夫婦の作品集である『sketch』や、ウェブサイト「Table Talk(http://tabletalk.cc/)」で日々公開しているブログでも、「日常にひそむささやかだけれど見過ごしたくないこと」を文章とイラストで表現してきた、小川奈緒さんと小池高弘さん。ふたりの共著となるエッセイ&イラスト集『心地よさのありか』がパイ インターナショナルより刊行されます。
大切にしている読者とのやりとりを通じて、年齢も立場もちがう誰もが「もっと心地よい日々を送りたい」と願っていることに気づいた小川さん。「でも心地よさってどこから生まれるのだろう」と、自分や暮らしをゆっくり見つめなおし、33篇のちいさなエッセイを書きました。そのイメージを広げる小池さんののびやかなイラスト、写真家・一之瀬ちひろさんが撮り下ろした穏やかな光あふれる写真ページとともに、「この本をめくる時間そのものが心地よさにつながってくれたら」という思いでつくった一冊です。
この本の出版を記念したイベントに、トークのお相手として迎えるのは、クレヨンハウスのライフスタイルマガジン『いいね』編集長・吉原美穂さん。数年前に知り合い、吉原さんが雑誌を通じて提案する「暮らしのちいさなことから楽しく変えていこう」というメッセージに、かねてより共感していたというふたり。同じ方向性の志をもちながら、それぞれのアプローチで本づくりに取り組む三者の対談は、これからの暮らし方や生き方、働き方についての自由で前向きな意見交換の場となりそう。ここでしか話せない、聞けない、とっておきの話も飛び出す予定です。
■登壇者プロフィール
小川奈緒(おがわ・なお)
編集者・文筆家。出版社のファッション誌編集部を経て、フリーの編集者に。2010年、自ら書き下ろしたエッセイと、夫・小池高弘のイラストを編んだ初作品集『Table Talk』を制作。その後も『家がおしえてくれること』(KADOKAWA)、『おしゃれと人生。』(筑摩書房)、『sketch 1、2』(自費出版)などのエッセイやインタビュー集を出版し、日常にひそむ大切なこと、芯のある生き方と暮らし方を見つめた本の著作活動に取り組む。目標は、読んだひとが大切に手元に置きたいと思ってくれる本をつくること。
http://tabletalk.cc/
小池高弘(こいけ・たかひろ)
イラストレーター。幼いころから絵を描くこと、文章を書くことが好きだったが、大学卒業後は出版社や広告制作会社の社員、カフェの調理人、フリーライターと興味のある仕事を経験する。小川と結婚後、夫婦共著の作品集や個展、ウェブサイトでイラストを発表し、独特のあたたかさをもつ線画が人気に。現在は雑誌や書籍、Tシャツ、ショップカードやDMのイラストなどを数多く手がけている。イラストと文章が同じバランスの本をつくることが大きな喜びのひとつ。
http://tabletalk.cc/
吉原美穂(よしはら・みほ)
クレヨンハウス編集統括。6人の編集部スタッフとともに、育児雑誌『クーヨン』、ライフスタイル誌『いいね』のほか、絵本や実用書をつくっている。表参道にある「クレヨンハウス」店舗のイベント企画やPRも担当。子ども、女性、オーガニックの視点で、暮らしから平和でたのしい社会をと、地道に考え提案中。http://www.crayonhouse.co.jp/
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2017/03/12 Sun -
小川奈緒×小池高弘×吉原美穂
「心地よさはどこから生まれるのか」
『心地よさのありか』(パイインターナショナル)刊行記念
- 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/15 Tue 松尾潔×丸屋九兵衛
「90年代R&Bとは何だったのか? 」
『松尾潔のメロウなライナーノーツ』(リットーミュージック)刊行記念 - 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/19 Sat 滝口悠生×佐々木敦
「ことばの即興力
ーーいかに書き進めていくか?」
『「書くこと」の哲学 ことばの再履修』
(講談社)刊行&重版記念 - 07/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『怪談』を3ヶ月かけてじっくりと読む - 07/21 Mon 沢山遼×山本浩貴×岩渕貞哉
「岡﨑乾二郎、そしてモダニズムをいま、考える」
『美術手帖 2025年7月号 特集「岡﨑乾二郎」』(美術出版社)刊行記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 07/31 Thu 奥田知志×永井玲衣
「わたしたちの社会はさみしいのか?」
『わたしがいる あなたがいる なんとかなる 「希望のまち」のつくりかた』(西日本新聞社)刊行記念 - 08/03 Sun 今野晴貴×内田良 「残業代、請求できます!部活、なくなります!激変する学校教育の今」『教育現場における「定額働かせ放題」の終焉』(堀之内出版)刊行記念
- 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/06 Wed 金子玲介×長井短
「同時代を生きる、書き手たち」
『流星と吐き気』(講談社)刊行記念 - 08/07 Thu 旦木瑞穂×古田雄介
「親の介護 する? しない?」
『しなくていい介護』(朝日新聞出版)刊行記念 - 08/09 Sat 桜林直子×植本一子
「少しだけ、違う視点を手に入れる」
『つまり“生きづらい”ってなんなのさ?』(光文社)
『ここは安心安全な場所』W刊行記念 - 08/10 Sun 高田漣×いとうせいこう
「サンプリングする小説、オルタナティブな文学」
『街の彼方の空遠く』(河出書房新社)刊行記念 - 08/11 Mon 豊﨑由美×宇野和美
第94回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/30 Sat コナリミサト×武田真治
「スナックバブル in B&B」
『凪のお暇』(秋田書店)完結・12巻刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念