一攫千金をねらって香港に集まるタンザニア人。彼らの日常は、「まさか!」の連続だ。独自のセーフティネットと信用システム、そしてシェア経済……。その合理的な生き方をフィールドワークした小川さやかさんの『チョンキンマンションのボスは知っている――アングラ経済の人類学』が今、さまざまな方面から注目をあつめている。
一方、家入一真さんは、新しいニーズを的確にみすえたプロジェクトを展開してきた起業家だ。最近では「小さな経済圏」をキーワードに、個人レベルのつながりを大切にしたビジネスの実践をかさねている。
既存のシステムがほころびつつある現代。これからの人間関係、そしてお金との付き合い方をどう考えればよいのか。風通しの良い未来へのありようについて、二人が熱く語り合います。
※イベントのトーク内容は変更になることがございます。ご了承ください。
【出演者プロフィール】
小川さやか(おがわ・さやか)
1978年愛知県生まれ。専門は文化人類学、アフリカ研究。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程指導認定退学。博士(地域研究)。日本学術振興会特別研究員、国立民族学博物館研究戦略センター機関研究員、同センター助教、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授を経て、現在同研究科教授。著書に『都市を生きぬくための狡知』(サントリー学芸賞受賞)、『「その日暮らし」の人類学』がある。
家入一真(いえいり・かずま)
1978年福岡生まれ。活動家。いじめがきっかけで高校を中退後、ひきこもりに。就職後も対人関係に悩み「誰も会わずに仕事がしたい」と起業を決意。2001年自宅で「ロリポップ! レンタルサーバ」をリリース。2003年に株式会社paperboy&co.を創業。2008年最年少でJASDAQ市場へ上場。退任後は「CAMPFIRE」「BASE」などのウェブサービスを立ち上げ、取締役に就任。渋谷「ON THE CORNER」などのカフェ運営、悩める若者の現代の駆け込み寺「リバ邸」なども精力的に展開。2014年東京都知事選挙へ出馬し主要候補に次ぎ88,936票を得る。著書に『こんな僕でも社長になれた』『お金が教えてくれること』『もっと自由に働きたい』『なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。』がある。
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