兵士も家族も追いつめる戦争を回避するために、いま、なにを考えていくべきか。
イラク戦争に従軍しPTSDを発症したアメリカの兵士たちと家族の苦悩を描く戦慄のノンフィクション『帰還兵はなぜ自殺するのか』を中心に、本書を訳した古屋美登里さんと、お相手にはコラムニストの小田嶋隆さんをお招きし、戦争が人にもたらす癒やしがたい苦しみについて考える2時間です。
この本が扱っている問題は、対岸の火事ではありません。
イラクに派兵された自衛隊員の自殺も起こっています。
いま、この場所で、戦争の悲惨について、あらためて考えを深めるべき時ではないでしょうか。
ドリンクを片手に語らいましょう。
亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ第Ⅰ期完結!
ピュリツァー賞作家が「戦争の癒えない傷」の実態に迫る傑作ノンフィクション。
本書に主に登場するのは、5人の兵士とその家族。 そのうち一人はすでに戦死し、生き残った者たちは重い精神的ストレスを負っている。 妻たちは「戦争に行く前はいい人だったのに、帰還後は別人になっていた」と語り、苦悩する。 戦争で何があったのか、なにがそうさせたのか。 2013年、全米批評家協会賞最終候補に選ばれるなど、米国各紙で絶賛の衝撃作。
古屋美登里(ふるや・みどり)
翻訳家。訳書にB.J.ホラーズ編『モンスターズ 現代アメリカ傑作短篇集』(白水社)、イーディス・パールマン『双眼鏡からの眺め』(早川書房)、エドワード・ケアリー『望楼館追想』(文春文庫)、ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』(講談社文庫)『ぼくと数字のふしぎな世界』(講談社)、M.L.ステッドマン『海を照らす光 』(早川書房)ほか多数。
小田嶋隆(おだじま・たかし)
1956年、東京都北区赤羽生まれ。コラムニスト。コンピュータ、ネット、政治、スポーツなど、多岐にわたる事象に対するコラムは多くのファンを持つ。著書に『小田嶋隆のコラム道』(ミシマ社)、;『場末の文体論』(日経BP 社)、『ポエムに万歳!』(新潮社)、共著に『街場の憂国会議』(内田樹編、晶文社)など。
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2015/03/05 Thu -
古屋美登里×小田嶋隆 「戦争の苦しみは戦場だけで終わらない」 『帰還兵はなぜ自殺するのか』(亜紀書房)刊行記念
- 10/24 Thu 西尾美也×青田麻未
「日常から哲学すること、つくりだすこと」
『装いは内破する』(左右社)
『「ふつうの暮らし」を美学する』(光文社)刊行記念 - 10/28 Mon 小峰ひずみ×雨宮処凛
「今の日本社会を敢えて“悪口”で語ろう」
『悪口論』(百万年書房)
『難民・移民のわたしたち』(河出書房新社)W刊行記念 - 10/30 Wed 阿部幸大×柴田元幸
「柴田ゼミから学術論文へ──読む、訳す、論じる」
『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(光文社)『英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方』(研究社)W刊行記念 - 10/31 Thu 【ぼる塾】酒寄希望×田辺智加
「『田辺の和室』出張トーク」
『酒寄さんのぼる塾晴天!』(発行:ヨシモトブックス/発売:ワニブックス)刊行記念 - 11/01 Fri 井手康喬×松永光弘
「伝え方の考え方」
『伝え方図鑑』(SBクリエイティブ)刊行記念 - 11/03 Sun 川上康則×鴻上尚史
「正解のない問いを考える時代をどう生きるか」
『教師の流儀』(エンパワメント研究所)刊行記念 - 11/07 Thu 大平一枝×原田ひ香
「愛する定食屋を“書く”という仕事」
『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社)
『あさ酒』(祥伝社)W刊行記念 - 11/08 Fri さいきまこ×石田月美
「性被害から子どもを守るには」
『言えないことをしたのは誰?』(現代書館) - 11/09 Sat 永冨真梨×大和田俊之×高田漣
「あなたの知らないカントリー音楽の世界」
『カントリー・ミュージックの地殻変動──多様な物語り』(河出書房新社)刊行記念 - 11/10 Sun 田房永子×西井開「わたしとぼくの凶暴性と粘着性」 『女40代はおそろしい 夫より稼いでたら、家に居場所がなくなりました』(幻冬舎)刊行記念
- 11/13 Wed キニマンス塚本ニキ×ラブリーサマーちゃん
「世界をちょっとよくする? <ニキ・サマ>トークセッション」
『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』(学研)刊行記念 - 11/14 Thu AK壱乃×坂田ミギー
「大人になって、ますます楽しい!オタ活の楽しみを語る会」
『交換日記がおわっても』(KADOKAWA)刊行記念 - 11/15 Fri ジェーン・スー×桜林直子
『過去の握力 未来の浮力』出版記念
「となりの雑談」トークイベント - 11/16 Sat 永井玲衣×惠愛由×井上花月
「記憶と記録がもたらすケア」by Candlelight - 11/18 Mon 青木彬× 白石正明
「無くなった右足から考えたケアとアートのこと」
『幻肢痛日記』(河出書房新社)刊行記念 - 11/19 Tue 仙波希望×卯城竜太×松田修
「広島、都市とアート、もしくは平和とスラムを問う」
『ありふれた〈平和都市〉の解体——広島をめぐる空間論的探求』(以文社)刊行記念 - 11/21 Thu 吉川公ニ×森真紀×住谷知厚
「伝える広報から伝わる広報へ 広報の心とは何か。」
『広報の心』(理工図書)刊行記念 - 11/22 Fri チョ・イェウン×三宅香帆
「新感覚ホラー小説を通じて見る、日韓の文学現在地」
『カクテル、ラブ、ゾンビ』(かんき出版)刊行記念 - 11/23 Sat 一穂ミチ×高瀬隼子
「これからの恋愛のかたち」
『恋とか愛とかやさしさなら』(小学館)
『新しい恋愛』(講談社)W刊行記念 - 12/05 Thu 和嶋慎治×志村つくね「僕の作詞作法——バンド生活三十五年によせて」『無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集』(百年舎)刊行記念
- 12/14 Sat きださおり×梨×松澤茂信×小野寺正人 「What shall we do here? この場所で何するナイト」