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真野倫平×小野正嗣×森千香子
「方法としてのフィクション?―イヴァン・ジャブロンカとは何者か」
『歴史家と少女殺人事件』(名古屋大学出版会)刊行記念

真野倫平×小野正嗣×森千香子
「方法としてのフィクション?―イヴァン・ジャブロンカとは何者か」
『歴史家と少女殺人事件』(名古屋大学出版会)刊行記念

※本イベントは生配信のみでご参加いただけるイベントです。また翻訳者のサイン入り書籍チケットも販売いたします。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。

 

993-1

 

1973年生まれの歴史家/作家、イヴァン・ジャブロンカをご存じでしょうか。現在はパリ第13大学教授で、歴史記述の新たな可能性を探究している気鋭の研究者です。

 

これまでに、3つの著作が日本語に翻訳されています。アウシュヴィッツの強制収容所で亡くなった自らの祖父母の生涯を調査した『私にはいなかった祖父母の歴史』、歴史研究の閉塞状況を打破するために新たな叙述スタイルを提言する『歴史は現代文学である』、そして3作目が、今夏邦訳された『歴史家と少女殺人事件――レティシアの物語』です。

 

2011年、フランスの地方都市ナント近郊で発生した、レティシア・ペレ誘拐殺害事件。18歳の若い女性が犠牲者となったこの痛ましい事件は、捜査の不備、政治の介入、そして里親男性の性的暴行容疑などによって、やがてスキャンダラスな国家的事件へと発展していきます。この事件を、「歴史研究の対象」として取り上げると宣言するジャブロンカ。彼の調査によって明らかになるものとは――。

 

文学作品としても高い評価を受けた本作は、メディシス賞やル・モンド文学賞を受賞、フランスではテレビドラマも制作されるほどの話題作となりました。犯罪捜査のドキュメンタリーとして、推理小説として、社会学的/歴史学的調査として、ある家族の物語として――さまざまな読み方が可能です。アカデミックな研究でありながら、創造的で読者をひきつけるジャブロンカ作品の魅力はどこにあるのでしょうか。

 

今回のイベントでは、『歴史は現代文学である』につづき翻訳を担当された真野倫平さんと、昨年ジャブロンカが初来日した際には対談相手をつとめ、作家としても幅広く活躍されている小野正嗣さん、そして、『排除と抵抗の郊外』の著者で、フランスを主なフィールドに研究を続けてこられた社会学者の森千香子さんの3人をゲストにお招きし、さまざまな視点からこの作品の魅力について語り合っていただきます。ぜひご参加ください!

 

【出演者プロフィール】
真野倫平(まの・りんぺい)
1965年、名古屋市生まれ。南山大学外国語学部教授。専門はフランス文学、フランス歴史学。著書に『死の歴史学――ミシュレ『フランス史』を読む』(藤原書店)、『近代科学と芸術創造――19~20世紀のヨーロッパにおける科学と文学の関係』(編著、行路社)、訳書にジャブロンカ『歴史は現代文学である』(名古屋大学出版会)、『グラン=ギニョル傑作選』(編訳、水声社)、ミシュレ『フランス史I・II 中世』(共編訳、藤原書店)などがある。

 

小野正嗣(おの・まさつぐ)
1970年、大分県生まれ。早稲田大学文化構想学部教授。専門は現代フランス語圏文学。著書に『にぎやかな湾に背負われた船』(朝日文庫、三島由紀夫賞)、『九年前の祈り』(講談社文庫、芥川龍之介賞)、『踏み跡にたたずんで』(毎日新聞出版)、訳書にマアルーフ『アイデンティティが人を殺す』(ちくま学芸文庫)、ンディアイ『三人の逞しい女』(早川書房)、ナイポール『ミゲル・ストリート』(共訳、岩波書店)など多数。

 

森千香子(もり・ちかこ)
1972年、東京生まれ。同志社大学社会学部教授。専門は国際社会学、都市社会学。著書に『排除と抵抗の郊外――フランス〈移民〉集住地域の形成と変容』(東京大学出版会、渋沢・クローデル賞特別賞/大佛次郎論壇賞)、『国境政策のパラドクス』(共編、勁草書房)、『移民政策とは何か――日本の現実から考える』(共著、人文書院)、『家事労働の国際社会学――ディーセント・ワークを求めて』(共著、人文書院)、訳書にヴァカン『貧困という監獄』(共訳、新曜社)、ヴィヴィオルカ『レイシズムの変貌』(明石書店)などがある。

 
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【配信での参加につきまして】
・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします。
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからのご視聴が可能です。
・配信はリアルタイムのみでご視聴いただけます。録画での視聴はできませんのでご注意ください。
・視聴は登録制です。1名分のチケットで複数人がご登録されている場合はご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください。
・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご了承ください。

 

【書籍付き配信での参加につきまして】
・書籍の発送は国内に在住の方のみご利用いただけます。海外への発送は承っておりませんのでご注意ください。
・イベントによって商品の発送が開催後になることもございますので、ご注意ください。

 

【キャンセルにつきまして】
・ご購入直後にイベント配信用のURLが送信される都合上、お客様都合によるキャンセルは承っておりません。何卒ご了承ください。

 
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※ご利用、お支払などについてはこちらをお読みください

出演者真野倫平
小野正嗣
森千香子

出版社名古屋大学出版会

開催日時

19:00~21:00 (18:30開場)

開催場所

本屋B&B
世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F

入場料

■配信参加:1500円
■書籍つき配信参加:1500円
+サイン入り『歴史家と少女殺人事件』3600円
(上記いずれも税別)