B&Bのローカルシリーズ2018 第3弾は、『関係人口をつくる』(木楽舎)の著者で、ローカルジャーナリストの田中輝美さんと、離島専門ウェブメディア『離島経済新聞』の編集長・鯨本あつこさんを迎え、これからの地方活性に関して語り合いたいと思います。
イベントの企画とモデレーターは、「#FUKUOKA(福岡市)」の制作に携わるほか、群馬県高崎市の『絶メシリスト』などのWEBメディアをプロデュースする日野昌暢が務めます。
『関係人口』とはなんでしょう?
昨今の自治体の多くで「移住促進事業」が行われていますが、日本全体の人口減少トレンドの中、ほとんどはうまくいっているとは言えない現実があります。その中で注目度が上がっている地方活性の新キーワードが定住人口でもない、交流人口でもない「関係人口」です。
田中輝美さんが著書の冒頭に書いた「住んでなきゃダメなのかよ」という言葉には、地方活性を実現していく中で起こる様々な問題が含まれています。地域に興味をもち、関係をしてくれる人たちの量を示す「関係人口」という考え方は、新しい価値の提示をしていると思います。
イベントのもう一つのテーマは、ローカルからの情報発信です。島根県を拠点とする田中さんの肩書きは、日本で名乗っているのが一人しかいないという「ローカルジャーナリスト」。この肩書きに込めた思いとは?
「島と島人の幸せ」を目指して、日本にある約400もある離島の情報を取材し発信するという異色のニュースメディア『離島経済新聞』(リトケイ)の編集長 鯨本さんのメディア運営のエピソードもお聞きしながら、ローカルからの情報発信のこれからをお話しできればと思います!
「地方創生」「ローカルメディア」「町おこし」「地域プロモーション」などのキーワードに興味がある方、など、ぜひご参加ください!
【出演者プロフィール】
田中輝美 (たなか・てるみ)
ローカルジャーナリスト。島根県浜田市生まれ。大阪大学文学部卒業後、山陰中央新報社で記者をしながら地域で働く喜びに目覚める。2014年退社し、独立。著書に『関係人口をつくる−定住でも交流でもないローカルイノベーション』(木楽舎)『ローカル鉄道という希望−新しい地域再生、はじまる』(河出書房新社)など。2017年大阪大学人間科学研究科修士課程修了。一般社団法人日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の運営委員も務める。
ホームページ :http://www.tanakaterumi.com/
鯨本あつこ(いさもと・あつこ)
1982年大分県日田市生まれ。『離島経済新聞』『季刊リトケイ』編集長。編集者、イラストレーター、広告ディレクターとして、地方情報誌やビジネス誌の制作に携わった後、2010年にクリエイター仲間と離島経済新聞社を設立。離島以外の活動では編集レーベル「鯨本編緝室」として地域メディアやイベントの編集やプロデュースに携わる。
離島経済新聞:http://ritokei.com/
日野昌暢(ひの・まさのぶ)
1975年福岡市生まれ。博報堂ケトル プロデューサー。九州芸術工科大学 大学院芸術工学府修了後、博報堂に入社。14年間の営業職を経て2014年に博報堂ケトルに加入。受賞歴に、カンヌライオンズ ブロンズ、ADFEST金賞、クリオ賞 ブロンズ、イノベーティブアプローチ電通賞、消費者のためになった広告コンクール金賞など。福岡市が運営するニュースサイト『#FUKUOKA(福岡市)』の制作に携わるほか、高崎市と運営するウェブマガジン『絶メシリスト高崎』をプロデュース。
#FUKUOKA : http://hash.city.fukuoka.lg.jp/
絶メシリスト高崎:https://zetsumeshi-takasaki.jp/
イベントのご予約はこちらから!
※五月よりドリンク代のみ当日払いとなりました
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら
2018/05/27 Sun -
田中輝美×鯨本あつこ×日野昌暢
「縮小ニッポンを救う、地域活性の新キーワード『関係人口』の話」
『関係人口をつくる』(木楽舎)刊行記念
- 10/07 Tue ワクサカソウヘイ×男性ブランコ平井まさあき
「旅ってなんだろう?」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)重版記念 - 10/08 Wed 田中俊行×三鹿灯
「呪物コレクター田中俊行の最新呪物とその奇妙な生活」
『呪物蒐集録 Ⅱ』
『ぼくと呪物の奇妙な生活 闇の契約編』(竹書房)W刊行記念 - 10/09 Thu 國友公司×室橋裕和
「一人旅の流儀」
『ワイルドサイド漂流記 歌舞伎町・西成・インド・その他の街』(文藝春秋)刊行記念 - 10/11 Sat 高妍(Gao Yan)×菅原慎一
「あと何回、満月を見られるだろう」
高妍 Gao Yan ドローイング展『滿月』
at BONUS TRACK GALLERY 2 開催記念 - 10/12 Sun 川添愛×スケザネ
「“パンチライン”の見つけ方/愛で方」
『パンチラインの言語学』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/13 Mon 坂口涼太郎×タケト×銀シャリ鰻和弘×バイク川崎バイク×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第16回公開収録 - 10/15 Wed 森見登美彦×照山朋代
「ちょっと変わった本をつくっているので制作風景をお届け&森見さんの最近の徒然」
『宝島』(ミモザブックス)刊行決定記念 - 10/17 Fri 浦出美緒×ヴィヴィアン佐藤
「“死”と“死の恐怖”とは何か」
『死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。』(SBクリエイティブ)刊行記念 - 10/18 Sat 杉田俊介×頭木弘樹
「〈痛み〉を理解するための言葉」
『鬱病日記』(晶文社)
『痛いところから見えるもの』(文藝春秋)W刊行記念 - 10/19 Sun フィクショネス 文学の教室
『侍女の物語』を2ヶ月かけてじっくりと読む - 10/19 Sun 読書会
水上文さんと読む松浦理英子「今度は異性愛」 - 10/21 Tue 香山哲
「9/2サイン会・10/21トークイベント」
『スノードーム』(生きのびるブックス)刊行記念 - 10/25 Sat 鄭執×関根謙
「物語は変容する~中国東北マジックリアリズムの世界と青春文学」
『ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林』(アストラハウス)第11回日本翻訳大賞受賞記念 - 10/26 Sun 加藤泉×牧信太郎
「加藤泉の制作と生活ーー特集後記的雑談」
『美術手帖 2025年10号・特集「加藤泉」』(美術出版社)刊行記念 - 10/27 Mon 花田優一×小林邦宏×原カントくん
「旅するカルチャートーク『たびかるジャンクション』公開収録」 - 10/29 Wed 高橋國光×マンスーン×吉田棒一
「平成インターネットと令和文学」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)重版記念 - 10/30 Thu 志良堂正史×古田雄介
「小さな歴史を書くこと、読むこと」
『他人の手帳は「密」の味: 禁断の読書論』(小学館)刊行記念 - 10/31 Fri 宮部浩幸×加藤耕一
「リレーとしての建築を語る」
『リレーとしての建築 リノベーションの実践と思想』(学芸出版社)刊行記念 - 11/01 Sat 齋藤陽道×春日晴樹×天沼陽子×橋本一郎
「石神井ろう学校のハルとはるが語る、ろう者の世界。」
『つながりのことば学』(NHK出版)
『はるの空と風』(ジアース教育新社)W刊行記念 - 11/04 Tue 田中輝美×木下斉×日野昌暢
「"地方創生"を問い直す! 関係人口と稼ぐまちの理論家が語る、持続可能な地域モデルとは」
『関係人口の時代』(中央公論新社)刊行記念 - 11/10 Mon 中前結花×古賀史健
「書き手は“休まず、毎日書き続ける”しかないのか?」
『ミシンは触らないの』(hayaoki books)刊行記念 - 11/13 Thu 古谷敏×やくみつる
「“ウルトラマンになった男” 60年目の胸の内」
『60年目のスペシウム光線』(小学館)刊行記念 - 11/15 Sat 細馬宏通×ヤマダトモコ×宮本大人
「マンガはうたう 声にむずむずする身体」
『マンガはうたう』(青土社)刊行記念 - 11/18 Tue 栗原康×角幡唯介
「探検としてのアナキズム」
『アナキズムQ&A』(筑摩書房)『43歳頂点論』(新潮社)W刊行記念 - 11/22 Sat 高橋久美子×アフロ
「音と言葉の響き合うところ」
『いい音がする文章』(ダイヤモンド社)
『東京失格』(実業之日本社)W刊行記念 - 11/30 Sun ひろたあきら×みきちゃん(ぽるぽるふぁみりー)
「絵本つくっちゃった!」
『おとしちゃったぞう』(303BOOKS)刊行記念 - 12/20 Sat 第94回「読んでいいとも!ガイブンの輪
年末特別企画
オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球 vol.14