今年3月に創刊されたメンズファッション・カルチャー誌『VOSTOK(ヴォストーク)』。「POST-FAKE」をテーマに掲げ、奥山由之が撮り下ろしたSaint Laurentのカヴァー、ホンマタカシが撮り下した巻頭のファッションストーリーの他、エディ・スリマンが手がけるCELINEや、Dior、Comme des Garçons Homme Plusなどのハイブランドを気鋭のスタイリストやフォトグラファーを起用してオリジナルの誌面を構成。さらに、若林恵によるコラムや、松村正人によるジョナス・メカスの追悼エッセイ、藤井光の翻訳によるNY在住のエイミー・ボナフォンズの短編小説、写真家・人類学者・映像作家として活動するクリスチャン・ヴィウムへのインタビュー記事など、全ページにわたって独自の視点に貫かれた編集方針がうかがえる雑誌となっている。
これらをたったひとりで創り上げたのは、30歳を機に昨年秋に編集プロダクションから独立した編集者の大城壮平さん。zineでもリトルプレスでもなく、雑誌というフォーマットを最大限に活かして、形骸化した業界のシステムをリブートさせようとするその強い信念をぜひ聞いてみたいとB&Bでトークイベントを企画しました。お相手には、大手書店で雑誌コーナーを担当した後、同じく30歳で退社を決意し、昨年12月に独断と偏見でセレクトした国内外の雑誌を販売するオンラインサイト「Magazine isn’t dead.」をローンチした高山かおりさん。作り手と送り手の両者に、「今」雑誌に賭ける思いについて、存分に語っていただきます。
【出演者プロフィール】
・大城壮平(おおしろ・そうへい)
1988年沖縄県宮古島生まれ。早稲田大学商学部中退。学生時代から『HUgE』(講談社) にてアルバイトを始め 、『Them magazine』(Righters)のエディターを経て、2018年に独立。2019年3月に『VOSTOK』を創刊。ファッション/カルチャー分野の編集プロダクション、(株)CHIASMA代表。
・高山かおり(たかやま・かおり)
独断と偏見で選ぶ国内外のマニアックな雑誌に特化したオンラインストア、「Magazine isn’t dead.」主宰。本業は、東京と甲府の2拠点で活動するライター、編集者。生まれも育ちも北海道。セレクトショップ「aquagirl」で5年間販売員として勤務後、都内書店へ転職し6年間雑誌担当を務める。4歳からの雑誌好きで、国内外の雑誌やZINEなどのあらゆる紙ものをディグるのがライフワーク。
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2019/06/12 Wed -
大城壮平×高山かおり
「30歳でファッション・カルチャー誌を創刊した理由」
雑誌『VOSTOK』創刊記念
- 03/28 Thu 二重作拓也×中井祐樹×オケタニ教授
「なりたい自分になるために」
『可能性にアクセスするパフォーマンス医学』(星海社)刊行記念 - 03/29 Fri 冨井大裕×山本一弥×藤井匡×石川卓磨
「なぜ、〈わからない彫刻〉か」
『わからない彫刻 みる編』(武蔵野美術大学出版局)刊行記念 - 03/30 Sat 陳天璽×ルイス・カーレット×奥貫妃文
「みんな、無国籍―あなたは“ナニジン”ですか?~国籍から問う世界のカタチ~」
『Stateless』(シンガポール大学出版)刊行記念 - 03/31 Sun 尹雄大×星野概念
「自分を知るための言葉とどう出会うか」
『句点。に気をつけろ』(光文社)刊行記念 - 04/02 Tue 石川幹人×小島正美
「なぜ人はフェイク情報にだまされるのか」
『フェイクを見抜く 「危険」情報の読み解き方』(ウェッジ)刊行記念 - 04/03 Wed 高耀威×松井祐輔
「台湾 “どこから行っても遠い町”でコミュニティ書店を運営すること」
台東縣長濱郷 独立書店「書粥」高耀威さんに聞く - 04/04 Thu 柳澤健×中森明夫
「“クラッシュ・ギャルズ”はなぜアイドルになり得たのか?」
『1985年のクラッシュ・ギャルズ』(光文社)刊行記念 - 04/05 Fri 小林泰彦
「ヘビーデューティの学校」
『ぼくのおじさん学校』第三回 - 04/06 Sat 蟹の親子×土門蘭
「わたしの記憶、あなたの記憶」
『脳のお休み』(百万年書房)刊行記念 - 04/08 Mon 渋谷和宏×塚越健司
「日本の会社員はどうすれば幸せに働くことができるのか」
『日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか』(平凡社)刊行記念 - 04/09 Tue 牧村憲一×佐々木敦
「”坂本さん”と”坂本龍一”のあいだ」
『「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代』(筑摩書房)刊行記念 - 04/10 Wed 吉田将英×銅冶勇人×小林百絵
「切り拓く人の、コンセプト・センス」
『コンセプト・センス 正解のない時代の答えのつくりかた』(WAVE出版)刊行記念 - 04/11 Thu 阿部大樹×能條桃子×吉田千亜
「いま目の前にあるトラウマ」
『真実と修復 暴力被害者にとっての謝罪・補償・再発防止策』
『心的外傷と回復 増補新版』(みすず書房)W刊行記念 - 04/12 Fri 佐藤亜沙美×祖父江慎
「本とデザイン、紙と文字の素敵な関係」
『MdNデザイナーズファイル2024』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/13 Sat 笹公人×小橋めぐみ
「短歌とドラマ」
『NHK短歌 シン・短歌入門』(NHK出版)刊行記念 - 04/14 Sun 川野芽生×清水えす子×山内尚
「自由に着て、自由に生きる 」
『かわいいピンクの竜になる』(左右社)
『シミズくんとヤマウチくん──われら非実在の恋人たち』(柏書房)
『ノンバイナリースタイルブック』(柏書房)トリプル刊行記念 - 04/15 Mon 青木純×馬場未織×影山知明
「人とまちの関係を温めるパブリックのつくり方」
『パブリックライフ』(学芸出版社)刊行記念 - 04/18 Thu 戸谷洋志×品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)
「“本当に生まれてこなければよかった?”──親ガチャと反出生主義をめぐって」
『親ガチャの哲学』(新潮社)刊行記念 - 04/19 Fri 春山慶彦×稲葉俊郎
「自然は最高の教室!こどもの感性・身体性を高める教育とは」
『こどもを野に放て!AI時代に活きる知性の育て方』(集英社)刊行記念 - 04/20 Sat 豊﨑由美×マライ・メントライン×神島大輔
第87回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 04/23 Tue 室橋裕和×佐野亨
「街を歩いて見えてきたもの 新大久保と横浜」
『ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く』(KADOKAWA)刊行記念 - 04/26 Fri 桜林直子×星野概念
「【連続対談シリーズ】 つまり、“生きづらい”ってなんなのさ vol.1 〜精神科医からはどう見えてるか教えてよ〜」 - 04/28 Sun 山階基×古賀及子
「暮らしをまなざす言葉」
『夜を着こなせたなら』(短歌研究社)刊行記念 - 05/01 Wed 太田省一×水道橋博士
「”いいとも!”とは何だったのか?」
『「笑っていいとも!」とその時代』(集英社)刊行記念