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鹿子裕文×幅允孝
「「へろ戦記」関東電撃篇 」
『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』(ナナロク社)&『ヨレヨレ』第4号刊行記念

鹿子裕文×幅允孝
「「へろ戦記」関東電撃篇 」
『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』(ナナロク社)&『ヨレヨレ』第4号刊行記念


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『ヨレヨレ』という雑誌をご存知でしょうか?

創刊号の表紙は、まさかの宮崎駿。しかしこの雑誌には、宮崎駿の「み」の字も、ジブリの「ジ」の字も出てきません。描かれているのは、「宅老所よりあい」という福岡の小さな介護施設で実際に起きたドタバタのみ。直販・直取引だけで販売されているにもかかわらず、『ヨレヨレ』は全国の熱狂的な読者に支えられ、累計1万4,000部以上の売り上げを叩き出し、今も増刷を続けています(現在3号まで刊行中。まもなく4号も発売開始!)。

この雑誌『ヨレヨレ』の企画、取材、撮影、執筆、編集、レイアウト、制作進行、おつかいなどなどを一人でやっているのが、福岡在住の編集者・鹿子裕文さんです。

そんな鹿子さんの、初の書き下ろし単行本がついに刊行されます。

本のタイトルは、『へろへろ』。

サブタイトルは〈雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々〉。

『ヨレヨレ』同様、「宅老所よりあい」を舞台にしながらも、『ヨレヨレ』では描ききれなかったさまざまな物語――雑誌『ヨレヨレ』誕生のいきさつ、貧乏な介護施設「よりあい」があの手この手で必死でお金を集め、ついに「総額3億2千万円の特別養護老人ホームを建てるまで」の話――が、『へろへろ』ではたっぷりと語られています。

今回、この『へろへろ』と『ヨレヨレ』4号の発売に合わせて、著者の鹿子裕文さんと、ブックディレクターの幅允孝さんのトークイベント第一弾を、東京初の『ヨレヨレ』取り扱い書店となったB&Bで開催します。

実は昨年、幅さんが東京新聞紙上で『ヨレヨレ』のことを「介護雑誌ではなく、人間雑誌」「全人類に読んでほしい雑誌」と評してくださったのが大評判となり、注文が殺到。『ヨレヨレ』購入者へのお礼状を書きすぎて、鹿子さんが腱鞘炎になったという事件も……!

初顔合わせとなるお二人に、本について、雑誌について、縦横無尽に語っていただきます。全国に先駆け、東京で開催される刊行記念イベント“「へろ戦記」関東電撃篇”、ぜひお見逃しなく!

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【出演者プロフィール】
鹿子裕文(かのこ・ひろふみ) 
1965年福岡県生まれ。編集者。早稲田大学社会科学部卒業。ロック雑誌『オンステージ』、『宝島』で編集者として勤務した後、帰郷。『シティ情報ふくおか』編集部を経て、1998年からフリーの編集者として活動中。2013年、「宅老所よりあい」という小さな老人介護施設で起きているドタバタのみを取り上げる雑誌『ヨレヨレ』を一人で創刊(現在第4号を制作中、まもなく発売)。ありえない企画と不思議な誌面が噂を呼ぶようになり、福岡・ブックスキューブリックの「売り上げベスト10」で18週連続1、2、3位を独占するという空前絶後の記録を打ち立てる。杉作J太郎が率いる「男の墓場プロダクション」のメンバー。人生でもっとも影響を受けた人物は早川義夫。

幅 允孝(はば・よしたか)
1976年愛知県津島市生まれ。BACH代表。ブックディレクター。未知なる本を手にしてもらう機会をつくるため、本屋と異業種を結びつけたり、病院や企業ライブラリーの制作をしている。代表的な場所として、国立新美術館SOUVENIR FROM TOKYOやBrooklyn Parlor、伊勢丹新宿店ビューティアポセカリー、CIBONE、la kaguなど。その活動範囲は本の居場所と共に多岐にわたり、編集、執筆も手掛けている。愛知県立芸術大学非常勤講師。
著書に『幅書店の88冊』『つかう本』『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』。『本の声を聴けブックディレクター幅允孝の仕事』(高瀬毅・著)、『飛ぶ教室 第43号』(幅允孝編集号 ブックガイド本と、その先。)も刊行中。

※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら

出演者鹿子裕文
幅允孝

出版社ナナロク社
ドンパン商店・出版部

開催日時

20:00~22:00 (19:30開場)

開催場所

本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

入場料

1500yen + 1 drink order