……今、世界で最も注目すべき映画監督であるニコラス・ウィンディング・レフン。本邦初の大特集を組んだ批評誌『ヱクリヲ』8号での執筆陣を迎えて、「N・W・レフン――拡張するノワール」特集を、さらにB&Bで大拡張します!
『オンリー・ゴッド』で明確になる、レフン作品と「不能」の関係について。
あるいは、『ドライヴ』から連なるサイボーグ・ノワールの系譜について。
出世作『プッシャー』三部作の真価とは何なのか。
レフンがその影響を公言する、鈴木清順との共通/相違点はどこにあるのか。
はたまた、『フィアー・エックス』で予告されていた「レフン的空間」とはどこなのか?
『ブロンソン』はそのフィルモグラフィのなかで、いかなる位置づけにあるのか。
そしてティザーが公開された、Amazonドラマでの新作『Too Old to Die Young』まで語り尽くします!
ニコラス・ウィンディング・レフン本人へのメールインタビュー、博覧強記のノワール批評家・滝本誠さんインタビューから各論稿まで、『ヱクリヲ8』レフン特集のポテンシャルをさらに拡張していきます。レフンを語り尽くす一夜がここに!
【出演者プロフィール】
伊藤弘了(いとう・ひろのり)
1988年生まれ。愛知県豊橋市出身。慶應義塾大学法学部法律学科卒。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在籍中。「國民的アイドルの創生――AKB48にみるファシスト美学の今日的あらわれ」(『neoneo』6号)で「映画評論大賞2015」受賞。『ユリイカ』(青土社)に志村貴子論「愛に似て残酷な漫画」(2017年11月臨時増刊号)、ソフィア・コッポラ主要作品解題(2018年3月号)を寄稿。
後藤護(ごとう・まもる)
1988年生まれ。映画・音楽ライター、翻訳家。J・G・フレイザー『金枝篇』(国書刊行会)の訳文校正を担当中。主な論考に「「スペクタクル」としての畸形――及びセックス・ピストルズの闘争/逃走術」(『見世物』第6号、新宿書房)、「レアグルーヴ、平岡正明――「ジャズ的」から「ヒップホップ的」へ」(『ヱクリヲ7』、特集「音楽批評のオルタナティヴ」所収)、「楕円幻想としての『ラ・ラ・ランド』」、「『ラ・ラ・ランド』と青の神話学――あるいは夢みる道化のような芸術家の肖像」(ともに『ヱクリヲWEB』掲載)などがある。翻訳論考にトニー・レインズ「虚無との接触」(『アピチャッポン・ウィーラセタクン』フィルムアート社)がある。音楽サイトRe:minderにてコラム連載中。
數藤友亮(すどう・ゆうすけ)
1992年生まれ。会社員。早稲田大学大学院文学研究科演劇映像学コース修士課程修了、映画研究。共著に『映画監督、北野武。』(フィルムアート社)。論文に「プログラム・ピクチャーにおける「過剰」と「魅惑」――『斬る』を中心とした三隅研次の編集分析」(『映画学』二〇一六年、第三〇号)、「マキコ・ボディ――『ピストルオペラ』における鈴木清順の「破壊」の欠落」(『ユリイカ』二〇一七年五月号)、「野球と映画――蓮實重彦における「説話論的な構造」と「主題論的な体系」」(『ユリイカ』二〇一七年一〇月臨時増刊号)など。
山下研(やました・けん)
1989年生まれ。〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉第二期総代。ヱクリヲ編集部。主な関心領域は、映画を中心とした写真や絵画といった視覚文化全般。『ゲンロン7』にて「イメージの不可視な境界――日本新風景論序説」、ドキュメンタリー批評誌『neoneo #9』にて「慈愛の球体――『ねむの木の詩がきこえる』論」、JMAMの運営する『時間デザイン』に『インターステラー』論などを寄稿。
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2018/06/30 Sat -
伊藤弘了×後藤護×數藤友亮×山下研
「『ニコラス・ウィンディング・レフンーー拡張するノワール特集』を拡張する」
『ヱクリヲ8』刊行記念
- 10/07 Mon 松本俊彦×横道誠
「トシとマコトの公開対談ーヘイ、B&B!」
『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』(太田出版)刊行記念 - 10/10 Thu しずる村上純×グランジ五明拓弥×銀シャリ橋本直×山井祥子(エレガント人生)×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」
第六回公開収録 - 10/11 Fri 松本哉×毛利嘉孝×ブレイディみかこ
「マヌケな世界は可能だ」
『世界マヌケ反乱の手引書 増補版』『ストリートの思想 増補新版』(筑摩書房)W刊行記念 - 10/12 Sat 稲垣貴彦×コーラ小林
「日本発、世界に挑むクラフトウイスキーとクラフトコーラ」
『ジャパニーズウイスキー入門 現場から見た熱狂の舞台裏』(KADOKAWA)刊行記念 - 10/13 Sun オーシュラ・カジリューナイテ×クリスティナ・ドンブロフスカ×滝口悠生×永方佑樹
「ポーランド、リトアニア、アイオワ、京都、東京」
京都文学レジデンシー&ヨーロッパ文芸フェスティバル連動企画 - 10/15 Tue 中村隆之×新田啓子×隠岐さや香
「鎖は(本当に)解けたのか?」
『黒人法典』(明石書店)刊行記念 - 10/16 Wed Helsinki Lambda Club×マスダレンゾ
「TEN」
『TEN YEARS AND (STILL) RUNNING』(UK.PROJECT/Hamsterdam Records)刊行記念 - 10/17 Thu 想田和弘×坂手洋二
「映画と演劇とフォトエッセイ
猫のように自由な表現とは
映画監督と劇作家が語る表現の方法」
『猫様』(発行:ホーム社/発売:集英社)刊行記念 - 10/18 Fri 石黒圭×飯間浩明
「“言語のプロフェッショナル”も知らない日本語とは?」
『言語学者も知らない謎な日本語』(教育評論社)刊行記念 - 10/19 Sat 三輪清子×橋本宗樹
「ともにくらす、さとおやこ」
『もしかして となりの親子は里親子⁉』(理工図書)をもとに
「365日のさとおやこ」連動企画 - 10/19 Sat 勅使川原真衣×三宅香帆
「わたしたちが選び・選ばれるときに、本を読むことの意味について」
『働くということ 「能力主義」を超えて』(集英社)刊行記念 - 10/23 Wed 奥浜レイラ×児玉美月×清田隆之
「私たちがもっと自由に生きるために」
映画『ジョイランド わたしの願い』公開記念 - 10/24 Thu 西尾美也×青田麻未
「日常から哲学すること、つくりだすこと」
『装いは内破する』(左右社)
『「ふつうの暮らし」を美学する』(光文社)刊行記念 - 10/30 Wed 阿部幸大×柴田元幸
「柴田ゼミから学術論文へ──読む、訳す、論じる」
『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(光文社)『英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方』(研究社)W刊行記念 - 10/31 Thu 【ぼる塾】酒寄希望×田辺智加
「『田辺の和室』出張トーク」
『酒寄さんのぼる塾晴天!』(発行:ヨシモトブックス/発売:ワニブックス)刊行記念 - 11/13 Wed キニマンス塚本ニキ×ラブリーサマーちゃん
「世界をちょっとよくする? <ニキ・サマ>トークセッション」
『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』(学研)刊行記念 - 11/16 Sat 永井玲衣×惠愛由×井上花月
「記憶と記録がもたらすケア」by Candlelight - 11/21 Thu 吉川公ニ×森真紀×住谷知厚
「伝える広報から伝わる広報へ 広報の心とは何か。」
『広報の心』(理工図書)刊行記念 - 11/22 Fri チョ・イェウン×三宅香帆
「新感覚ホラー小説を通じて見る、日韓の文学現在地」
『カクテル、ラブ、ゾンビ』(かんき出版)刊行記念 - 11/23 Sat 一穂ミチ×高瀬隼子
「これからの恋愛のかたち」
『恋とか愛とかやさしさなら』(小学館)
『新しい恋愛』(講談社)W刊行記念