音楽ジャーナリスト若杉実さんの新刊『ダンスの時代』が今夏、刊行されました。
同書は日本のストリートダンス文化論をまとめた史上初の著書になります。現代ダンスの原点ブレイクダンスを中高生時に踊っていたという若杉さん。その経験をもとに、ヒップホップからJポップ〜アイドル、娯楽、マスメディア、古典、教育、スポーツ、医療にまで踏み込みながら百花繚乱のダンス絵巻が描かれます。
2011年のダンス必修化により教育現場にも躍り出た今日。ブレイクダンスは2018年ユース五輪にて正式種目となり、2024年パリ五輪でも採用されることが暫定認証されました。今後はアーバンスポーツとして、ますます脚光を浴びることが予想されるでしょう。
そんな絶好のタイミングで発売された『ダンスの時代』の刊行を記念してトークイベントを開催します。
ゲストは、同書にも登場する、日本最古のブレイクダンスチームの一つとされるRUSH(ラッシュ)のメンバーだったお二人、現俳優の野沢トオルさんと、後年ラップグループZINGIのMC仁義として活躍されるGERU-C閣下さん。ブレイクダンスを原点に、ホコ天、テレビ、舞台へと活躍の場を広げてきた彼ら。その生い立ちには、今日のダンスブームの歴史が刻まれています。
(緊急決定:テレビでもおなじみ、ダンスエクササイズ〈カラフィット〉開発者・周防進之介さんも参加します)
当日司会を担当するのは、日本初のストリートダンスマガジン『ダンス・スタイル』の初代編集長でもあった杉坂功太さん(『ダンスの時代』編集担当)。
ダンスの現場を牽引してきたキーパーソンが集結する貴重なイベントにご期待ください!
【出演者プロフィール】
若杉実(わかすぎ・みのる)
音楽ジャーナリスト。栃木県足利市出身。雑誌、書籍への寄稿をはじめCDのライナーノーツなどを執筆。CD、DVD企画も手がけ、これまでに200タイトル以上を送り出す。RADIO-i(愛知国際放送)やShibuya-FMなどラジオ番組のパーソナリティも担当。著書に『渋谷系』『東京レコ屋ヒストリー』『裏ブルーノート』『裏口音学』。中高生時に二つのブレイクダンスチームに所属していた。
野沢トオル(のざわ・とおる)
俳優、演出家。1983年、原宿ホコ天にて初めてブレイクダンスを披露するチーム(RUSHの前身)を結成。翌年役者となり、NHK『宮本武蔵』では役所広司(主演)と共演。1985年『EXPOスクランブル』にてRUSHを始動、レコードデビューも果たす。『オールナイトフジ』のレギュラーコーナーではコントも披露。解散後はKANのコンサートツアー・サポートメンバーとしてダンサー&コーラスとして活動。1998年より本格的に演劇活動を始動。2008年〜2016年まで劇団ベニバラ兎団にて俳優、劇作、演出を担当。現在、演劇活動と並行してハロー!プロジェクトのアイドルBEYOOOOONDSのコンセプトディレクター、“アンジュルム”のコンサートディレクターも務めている。
GERU-C閣下(げるしーかっか)
ミュージシャン、プロデューサー。高校在学中に野沢トオルさん他とブレイクダンスチーム(RUSHの前身)を結成。RUSHのリーダーとなり、テレビ等で活躍する。解散後はMC仁義としてヒップホップグループZINGIを結成。RHYMESTAR、EAST END等と国内ヒップホップシーンの最前線に立つ。90年代中盤にはアニソンDJという独自のスタイルを確立。アニソン系パンクバンドANIPUNKではヴォーカルを担当、JAPAN EXPO(パリ)にも出演した。近年はライブアイドルZOMBIE POWDERのプロデューサーとして活躍中。
周防進之介(すおう・しんのすけ)
ダンサー、パーソナルトレーナー、(株)ウェルネスエンターテイメント代表。90年代全般にかけ現役のプロダンサーとして活躍。サザンオールスターズのツアーダンサーから映画『ラストサムライ』(BATTLE CORE役)まで、数多くのメディアにも出演。近年はカラオケとフィットネスを融合した新エクササイズ〈カラフィット〉の開発者として、健康、自然医療業界からも注目されている。ウルトラマンと怪獣による世界初のダンスバトル映画『新世紀2003ウルトラマン伝説』(円谷プロ)のダンスプロデュース、釣りができる異色のアイドルグループ“つりビット”の振付、育成なども担当していた。
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