福島第一原発事故以降、福島県の浜通りに位置するいわき市の生産者たちは、さまざまな困難と戦ってきました。しかし同時にそこには、事故以前から全国各地で起こっていた地方の衰退が、加速しながら進行しているという拭いがたい現実もあります。
「風評被害だ!」と安全を訴えるのではない。「復興に挑む被災地」といったストーリーで耳目を集めるのでもない。もっと楽しくいわきのうまいモノをアピールできないか。いっそ「復興」という物語を利用し、遊び倒すことはできないだろうか――そんな挑戦を、いわき市の一部の生産者たちは始めています。
彼ら/彼女たちが見据えている未来のかたちを、トークだけではなくいわきの「うまいモノ」を味わっていただきながら、みなさんに立体的にお伝えします。
当日はいわき市のかまぼこ工房「貴千」のボーノ棒、「小川キノコ園」のエリンギ惣菜、「太平桜酒造」の日本酒もご用意いたします!
小松理虔(こまつ・りけん)
1979年いわき市小名浜生まれ。地元小名浜のローカルクリエイティブを伝えるウェブマガジン「tetoteonahama」(http://www.tetoteonahama.com/)を主宰しながら、小名浜本町通りに「UDOK.」というシェアアトリエスペースを共同運営中。「読むふくしま会議 ふくしまの声」(http://fukushimanokoe.jp/)などでいわき市の現在をリポートしている。
本業である「貴千」の広報担当としても、市内の生産者とのコラボショップ「きせんと」(http://kisen.thebase.in/)を立ち上げるなど、精力的に活動。
また、この10月に開催された「小名浜本町通り芸術祭」(http://www.strikingly.com/ohsaf)でも主催者代表として奔走。さまざまな立場で、地域のなかで、地域と遊びながら社会問題を想起させる活動を行っている。元福島テレビ報道部記者。
五十嵐泰正(いがらし・やすまさ)
筑波大学大学院人文社会系准教授、専門は都市社会学・国際移動論。生まれてこのかた38年間暮らしてきた千葉県柏市で、音楽や手づくり市などのイベントを数多く行ってきた「ストリート・ブレイカーズ」に05年より参加、まちづくりに実践的に関わる。
そのストリート・ブレイカーズが中心となって2011年に発足した「安全・安心の柏産柏消」円卓会議では事務局長を務め、放射能汚染で毀損した消費者と生産者の信頼を協働のなかで再構築する試みを行った。その取組は五十嵐他編『みんなで決めた「安心」のかたち ポスト3.11の「地産地消」をさがした柏の一年』(亜紀書房)(http://goo.gl/PCU0IP)にまとめられている。
柏の円卓会議を参考に発足した「いわきの食を考えるフォーラム」(http://f-km.com/?cid=12)にもオブザーバーとして参加。いわきと東京などの大都市圏を「うまいモノ」でつなぐ活動も行う。
2013/11/21 Thu -
小松理虔×五十嵐泰正 「復興」と遊ぶ/「復興」で遊ぶ ――いわきと日本の未来を考える
- 02/09 Thu 妹尾昌俊×工藤祥子×堀潤
「先生を、死なせない。——教育現場の過労死等を防ぐために」
『先生を、死なせない。』(教育開発研究所)刊行記念 - 02/10 Fri 髭男爵ひぐち君×萩原弘基×栁佐織
「髭男爵ひぐち君の語る日本ワインサロン×塩山洋酒醸造×LIFE with WINE」
『髭男爵ひぐち君の語る日本ワインサロン』(三栄書房)刊行記念 - 02/13 Mon 鈴木涼美×原カントくん
「臨時営業『鈴木涼美のBISTRO LOVIN’』リターンズ」
『グレイスレス』
『8cmヒールのニュースショー』刊行記念 - 02/15 Wed 新井高子×清岡智比古×小島敬太
×管啓次郎×田野倉康一×坪井秀人
「「朔太郎と歩く」詩と歌の夕べ」
『朔太郎と歩く』(明治大学総合芸術系)刊行記念 - 02/16 Thu 太田靖久×友田とん×碇雪恵×竹田信弥
「ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む〜3人のアフタースクール〜」
『ふたりのアフタースクール〜ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(双子のライオン堂)刊行記念 - 02/17 Fri 庄子寛之×西岡壱誠
「これからの時代を生きる子に必要な力」
『子どもが伸びる「待ち上手」な親の習慣』
『それでも僕は東大に合格したかった』
『東大独学』トリプル刊行記念 - 02/18 Sat 豊﨑由美×若島正
第80回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 02/19 Sun 小野貴也×北野唯我
「社会課題の解決はサステナビリティと両立できるのか」
『社会を変えるスタートアップ』(光文社新書)刊行記念 - 02/21 Tue 平岩壮悟×大林寛×中村将大
「ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』のよみかた」
『ダイアローグ』(アダチプレス)刊行記念 - 02/22 Wed 金澤寿和×福田直木
「ライトメロウなプレミアムAORの夜」
『AORライトメロウ プレミアム 02 ゴールデン・エラ 1976-1983』(シンコーミュージック・エンタテイメント)刊行記念 - 02/23 Thu 細川美和子×小国士朗×近山知史
「当事者を越えて、伝える力」 - 02/24 Fri サエキけんぞう×篠原章
「はっぴいえんどとは何だったのか?」
『はっぴいえんどの原像』(リットーミュージック)刊行記念 - 02/25 Sat 西寺郷太×伊賀大介×原カントくん
「復活!『いごかんトリオ』(伊賀大介・西寺郷太・原カントくん)1990年代の音楽、ファッション、そして下北沢を語る」
『90’s ナインティーズ』(文藝春秋)刊行記念 - 02/26 Sun 武田砂鉄×高瀬隼子
「「父/母ではない」立場から書くということ」
『父ではありませんが 第三者として考える』
(集英社)刊行記念 - 03/01 Wed 岸本佐知子×柴崎友香×辻本力
「雑談の続き」
『失われた“雑談”を求めて』(タバブックス)刊行記念 - 03/02 Thu 高橋晋平×田丸雅智
「アイデアとは何か、を味わう夜」
『1日1アイデア 1分で読めて、悩みの種が片付いていく』
(KADOKAWA)
『ビジネスと空想』
(クロスメディア・パブリッシング)W刊行記念 - 03/04 Sat 澤西祐典×柴田元幸
「『変ちきりん』を愉しむ——文豪が出会った不思議の国」
『芥川龍之介・菊池寛共訳 完全版 アリス物語』
(グラフィック社)刊行記念 - 03/05 Sun 廣野翔一×文月悠光×高松霞
「1991年生まれのパラレルワールド」
『weathercocks』
(短歌研究社)
『パラレルワールドのようなもの』
(思潮社)W刊行記念 - 03/09 Thu 塩谷歩波×塩谷舞
「強いようで弱く、弱いようで強い私たちの、
居心地のいい場所の見つけ方」
『湯あがりみたいに、ホッとして』(双葉社)刊行記念イベント