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コロナ以前の世界で騒がれたキラキラした中国の姿はいつの間にか語られなくなり、欧米各国の中国への感情が悪化したこともあって、剣呑なニュースがより増えた印象がある昨今。
そもそも、中国は遠くから眺めると、「サイバー先進国」「監視国家」「世界の敵」などイメージがどんどん単純化してしまいがちな国。そうした平板な理解に立体的な視点を与えるためには、現地で情報を得て語ることが絶対に必要なはずだったのですが……。
中国発の新型感染症が世界を覆いはや1年。
すなわち、中国どころか世界中の国に行けなくなって、はや1年。この状況はまだまだ続きそうです。
肌感覚で中国を見られなくなるなかで、どうやって中国に食らいつくのか。
昨年2020年に新著『中国のITは新型コロナウイルスにどのように反撃したのか? 中国式災害対策技術読本』(星海社新書)を刊行した山谷剛史さんと、『プロトタイプシティ』(KADOKAWA)を刊行した高口康太さん。そして今年2月6日に『現代中国の秘密結社』(中公新書ラクレ)、3月2日に『「低度」外国人材』(KADOKAWA)をそれぞれ刊行する安田峰俊さん。
いつもの3人が、非常事態下で中国を語ります。
※ツイッターハッシュタグ
#B級中国
【出演者プロフィール】
高口康太(たかぐち・こうた)
ジャーナリスト、千葉大学客員准教授翻訳家。1976年生まれ。二度の中国留学を経て、中国の経済、社会、文化を専門とするジャーナリストに。雑誌、ウェブメディアに多数の記事を寄稿している。著書に『なぜ、習近平は激怒したのか——人気漫画家が亡命した理由』『現代中国経営者列伝』、共編著に『中国S級B級論』『プロトタイプシティ』など。
安田峰俊(やすだ・みねとし)
ルポライター、立命館大学人文科学研究所客員研究員。1982年生まれ。『八九六四』(KADOKAWA)が第5回城山三郎賞、第50回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2021年の近著に『現代中国の秘密結社』(中公新書ラクレ)、『「低度」外国人材』(KADOKAWA)。
山谷剛史(やまや・たけし)
フリーランスライター。2002年より中国雲南省昆明市を拠点に活動。中国、インド、アセアンのITや消費トレンドをIT系メディア・経済系メディア・トレンド誌などに執筆。メディア出演、講演も行う。著書に『中国のITは新型コロナウイルスにどのように反撃したのか? 中国式災害対策技術読本』『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』『中国S級B級論』など。
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