いま、この国では、愛国の思想を持ち、活動にはまる女性たちが増えている。
日の丸を振り、ヘイトスピーチを路上で叫ぶ彼女たちは、家に帰れば夫や子どもに食事を用意する、隣の〈普通の主婦〉でもある・・・・・・。
そんな女性たちの存在に驚き、そして知ろうと試みたフェミニストと元・在日韓国人三世が、一年前から取材を重ね、この2月に『奥さまは愛国』という本を上梓しました。
愛国女性たちの動機は何か、社会に望むものは何か、そして何を愛し、守ろうとしているのか。明治神宮、新大久保、幼児学校、皇居、朝鮮学校、靖国神社…etc
愛国活動の場を訪ね、北原さんはジェンダー視点で、朴さんはマイノリティ視点でそれぞれ聞いて、考えました。
ふたりは何がわかり、何がわからなかったのか。
実は、取材・執筆中、ほとんど言葉を交わす機会がなかった北原さんと朴さんが、改めてじっくりと、いまそこにいる「愛国奥さま」といまここにある「愛国の空気」を語ります。
北原みのり(きたはら・みのり)
1970年生まれ。女性のためのセックストーイショップ「ラブピースクラブ」代表。時事問題から普遍的テーマまでをジェンダー視点で考察する。著書に『アンアンのセックスできれいになれた?』『毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記』『さよなら、韓流』など。
朴順梨(パク スニ)
1972年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業後、テレビ制作・情報誌編集を経てフリーライターとなり、「AERA」等に寄稿。元・在日韓国人三世。著書に『韓国のホンネ』(安田浩一氏との共著)『離島の本屋』がある。
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2014/04/03 Thu -
北原みのり×朴順梨 『奥さまは愛国』(河出書房新社)刊行記念トーク
- 03/29 Wed 湯浅学×安齋肇×戌井昭人
「カセットに記録された『人生』を聞く」
『ライク・ア・ローリングカセット カセットテープと私 インタビューズ61』(小学館)刊行記念 - 03/31 Fri 坪口昌恭×伊藤ゴロー
「リアルで体験、『神曲のツボ』!」vol.3
『神曲のツボ!「カッコいい」の構造分析』(アルテスパブリッシング)刊行記念 - 04/01 Sat 黒川創×沼野恭子×沼野充義
「世界文学とロシア・ウクライナ」
『世界を文学でどう描けるか』(図書出版みぎわ)刊行記念 - 04/08 Sat 横山北斗×雨宮処凛
「学校で教えてほしかった社会保障――ピンチを切り抜けるノウハウを知ろう!」
『15歳からの社会保障』(日本評論社)
『学校では教えてくれない生活保護』(河出書房新社)W刊行記念 - 04/13 Thu 横道誠×廣岡孝弥
〜韓国ドラマファンクラブ活動〜
「自閉スペクトラム症の当事者と韓国文学翻訳者が語る『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』」 - 04/14 Fri 松澤茂信×村田あやこ×今井夕華×八馬智×上原将太
「いつものまちを“別視点”で見る方法」
『マニア流!まちを楽しむ「別視点」入門』(学芸出版社)刊行記念 - 04/15 Sat 鈴木みのり×竹中夏海×和田彩花
「歌って、踊って、演じて、表現するアイドルのための健康とジェンダー」
『エトセトラ VOL.8』(エトセトラブックス)刊行記念 - 04/17 Mon ひらりさ×藤谷千明
「それでもオタク女をやっていく……のか?」
『それでも女をやっていく』(ワニブックス)
『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』(幻冬舎)W刊行記念 - 04/18 Tue 小川公代×伊藤亜紗
「私たちの時代の感受性について考える」
『感受性とジェンダー』(水声社)
『ケアする惑星』(講談社)W刊行記念 - 04/19 Wed 三浦しをん×ジェーン・スー
「我々は『好き』に突き動かされ今日も生きる」
『好きになってしまいました。』(大和書房)
『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』(文藝春秋)刊行記念 - 04/21 Fri イナガキヤスト×塚崎秀雄
「写真で表現者になるには」
『ぼくたちの大切な時間』(KADOKAWA)
『名画から学ぶ 写真の見方・撮り方』(翔泳社)W刊行記念 - 04/23 Sun 柊サナカ×村上仁一
「本とカメラと写真と」
『天国からの宅配便 あの人からの贈り物』(双葉社)刊行記念 - 04/24 Mon 関口洋平×河野真太郎
「『イクメン』じゃダメなの? 新自由主義とケア」
『「イクメン」を疑え!』(集英社)刊行記念 - 04/27 Thu 関口竜平×内沼晋太郎
「独立書店を開業した私たちがみる「本屋の未来」〜本屋lighthouseという挑戦」
『ユートピアとしての本屋』(大月書店)刊行記念 - 05/10 Wed 緒方英樹×三上美絵
「ドボクって何だ? かわいい土木・ダイナミック土木偉人」
『大地を拓く』(理工図書)『かわいい土木 見つけ旅』(技術評論社)W刊行記念