※1月22日開催予定でしたが、大雪のため延期になったイベントです。
日程を改めまして開催が決まりました。
西洋医学のみでなく伝統医療や代替医療など幅広く医療を修める医師の稲葉俊郎さん初の単著『いのちを呼びさますもの―ひとのこころとからだ―』がアノニマ・スタジオさんより2017年12月下旬に刊行されました。
本書は「こころ」と「からだ」を軸に、人が生きるために必要なこれからの医療、創造の力を探り、私たちが日々感じている「病とは?健康とは?生きるとは?」といったいのちの本質を説いていきます。
下記目次のとおり、西洋医学の領域にとどまらない医療に対する探求は、伝統芸能、芸術、民俗学など、あらゆる分野との接点を探り対話を重ねてきた稲葉さんならではの内容となっています。
このたび、本書の刊行を記念して稲葉俊郎さんによるトークイベントを開催します。
自分の「こころ」と「からだ」と向き合い、日々のくらしをより良くするためのきっかけやヒントが得られるお話になるでしょう。
ぜひご参加下さい。
【書籍情報】
『いのちを呼びさますもの―ひとのこころとからだ―』(アノニマ・スタジオ)
稲葉俊郎著
本体価格:1,600円
目次
はじめに
序章:すぐれた芸術は医療である
第一章:体と心の構造
体との対話/医療の本質/部分と全体を診る/体を構成する60兆個の細胞たち/視覚の発達/光の正体/植物性臓器と動物性臓器/人間の体の進化/生命と自然のリズム/生命維持に必要な睡眠システム/夢は外と内を繋ぐ接点/夢に隠されたメッセージを読み解く/意識と無意識のコミュニケーション
第二章:心のはたらき
意識と無意識/西洋と東洋 心のありよう/自我とは/矛盾と葛藤/抑圧と投影/メタファーとしての「病」/外的行為と内的世界の相互作用/心が求めるエネルギー/未知なる新しい自分の創造/創造のプロセス
第三章:医療と芸術
医療と芸術の接点/「病気」を考えるか「健康」を考えるか/「治る」と「治す」のプロセス/アール・ブリュットの世界/言葉と生きる人/“神話”を撮る人/内的世界を表現する人/命がけで日々を生きる人/生き方で芸術を体現した人/生と死を受け継ぐ人/暮らしの中の美を愛した人/「道」がもたらす人間の智慧/人間という美
おわりに
【著者プロフィール】
稲葉俊郎(いなば・としろう)
医師、東京大学医学部付属病院循環器内科助教。医学博士。1979年熊本生まれ。心臓を内科的に治療するカテーテル治療や心不全が専門。週に一度行っている往診による在宅医療では、心臓以外の病気もすべて診ている。東京大学医学部山岳部の監督を務め、涸沢診療所(夏季限定の山岳診療所)も手伝い、夏には山岳医療も行う。医療の多様性と調和への土壌作りのため、西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。未来の医療と社会の創発のため、伝統芸能、芸術、民俗学、農業など、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行い、講演・勉強会なども各地で行っている。2011年の東日本大震災をきっかけに、医療の本質や予防医学を広く伝えるべく、個人での活動を始める。音楽、絵画などにも造詣が深く、さまざまなジャンルにおいて医療との接点を模索。自身も絵を描いたり能を習うなどして、歴史や体と向き合っている。共著に『見えないものに、耳をすます』(アノニマ・スタジオ)。
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2018/03/17 Sat -
稲葉俊郎
「すぐれた芸術は医療である」
『いのちを呼びさますもの―ひとのこころとからだ―』(アノニマ・スタジオ)刊行記念
- 05/19 Mon 永谷亜矢子×嶋浩一郎
「なぜあの観光地は選ばれるのか? 」
『観光"未"立国』(扶桑社)刊行記念 - 05/20 Tue 鈴木成一×大島依提亜×大久保明子
「“良い装丁”ってなんだろう?」
『【全5回】本屋B&B 超実践 装丁の学校 ファイナル』開校記念 - 05/21 Wed 浜島直子×一田憲子
「感情を言葉にすること」
『キドアイラク譚』
『もっと早く言ってよ。』(扶桑社)W刊行記念 - 05/23 Fri 大塚ひかり×春画ール
「歴史から悪意の本質を考える 」
『悪意の日本史』(祥伝社)刊行記念 - 05/24 Sat 森本淳生×鈴木亘×藤山直樹
「人文学から見る落語/落語から見る人文学」
『落語と学問する』(水声社)刊行記念 - 05/25 Sun アキラ・ザ・ハスラー×小沼理
「ぼくたち、今日は明るい話をしよう。」
『売男日記』(loneliness books)復刊記念 - 05/28 Wed 奇妙礼太郎×伊藤亜和『オールウェイズ』(ZINE)『わたしの言ってること、わかりますか。』(光文社)W刊行記念
- 05/30 Fri 堀井美香×今井雄紀×嶋浩一郎
「ラジオの先輩に聞いてみよう! ラジオの魅力と聞く力」 - 05/31 Sat 白石正明×牟田都子
「ケアと校正」
『ケアと編集』(岩波書店)刊行記念 - 06/01 Sun 濱中淳子×伊藤賀一
『大学でどう学ぶか』
『もっと学びたい!と大人になって思ったら』
(筑摩書房)W刊行記念 - 06/02 Mon 秋吉健太×中村貞裕
「“編集力とミーハー力” 。“好き”を仕事にする技術——編集者と経営者、それぞれの視点から」
『原点回帰 山田孝之、新しいコミュニティをつくる』(blueprint)刊行記念 - 06/03 Tue 穂村弘×脇田あすか×木村亮×筒井菜央
「『コトアム』と短歌アンソロジーから広がる”編む”を”読む”楽しさ」
ことばの投稿・閲覧SNSアプリ『コトアム』リリース記念 - 06/04 Wed 矢野利裕×町屋良平
「小説の死後に文学を再設定する」
『「国語」と出会いなおす』(フィルムアート社)刊行記念 - 06/07 Sat 中村佑子×石田月美
「わたしが、わたしのからだを孤独にしないために」連動企画
『なぜこの世界で子どもを持つのか 希望の行方』(集英社)連載スタート記念対談 - 06/08 Sun 藤見よいこ×小宮りさ麻吏奈「間(あわい)に立つひと」『半分姉弟』『線場のひと』(リイド社)W刊行記念
- 06/13 Fri 横道誠×菊池真理子×二村ヒトシ×松本俊彦
「みんなおいでよ、依存症の豊かな世界」 - 06/14 Sat 鴻上尚史×一色洋平×おーちようこ
「演劇のつくり方 〈もっと〉 教えます」
『舞台が幕を開けるまで』(大修館書店)刊行記念 - 06/18 Wed 小笠原鳥類×広瀬大志×黒崎晴臣
「おお、限りなく現代の詩人たち」
『おお、限りなく懐かしい動物たち』(ライトバース出版)刊行記念 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」