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片岡大右×石田月美×小川公代
「批評とケアと生きること」
『批評と生きること「十番目のミューズ」の未来』(晶文社)刊行記念

片岡大右×石田月美×小川公代
「批評とケアと生きること」
『批評と生きること「十番目のミューズ」の未来』(晶文社)刊行記念

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※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(1ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。

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昨年冬、片岡大右さんの著書『批評と生きること 「十番目のミューズ」の未来』(晶文社)が刊行されました。

フランスの文学と思想を専門とする傍ら、米国出身の人類学者デヴィッド・グレーバーの翻訳と紹介でも知られる片岡さんの批評活動を集成したこの本では、一連のグレーバー論を皮切りに、米国ドラマや日本のマンガから欧州の社会諸理論を経てイタリアの映画作家ベルトルッチ、日本のミュージシャン小沢健二、フランスの現代美術家クリスチャン・ボルタンスキーの人と作品に至る多様な対象が取り上げられています。

「批評」または「批判」という営みと「生きること」の複雑な関係を浮き彫りにする同書において、とりわけ印象的に議論されているテーマのひとつがケアの問題系です。

ケアとエンパシーによって人間本性を定義するグレーバーの人類学、「鎖を砕く者」として期待された女王の統治の崩壊が障害を抱えた新王「砕かれし者」による新時代への道を開く『ゲーム・オブ・スローンズ』、ケアやエンパシーの主題と殺しの主題をともに奏でる『鬼滅の刃』、キャロル・ギリガンらの議論を参照しつつ妊娠中絶をめぐる女性たちの葛藤の理論化を企てた社会学者リュック・ボルタンスキー(クリスチャンの兄)の『胎児の条件』……。

今回のイベントでは、著者の片岡さんのほか、『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)はじめとして英文学を専門としつつ古今東西の文学や現代のポピュラーカルチャーをケアの観点から論じてきた小川公代さん、90年代サブカルチャーの記憶を散りばめながら「生き延びるための婚活」を活写する『ウツ婚!!』(晶文社)で鮮烈にデビューしたのち、文筆家として独自の境地を開きつつある石田月美さんをゲストに迎え、批評について、文学やマンガについて、ケアについて、わたしたちが日々を生きることについて、縦横に議論していただきます。

【出演者プロフィール】
片岡大右(かたおか・だいすけ)
1974年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。批評家。専門は社会思想史・フランス文学。単著に『隠遁者,野生人,蛮人――反文明的形象の系譜と近代』(知泉書館)、『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか──現代の災い「インフォデミック」を考える』(集英社新書)、共著に『共和国か宗教か、それとも──十九世紀フランスの光と闇』(白水社)、『古井由吉 文学の奇蹟』(河出書房新社)、『加藤周一を21世紀に引き継ぐために──加藤周一生誕百年記念国際シンポジウム講演録』(水声社)、訳書にデヴィッド・グレーバー『民主主義の非西洋起源について──「あいだ」の空間の民主主義』(以文社)、ポール・ベニシュー『作家の聖別 フランス・ロマン主義1』(共訳、水声社)等がある。

石田月美(いしだ・つきみ)
1983年生まれ、東京育ち。幼少の頃から周囲と馴染めず、浮き上がった自分を抱えながら過ごす。高校を中退して家出少女として暮らし、限界がきて実家に戻り通信で高校卒業資格を得て大学に入学。独り暮らしをしながら大学在学中に摂食障害になり中退して実家に戻る。精神科に通いながら婚活をして結婚。自身の婚活経験をふまえた初の著作『ウツ婚──死にたい私が生き延びるための婚活』、同名の書籍を原作とした磋藤にゅすけ画によるマンガ『ウツ婚!!』(講談社)が話題を呼ぶ。

小川公代(おがわ・きみよ)
1972年、和歌山生まれ。上智大学外国語学部教授。ケンブリッジ大学政治社会学部卒業。グラスゴー大学博士課程修了(Ph.D.)。
専門は、ロマン主義文学、および医学史。著書に、『ケアの倫理とエンパワメント』『ケアする惑星』(ともに講談社)、『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)、『ゴシックと身体──想像力と解放の英文学』(松柏社)、『文学とアダプテーション──ヨーロッパの文化的変容』『文学とアダプテーション2──ヨーロッパの古典を読む』(ともに共編、春風社)、『ジェイン・オースティン研究の今』(共著、彩流社)、『感受性とジェンダー──〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ』(共編、水声社)、訳書に、シャーロット・ジョーンズ『エアスイミング』(幻戯書房)、サンダー・L・ギルマン『肥満男子の身体表象』(共訳、法政大学出版局)などがある______________________________________

【配信参加について】
・開演時間の30分前よりオンライン開場いたします
・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからご視聴いただけます
・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください
・リアルタイム配信と見逃し視聴(一部イベントを除く)でお楽しみいただけます。見逃し視聴につきましては、準備が出来次第、Peatixのメッセージ機能よりご案内いたします
・視聴は登録制です。1名分のチケットで複数人がご登録されている場合は、ご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください
・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご了承ください

【来店参加について】
・開演時間の30分前より開場/受付開始いたします
・係員及びスタッフの指示・注意に従ってください。万が一、指示に従っていただけない場合、イベントの中断・中止や、特定のお客様にご参加をお断りする場合がございます
・来店チケットをご購入された方も、配信でご覧いただけます。当日ご都合により会場にご来店いただけない場合は、配信視聴をご利用ください。
・車椅子やベビーカーでお越しの方は、建物の1階にエレベーターがございます。車椅子・ベビーカーでお越しのお客さまは、お席をご案内いたしますので事前にお申し付けください。
・イベントご来場にあたりご不明な点がございましたら、下記の<お問い合わせ先>までお気軽にご連絡ください

【書籍付きチケットについて】
・イベント関連書籍を、イベント配信チケットとセットで販売いたします
・ご記入いただいた住所は、書籍発送以外の目的には使用いたしません
・サイン入り書籍の場合は、お客様のお名前を入れる「為書き」はございません。ご了承ください
・商品到着までお時間をいただく場合がございます。また発送は、本屋B&Bよりお送りさせていただきます
・長期不在・住所不明等により書籍が返送された場合、保管期間内であれば、着払いにて発送させていただきます。保管期間は、イベント開催日から1ヶ月といたします
・海外発送は行っておりません

【キャンセルについて】
・ご購入直後にイベント配信用のURLが送信される都合上、お客様都合によるキャンセルは承っておりません。何卒ご了承ください

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【本イベントに関するお問い合わせ】
イベントに関するお問い合わせはこちらをご確認ください
知りたい回答が見つからない、解決しない場合など、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください

<お問い合わせ先>
event (at) bookandbeer.com
 ※(at)を@に変換して送信してください

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イベントのご予約はこちらから!

出演者片岡大右
石田月美
小川公代

出版社晶文社

開催日時19:00~21:00 (18:30オンライン開場)

開催場所本屋B&B
世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F
+オンライン配信

入場料【来店参加(数量限定・1ドリンク付き)】2,750円(税込)
【配信参加】1,650円(税込)
【サイン入り書籍つき配信参加】1,650円+書籍『批評と生きること』2,640円+送料520円(いずれも税込)※イベント後発送