念 - 05/10 Sat 青木淳悟×町屋良平
「翻案の可能性をめぐって」
『憧れの世界――翻案小説を書く』(代わりに読む人)刊行記念 - 05/11 Sun 成川彩×四角真理子「私たちが知っている韓国について」『今さら聞けない 現代韓国の超基本』(朝日新聞出版)『折りたたむだけですぐおいしい!らくちん四角キンパ』(自由国民社)W刊行記念
- 05/14 Wed 谷頭和希×大木奈ハル子×岡本拓
「超具体!書くことで食べていくと決めた人のためのライターサバイバル講座」
『ニセコ化するニッポン』(KADOKAWA)刊行記念 - 05/16 Fri ひらいめぐみ×三好愛
「ひらめちゃんとみよしちゃん」
『ひらめちゃん』(百万年書房)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念 - 05/23 Fri 大塚ひかり×春画ール
「歴史から悪意の本質を考える 」
『悪意の日本史』(祥伝社)刊行記念 - 05/24 Sat 森本淳生×鈴木亘×藤山直樹
「人文学から見る落語/落語から見る人文学」
『落語と学問する』(水声社)刊行記念 - 05/31 Sat 白石正明×牟田都子
「ケアと校正」
『ケアと編集』(岩波書店)刊行記念