今も昔も漫画の面白さは変わりません。しかし今ほど漫画の読まれ方が変わっている時代はないのではないでしょうか。紙からスマホへ。それに伴って漫画家も出版社も、それぞれ読者との向き合い方を変えなければいけなくなっています。
漫画アプリやSNSなどで新しい試みや手法が行われたり、投稿作品からビッグヒットが生まれたりとワクワクさせてくれる話題もあれば、違法サイトや単行本の未発売問題などゲンナリさせることもあります。漫画家は自分で作品を宣伝しなくてはいけないし、出版社はIT企業ぽいこともしなくてはいけなくなっています。これらは過渡期ならではのことなのか、これからも続くことなのでしょうか?
そんな時代に漫画家と出版社はどうサバイヴしていくのか、そしてサバイヴ出来る作品とは。4人のゲストが今の漫画とこれからの漫画について語り合います。
出演は、出版社からの作品だけでなくWeb漫画やコミケなどにも積極的に関わり、漫画家でありつつ大学で教鞭をとる田中圭一さん(『うつヌケ』『ペンと箸』)と鍋島雅治さん(『築地魚河岸三代目』『検事・鬼島平八郎』)。講談社の漫画アプリ『コミックDAYS』の村松充裕さん。そしてWeb漫画の誕生から現在までをまとめた『ジャンプが1000円になる日』著者の大坪ケムタさん。
漫画好きはもちろん、漫画家や漫画業界志望者にとっても刺激的なトークになること間違いなし。いろんな意味で”ヤバい”漫画の今について語ります!
【出演者プロフィール】
田中圭一(たなか・けいいち)
漫画家、京都精華大学准教授。1984年『ミスターカワード』でデビュー。劇画タッチの4コマ漫画『ドクター秩父山』がヒットして深夜アニメ化される。1989年から『週刊少年サンデー』で『昆虫物語ピースケの冒険』を連載、注目を集める。人気が下降する中、著名な漫画家の絵柄を使ったパロディーを発表。2002年発表の『神罰』でふたたび人気作家に復帰した。現在は『ペンと箸』『うつヌケ』などドキュメンタリー漫画も描く。
鍋島雅治(なべしま・まさはる)
漫画原作者、作家。1963年、長崎県生まれ。長崎県立佐世保商業高等学校、中央大学文学部卒業。スタジオ・シップ勤務後に漫画原作者として活躍。代表作に『築地魚河岸三代目』など。今年、はじめての著作となる『運は人柄』を上梓。東京工芸大学芸術学部マンガ学科の非常勤講師なども務める。
村松充裕(むらまつ・みつひろ)
『週刊ヤングマガジン』編集部 副編集長、コミックDAYSチーム長。
大坪ケムタ(おおつぼ・けむた)
フリーライター、イベンター。1972年佐賀県生まれ。大学卒業後、98年にフリーライターに転向。芸能・アダルト・プロレスなどの原稿を中心に、記名無記名を問わず活動。
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2018/06/07 Thu -
田中圭一×鍋島雅治×村松充裕×大坪ケムタ
「漫画業界の今と未来について語ろう~『良い作品』を作るだけでクリエイターは生き残れるのか?」
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念