東京で生活する在留外国人たちは、日頃何を食べているのだろう? 出稼ぎや留学、国際結婚、または難民としてなど、日本にやってきた事情はさまざまだが、誰にとっても祖国や家族を思い出す懐かしい料理の味があるはずだ。ライターの中川明紀さんによる『ソウルフード探訪』は、世界各地にルーツを持つ人々に、中川さんが、「あなたのソウルフードは何ですか?」と尋ねてまわった食レポエッセイ。一方、漫画家いのうえさきこさんの『東京世界メシ紀行』は、“現地の料理人が作っている、現地の人が食べている、現地気分を味わえる”の条件のもと、東京中を巡って食べ歩いた料理店を紹介するグルメコミックです。
どちらの本にも共通するのは、料理やお店を紹介するだけでなく、その背景にある各国の文化や歴史、日本で暮らす外国人たちの生の声を伝え、ページをめくるごとに発見があふれていること。本イベントでは、旺盛な食欲と好奇心を原動力に、異なる文化や考え方への理解を深めてきた中川さんといのうえさんに、それぞれのソウルフードやとっておきの取材エピソード、食から読み解く世界の見方などを語り合っていただきます。
※ 2冊の本で取り上げられている国と地域:韓国/中国/モンゴル/ウイグル/カンボジア/ミャンマー/フィリピン/マレーシア/シンガポール/インド/スリランカ/バングラディシュ/ネパール/チベット/ブータン/ウズベキスタン/エジプト/チュニジア/パレスチナ/エチオピア/ケニア/トーゴ/西アフリカ/ブルキナファソ/イギリス/フランス/ドイツ/ベルギー/スイス/ハンガリー/スロベニア/ブルガリア/ロシア/リトアニア/モルドバ/ベラルーシ/アメリカ/ハワイ/オーストラリア/ジャマイカ/コロンビア/ペルー/ブラジル/アルゼンチン/日本
【出演者プロフィール】
中川明紀(なかがわ・あき)
出版社で書籍や週刊誌の編集に携わったのち、2013年よりライターとして活動。ナショナル ジオグラフィック日本版サイトで「世界魂食紀行」を連載するほか、週刊誌、タブロイド紙、女性誌など、さまざまな媒体でインタビュー記事を中心に執筆。何ごとも体験がモットーで、国内外の食、遺跡、人々の暮らしを見てまわる。現在、東京で食べた異国のソウルフードは約60カ国。
いのうえさきこ
漫画家。ふなずし大好き滋賀県生まれ。 実家が米農家で牛と豚と鳥を飼っていたため、自家製の米と野菜と肉と卵を食べて育つ。好物は魚卵含めた卵料理とお酒なんでも。昔は貧乏旅行、今はマラソンにハマっている。 近著に『圧縮!西郷どん』(集英社文庫)、『いのうえさきこのだじゃれ手帖』(集英社文庫)。
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2018/09/06 Thu -
中川明紀×いのうえさきこ
「料理で旅して、世界と出会う」
『ソウルフード探訪』(平凡社)&
『東京世界メシ紀行』(芸術新聞社)
刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念