書店に若い歌人の歌集が目立つようになった昨今。
もっぱらインターネットで短歌を発表しているけれども、いつかは「歌集」にまとめてみたい、と秘かに思っているあなたにぜひ聴いていただきたい緊急イベントをB&Bで開催します。
デビューして20年、短歌の出てくる本を40冊以上つくってきた枡野浩一さん。第一歌集『猫も踏まずに』を上梓したばかりの本多真弓さん。短歌の出版社「六花書林」で多くの歌集・歌書を手がけてきた宇田川寛之さん。
宇田川さんと枡野さんは、お互いにまだ歌人でなかった大学サークル時代からの長いご縁。
本多真弓さんは「本多響乃」名義のころ「かんたん短歌Blog」(2004年〜)で枡野さんと知り合い、第一歌集『猫は踏まずに』は宇田川さんの「六花書林」から上梓された関係性にあります。
滅多に集まらないが縁の深い三名が、いわゆる一般的な歌集の出し方から、特殊な歌集の出し方までを正直に語ります。そのほか「ネットと結社で歌人の君たちはどう生きるか」「モテる歌人になるには」など、話題のリクエストがあれば、本多真弓さんの質問箱までどうぞ。
枡野浩一
1968年、東京都生まれ。
1997年、オカザキマリ(おかざき真里)の絵と組んだ短歌絵本『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』(実業之日本社)を2冊同時刊行。当時は出版不況ではなく2冊とも初版8000部、増刷を重ねた。
短歌小説『ショートソング』(集英社文庫)は約10万部のヒット、小手川ゆあの手がけた漫画版は翻訳されアジア各国で出版されている。
加藤千恵、佐藤真由美のデビュー歌集をそれぞれ企画・監修したほか、N H K・Eテレで映像化された石川啄木伝『石川くん』(集英社文庫)など、短歌の出てくる本を40冊以上商業出版している。
2017年、歌人デビュー20周年を記念して全20首のTシャツ歌集をリリース。
最新作はイラストレーター目黒雅也の絵と組んだ童話『しらとりくんはてんこうせい』(あかね書房より2月末発売)。
本多真弓
1965年、静岡県生まれ。東京在住。
2004年、「枡野浩一のかんたん短歌blog」に本多響乃(ひびきの)として投稿をはじめる。
2006年、本多真弓として、短歌結社「未来短歌会」入会、岡井隆に師事。
2010年、未来年間賞受賞。
2012年、未来賞受賞。
私家版の歌集の試作を経て、
2017年末、第一歌集『猫は踏まずに』(六花書林)を上梓。
twitter
宇田川寛之
1970年、東京都生まれ。
1991年、短歌結社「短歌人」入会、現在編集委員。
短歌専門出版社「ながらみ書房」勤務を経て、
2005年、六花書林(りっかしょりん)をスタート、
短歌賞を受賞した歌集・歌書を多数刊行している。
杉﨑恒夫歌集『パン屋のパンセ』など異例のヒット作も。
詩歌誌「六花」を現在 VOL.2まで発行。
2017年末、第一歌集『そらみみ』(いりの舎)を上梓。
その「あとがき」には、
《十八歳のとき、二歳年上の枡野浩一さんと知り合った。(略)
最初に知り合った短歌を作る人が枡野さんだったので、
短歌に対して身構えることはほとんどなかった。
今では考えも立ち位置も大きく変わってしまったが(略)》
とある。
twitter
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2018/02/08 Thu -
枡野浩一×本多真弓×宇田川寛之
「いま歌集はどうつくられているのか 〜ネット時代に紙の本を出すということ〜」
- 09/28 Thu やついいちろう×トミヤマユキコ
「宮沢章夫を思う脱力の夜」
『きょうはそういう感じじゃない』(河出書房新社)刊行記念 - 09/29 Fri 池田稔×黒川文雄
「ゲーセン、ビデオゲームの灯をともせ」
『ゲーセン戦記』(中央公論新社)
『ビデオゲームの語り部たち 日本のゲーム産業を支えたクリエイターの創造と挑戦』(DU BOOKS)W刊行記念 - 10/01 Sun 青木由弥子×水島英己
「野のうへは なほ光ありしや―戦時下の“抒情”を考える」
『伊東静雄―戦時下の抒情』(土曜美術社出版販売)刊行記念対談 - 10/02 Mon 大島依提亜×木村和平
「『アンダーカレント』の世界観」
映画『アンダーカレント』公開記念 - 10/03 Tue 橋口幸生×田中泰延
「健康に良い言葉、悪い言葉とは?」
『言葉ダイエット』(宣伝会議)5刷記念 - 10/05 Thu 信田さよ子×武田砂鉄
「なかったことにするもんか会議」
『家族と厄災』(生きのびるブックス)
『なんかいやな感じ』(講談社)W刊行記念 - 10/06 Fri うえはらけいた×藤井亮
「“ゾワワ”の神様の正体を藤井さんと考える」
『ゾワワの神様』(祥伝社)刊行記念 - 10/07 Sat 今野晴貴×奥貫妃文×竹信三恵子
「コロナ禍は誰を直撃したのか?
──女性・ケアワーカー・非正規労働者」
『生きのびるための社会保障入門』(堀之内出版)
『女性不況サバイバル』(岩波書店)W刊行記念 - 10/08 Sun 大塚篤司×幡野広志
「医師と患者の新しい関係」
『皮膚科医の病気をめぐる冒険』(新興医学出版社)刊行記念 - 10/09 Mon 川上康則×風間暁
「「生きたい、行きたい」と思える学校にするために」
『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』
(東洋館出版社)刊行記念イベント - 10/11 Wed 柴崎祐二×伏見瞬×パンス
「新しいムーブメントは、リバイバルとともに生まれる」
『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(イースト・プレス)刊行記念 - 10/12 Thu 川野芽生×高田怜央
「文学はつねにすでに翻訳である」
『奇病庭園』(文藝春秋)
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)W刊行記念 - 10/13 Fri 村井理子×酒井順子
「母には振り回されてきたけれど~娘から見た昭和を生きた母親たち」
『実母と義母』(集英社)刊行記念 - 10/14 Sat 岡本仁×オオヤミノル×堀部篤史
「コーヒーブレイクのディスクール」
『ぼくのコーヒー地図』(平凡社)刊行記念 - 10/14 Sat 御代田太一×村上靖彦
「救護施設からのぞく社会」
『よるべない100人のそばに居る。』(河出書房新社)刊行記念 - 10/15 Sun 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩×原カントくん
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
『消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(集英社インターナショナル)
刊行記念 - 10/17 Tue 村上由鶴×長島有里枝
「日常の違和感から始まる」
『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社)刊行記念 - 10/18 Wed 鈴木俊貴×水野太貴
「動物言語学とは何か?」
『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)刊行記念 - 10/20 Fri 高木瑞穂×大泉りか
「異なる視点であぶりだす、“立ちんぼ”と“ホス狂い”の深い闇」
『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)刊行記念 - 10/21 Sat 横道誠×頭木弘樹
「マコトクアドラプルの2DAYS〜旅・民話・地域編〜」
『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)
『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)刊行記念 - 10/22 Sun 横道誠×小川公代
「マコトクアドラプルの2DAYS〜当事者・ケア・世界文学編〜」
『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)
『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)
『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/26 Thu 渡名喜庸哲×西谷修
「フーコー、ドゥルーズ、デリダ以後を読む——変容する『いま』を哲学するということ」
『現代フランス哲学』(筑摩書房)刊行記念 - 10/31 Tue スケザネ×山下紘加
「本の扉をあけて 山下紘加と語る読書の喜び」
『煩悩』(河出書房新社)刊行記念 - 11/01 Wed 羽生有希×中村香住×深海菊絵×松浦優
「フツーの恋愛、性愛ってなに?」
『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念 - 11/19 Sun 伊藤桃×がみ
「てっけん!第4回」 - 11/29 Wed 加藤優一×御手洗龍×山道拓人×飯石藍
「銭湯と建築がひらく、都市の公共性」
『銭湯から広げるまちづくり
小杉湯に学ぶ場と人のつなぎ方』(学芸出版社)刊行記念