『COZIKI』(コジキ)という名の雑誌をご存知でしょうか。
創刊されて約一ヶ月が経ちますが、まだ見たことのない方がほとんどだと思います。
なぜなら、長崎県の壱岐という島にしか売られていないから。
日本最古の歴史書にして神話文学の源泉である「古事記」の冒頭、国産みの神話によると、壱岐は5番目に生まれた島だそうです。小さな島には1000以上もの神社があって、古事記にゆかりの深い場所がたくさんあります。
そんな「神々の宿る島」と呼ばれる壱岐を舞台に、古事記をベースにした新しい神話を立ち上げるべく創刊された漫画カルチャー雑誌、それが『COZIKI』なのです。
”漫画の神様”手塚治虫の代表作『火の鳥』が表紙に配された創刊号の発売を記念して、寄稿者の中から漫画家のお二人、大橋裕之さんと鳥飼茜さんをお招きし、編集長である稲田浩さんをモデレーターに、話を伺います。
同世代の漫画家二人と共に旅した壱岐はいかなる珍道中だったのか?
そしてそれぞれが「古事記」と「壱岐」をいかにして作品へと昇華したのか?
ひょっとしたら、創刊第2号に向けた公開編集会議が行われるかも?
奇しくも『COZIKI』とほぼ同時に発売された鳥飼茜さんの日記「漫画みたいな恋ください」(筑摩書房)にも壱岐への旅が記されるなど、不思議なリンクを含めて興味は尽きません。
当日のみ、普段は壱岐でしか買えない『COZIKI』創刊号と記念グッズを会場にて特別販売します。
貴重な機会となりますので、ぜひお越しください。
【出演者プロフィール】
大橋裕之(おおはし・ひろゆき)
1980年、愛知県出身。「謎漫画作品集」「音楽」「週刊オオハシ」などの自費出版漫画が話題になり、2011年に「モーニング・ツー」(講談社)の「シティライツ」でメジャー漫画誌デビュー。「音楽と漫画」(太田出版)、「夏の手」(幻冬舎)、「太郎は水になりたかった」(リイド社)、「遠浅の部屋」「ザ・サッカー」など作品多数。現在「TV Bros.」(東京ニュース通信社)、「EYESCREAM」(スペースシャワーネットワーク)、「CDジャーナル」(音楽出版社)、WEB「トーチweb」で連載中。
鳥飼茜(とりかい・あかね)
1981年、大阪府出身。代表作に「おはようおかえり」「先生の白い嘘」「おんなのいえ」「地獄のガールフレンド」。2018年秋から連載作の「前略、前進の君」(小学館『maybe!』)「マンダリン・ジプシーキャットの籠城」上下巻(KADOKAWA『ダ・ヴィンチ』)、「ロマンス暴風域」2巻(扶桑社『SPA!』)が連続刊行予定。9月には自身の日記「漫画みたいな恋ください」(筑摩書房)が発売された。
稲田浩(いなだ・ひろし)
1969年大阪府出身。『RiCE』『RiCE.press』編集長。ライスプレス代表。ロッキング・オンでの勤続10年を経て、2004年ファッションカルチャー誌『EYESCREAM』を創刊。2016年4月、12周年記念号をもって『EYESCREAM』編集長を退任と共にライスプレス株式会社を設立。同年10月にフードカルチャー誌『RiCE』を創刊。2018年2月よりウェブメディア『RiCE.press』をローンチ。壱岐限定の漫画カルチャー誌『COZIKI』を創刊。
https://www.rice.press/ https://coziki.jp/
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・前売り券が売り切れの場合、追加販売の可能性がございます。追加販売のお知らせは発売の1日前にはホームページ上で告知をいたしますので、逐次ご確認ください。
2018/11/04 Sun -
大橋裕之×鳥飼茜×稲田浩
「壱岐でしか買えない本気の漫画カルチャーマガジンは、いかにして作られたか?」
『COZIKI』創刊号 刊行記念
- 09/25 Mon 中島洋×中島ひろみ×手塚眞×森直人
「地方のミニシアターから、映画・アート・文化を考える」
『若き日の映画本』(シアターキノ)刊行記念 - 09/27 Wed 綿野恵太×樋口恭介
「マシな未来を創造するための〈逆張り・ポスト逆張り〉考」
『「逆張り」の研究』(筑摩書房)刊行記念 - 09/28 Thu やついいちろう×トミヤマユキコ
「宮沢章夫を思う脱力の夜」
『きょうはそういう感じじゃない』(河出書房新社)刊行記念 - 09/29 Fri 池田稔×黒川文雄
「ゲーセン、ビデオゲームの灯をともせ」
『ゲーセン戦記』(中央公論新社)
『ビデオゲームの語り部たち 日本のゲーム産業を支えたクリエイターの創造と挑戦』(DU BOOKS)W刊行記念 - 10/01 Sun 青木由弥子×水島英己
「野のうへは なほ光ありしや―戦時下の“抒情”を考える」
『伊東静雄―戦時下の抒情』(土曜美術社出版販売)刊行記念対談 - 10/02 Mon 大島依提亜×木村和平
「『アンダーカレント』の世界観」
映画『アンダーカレント』公開記念 - 10/03 Tue 橋口幸生×田中泰延
「健康に良い言葉、悪い言葉とは?」
『言葉ダイエット』(宣伝会議)5刷記念 - 10/05 Thu 信田さよ子×武田砂鉄
「なかったことにするもんか会議」
『家族と厄災』(生きのびるブックス)
『なんかいやな感じ』(講談社)W刊行記念 - 10/06 Fri うえはらけいた×藤井亮
「“ゾワワ”の神様の正体を藤井さんと考える」
『ゾワワの神様』(祥伝社)刊行記念 - 10/07 Sat 今野晴貴×奥貫妃文×竹信三恵子
「コロナ禍は誰を直撃したのか?
──女性・ケアワーカー・非正規労働者」
『生きのびるための社会保障入門』(堀之内出版)
『女性不況サバイバル』(岩波書店)W刊行記念 - 10/08 Sun 大塚篤司×幡野広志
「医師と患者の新しい関係」
『皮膚科医の病気をめぐる冒険』(新興医学出版社)刊行記念 - 10/09 Mon 川上康則×風間暁
「「生きたい、行きたい」と思える学校にするために」
『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』
(東洋館出版社)刊行記念イベント - 10/11 Wed 柴崎祐二×伏見瞬×パンス
「新しいムーブメントは、リバイバルとともに生まれる」
『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(イースト・プレス)刊行記念 - 10/12 Thu 川野芽生×高田怜央
「文学はつねにすでに翻訳である」
『奇病庭園』(文藝春秋)
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)W刊行記念 - 10/13 Fri 村井理子×酒井順子
「母には振り回されてきたけれど~娘から見た昭和を生きた母親たち」
『実母と義母』(集英社)刊行記念 - 10/14 Sat 岡本仁×オオヤミノル×堀部篤史
「コーヒーブレイクのディスクール」
『ぼくのコーヒー地図』(平凡社)刊行記念 - 10/14 Sat 御代田太一×村上靖彦
「救護施設からのぞく社会」
『よるべない100人のそばに居る。』(河出書房新社)刊行記念 - 10/15 Sun 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩×原カントくん
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
『消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(集英社インターナショナル)
刊行記念 - 10/17 Tue 村上由鶴×長島有里枝
「日常の違和感から始まる」
『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社)刊行記念 - 10/18 Wed 鈴木俊貴×水野太貴
「動物言語学とは何か?」
『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)刊行記念 - 10/20 Fri 高木瑞穂×大泉りか
「異なる視点であぶりだす、“立ちんぼ”と“ホス狂い”の深い闇」
『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)刊行記念 - 10/21 Sat 横道誠×頭木弘樹
「マコトクアドラプルの2DAYS〜旅・民話・地域編〜」
『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)
『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)刊行記念 - 10/22 Sun 横道誠×小川公代
「マコトクアドラプルの2DAYS〜当事者・ケア・世界文学編〜」
『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)
『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)
『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/31 Tue スケザネ×山下紘加
「本の扉をあけて 山下紘加と語る読書の喜び」
『煩悩』(河出書房新社)刊行記念 - 11/01 Wed 羽生有希×中村香住×深海菊絵×松浦優
「フツーの恋愛、性愛ってなに?」
『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念 - 11/19 Sun 伊藤桃×がみ
「てっけん!第4回」 - 11/29 Wed 加藤優一×御手洗龍×山道拓人×飯石藍
「銭湯と建築がひらく、都市の公共性」
『銭湯から広げるまちづくり
小杉湯に学ぶ場と人のつなぎ方』(学芸出版社)刊行記念