※本イベントはリアルタイム配信と見逃し配信(1ヶ月)でご参加いただけるイベントです。
詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
国文学研究資料館教授・西村慎太郎さんの著書『「大字誌浪江町権現堂」のススメ』が昨年10月に刊行されました。
同書は、どこに住んでいても共通するミニマムな地域の歴史を紐解くヒントとなる一冊です。この刊行によって、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後の「創造的復興」の名のもとに失われつつある浪江町大字権現堂の歴史を残すことを目的としています。
大字(おおあざ)の歴史というのがダイレクトに日本というのとはつながらない。でも本当は、ルートとしては逆で、大字から立ち上げる歴史っていうのが大事。
━西村慎太郎 「対談」より
この言葉通り、2021年3月12日より『大字誌浪江町権現堂』刊行を目指して、新しいブログを開設し、現在も毎日更新してます。
■ブログ「『大字誌 浪江町権現堂』(仮)編さん室、調査日誌」
https://ameblo.jp/namie-gongendo/
その70日目までのブログに、著者による後日談や、権現堂出身の歌人・三原由起子さんとの対談を加え、一冊にまとめたのが『「大字誌浪江町権現堂」のススメ』です。
この刊行を記念してトークイベントを開催します。
出演は、著者の西村慎太郎さん、ゲストには『地域学入門』の著書もある山下祐介さんをお迎えします。
イベントでは、『大字誌浪江町権現堂』のススメ』を軸として、地域持続を考える上で、大字誌の意義と課題を考えます。歴史研究を専門とする西村慎太郎さんが試みる大字誌を、山下祐介さんが提唱する「地域学」の中に位置づけつつ、原子力災害被災地域の復興にまで視角を広げてお話しする予定です。
ぜひお気軽にご参加ください。
【出演者プロフィール】
西村慎太郎(にしむら・しんたろう)
1974年生まれ。国文学研究資料館教授・NPO法人歴史資料継承機構じゃんぴん代表理事。専門は歴史学。主要編著は『宮中のシェフ、鶴をさばく』(吉川弘文館、2012年)、『生実藩』(現代書館、2017年)、『BIOCITY 85号 福島の記憶・記録-複合災害と「文化」のレジリエンス』(ブックエンド、2021年)など。地域の歴史資料の保全を自治体や地域住民とともに行っており、近年では原子力災害被災地域の資料保全活動を踏まえた大字誌編纂を進めている。『「大字誌浪江町権現堂」のススメ』(いりの舎、2021年)は歴史研究における大字誌編纂として新しいスタイルを模索したもの。
いりの舎YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCn085kxAyykzZb-dGQo3mVA
山下祐介(やました・ゆうすけ)
1969年生まれ。九州大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程中退。弘前大学准教授などを経て、現在、東京都立大学教授。専攻は都市社会学、地域社会学、環境社会学。著書『限界集落の真実』『東北発の震災論』『地方消滅の罠』(以上、ちくま新書)、『「復興」が奪う地域の未来』、『地域学をはじめよう』(以上、岩波書店)、『「都市の正義」が地方を壊す』(PHP新書)、『「布嘉」佐々木家を紡いだ人たち』(青函文化経済研究所)、『地方創生の正体』(共著、ちくま新書)、『人間なき復興』(共編著、ちくま文庫)など多数。2021年9月に『地域学入門』(ちくま新書)を出版。。津軽学・白神学の運動にも参加。
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【配信での参加につきまして】
・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからのご視聴が可能です
・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください
・配信はリアルタイムと見逃し(1ヶ月間)でお楽しみいただけます。視聴用URLは準備出来次第お知らせいたします
・視聴は登録制です。1名分のチケットで複数人がご登録されている場合はご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください
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【サイン入り書籍付きチケットのご案内】
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