「クリエイティビティ」や「創造性」は、感性の世界のものだから、言葉では説明できない──多くの人がそう考えています。でも、趣味の範囲でひとりでなにかをつくるならともかく、社会やビジネスの場で、なんらかの企画を「クリエイト」したり、新しい価値を「創造」したりするとなると、やはりロジカルな手がかりがほしいところです。
そんな“難題”に、ひとつの答えを示しているのが、このたび刊行された『「アタマのやわらかさ」の原理。クリエイティブな人たちは実は編集している』です。著者の松永光弘さんは、これまで広告・デザイン界のスタークリエイターたちの書籍を多数手がけてきた名編集者。いわば「天才の翻訳」に取り組んできた人です。
そこに、自身がクリエイターとして活躍するだけでなく、PARTYというクリエイティブ集団を率いても、非常にロジカルなマネジメントによって驚くような仕事をつぎつぎと成し遂げてきたクリエイティブディレクターの伊藤直樹さんをゲストにお迎えして、このイベントでは「クリエイティビティや創造性の正体」「言語化の可能性」についてお話しいただきます。
・クリエイティビティは本当に説明できないものなのか
・創造性は、意識的に強化できるものなのか
・「天才の翻訳」は可能なのか
・クリエイターとAIとのコラボレーションとは、どのようなものなのか
おふたりの経験やさまざまなエピソードをもとに、クリエイティブの「裏側にあるもの」を浮き彫りにしていきます。
お楽しみに!
【出演者プロフィール】
松永光弘(まつなが・みつひろ)
編集者。クリエイティブをテーマとした書籍の企画および編集にたずさわる。手がけた書籍には、クリエイターたちにバイブルとして長く読みつがれているものが多い。おもな仕事には、『「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義』(水野学)、『広告コピーってこう書くんだ!読本』(谷山雅計)、『「伝わる」のルール─体験でコミュニケーションをデザインする』(伊藤直樹)、『ひとつ上のプレゼン。』(眞木準ほか)、『クリエイティブマインド─つくるチカラを引き出す40の言葉たち』(杉山恒太郎)、『新訳「ドラえもん」』(藤子・F・不二雄、佐々木宏)など。出版にとらわれない編集術の研究家であり、編集の考え方を生かして教育事業に取り組んだり、企業のアドバイザーをつとめたりもしている。
伊藤直樹(いとう・なおき)
PARTY クリエイティブディレクター。1971年、静岡県生まれ。ワイデン+ケネディトウキョウを経て、2011年に未来の体験を社会にインストールするクリエイター集団「PARTY」を設立。クリエイティブディレクター、CEOをつとめる。18年、『WIRED』日本版クリエイティブディレクターに就任。カンヌ・ライオンズ金賞など、国内外での受賞歴は250を超える。
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2018/12/12 Wed -
松永光弘×伊藤直樹
「クリエイティビティは、どこまで言語化できるのか」
『「アタマのやわらかさ」の原理。クリエイティブな人たちは実は編集している』(インプレス)刊行記念
- 03/28 Thu 二重作拓也×中井祐樹×オケタニ教授
「なりたい自分になるために」
『可能性にアクセスするパフォーマンス医学』(星海社)刊行記念 - 03/29 Fri 冨井大裕×山本一弥×藤井匡×石川卓磨
「なぜ、〈わからない彫刻〉か」
『わからない彫刻 みる編』(武蔵野美術大学出版局)刊行記念 - 03/30 Sat 陳天璽×ルイス・カーレット×奥貫妃文
「みんな、無国籍―あなたは“ナニジン”ですか?~国籍から問う世界のカタチ~」
『Stateless』(シンガポール大学出版)刊行記念 - 03/31 Sun 尹雄大×星野概念
「自分を知るための言葉とどう出会うか」
『句点。に気をつけろ』(光文社)刊行記念 - 04/02 Tue 石川幹人×小島正美
「なぜ人はフェイク情報にだまされるのか」
『フェイクを見抜く 「危険」情報の読み解き方』(ウェッジ)刊行記念 - 04/03 Wed 高耀威×松井祐輔
「台湾 “どこから行っても遠い町”でコミュニティ書店を運営すること」
台東縣長濱郷 独立書店「書粥」高耀威さんに聞く - 04/04 Thu 柳澤健×中森明夫
「“クラッシュ・ギャルズ”はなぜアイドルになり得たのか?」
『1985年のクラッシュ・ギャルズ』(光文社)刊行記念 - 04/05 Fri 小林泰彦
「ヘビーデューティの学校」
『ぼくのおじさん学校』第三回 - 04/06 Sat 蟹の親子×土門蘭
「わたしの記憶、あなたの記憶」
『脳のお休み』(百万年書房)刊行記念 - 04/08 Mon 渋谷和宏×塚越健司
「日本の会社員はどうすれば幸せに働くことができるのか」
『日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか』(平凡社)刊行記念 - 04/09 Tue 牧村憲一×佐々木敦
「”坂本さん”と”坂本龍一”のあいだ」
『「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代』(筑摩書房)刊行記念 - 04/10 Wed 吉田将英×銅冶勇人×小林百絵
「切り拓く人の、コンセプト・センス」
『コンセプト・センス 正解のない時代の答えのつくりかた』(WAVE出版)刊行記念 - 04/11 Thu 阿部大樹×能條桃子×吉田千亜
「いま目の前にあるトラウマ」
『真実と修復 暴力被害者にとっての謝罪・補償・再発防止策』
『心的外傷と回復 増補新版』(みすず書房)W刊行記念 - 04/12 Fri 佐藤亜沙美×祖父江慎
「本とデザイン、紙と文字の素敵な関係」
『MdNデザイナーズファイル2024』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/13 Sat 笹公人×小橋めぐみ
「短歌とドラマ」
『NHK短歌 シン・短歌入門』(NHK出版)刊行記念 - 04/14 Sun 川野芽生×清水えす子×山内尚
「自由に着て、自由に生きる 」
『かわいいピンクの竜になる』(左右社)
『シミズくんとヤマウチくん──われら非実在の恋人たち』(柏書房)
『ノンバイナリースタイルブック』(柏書房)トリプル刊行記念 - 04/15 Mon 青木純×馬場未織×影山知明
「人とまちの関係を温めるパブリックのつくり方」
『パブリックライフ』(学芸出版社)刊行記念 - 04/18 Thu 戸谷洋志×品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)
「“本当に生まれてこなければよかった?”──親ガチャと反出生主義をめぐって」
『親ガチャの哲学』(新潮社)刊行記念 - 04/19 Fri 春山慶彦×稲葉俊郎
「自然は最高の教室!こどもの感性・身体性を高める教育とは」
『こどもを野に放て!AI時代に活きる知性の育て方』(集英社)刊行記念 - 04/20 Sat 豊﨑由美×マライ・メントライン×神島大輔
第87回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 04/23 Tue 室橋裕和×佐野亨
「街を歩いて見えてきたもの 新大久保と横浜」
『ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く』(KADOKAWA)刊行記念 - 04/26 Fri 桜林直子×星野概念
「【連続対談シリーズ】 つまり、“生きづらい”ってなんなのさ vol.1 〜精神科医からはどう見えてるか教えてよ〜」 - 04/28 Sun 山階基×古賀及子
「暮らしをまなざす言葉」
『夜を着こなせたなら』(短歌研究社)刊行記念 - 05/01 Wed 太田省一×水道橋博士
「”いいとも!”とは何だったのか?」
『「笑っていいとも!」とその時代』(集英社)刊行記念