日々の暮らしを色々な角度から眺めて、この時代の豊かさの意味を考えようというコンセプトのもと発刊されている雑誌『疾駆/chic』。
毎号の装丁も内容に合わせて大きく変化し、印刷に使用される紙が特集に合わせて毎号違うというところも魅力の一つです。例えば、最新号では熊野で製造された洋紙を4色用いて、鮮やかな造本が実現されています。
色とりどりの紙、きらきらしている紙、つるつるしている紙、ざらざらしている紙、半透明の紙、薄い紙、厚い紙、外国の紙など約9,000種ものファインペーパーの中から『疾駆/chic』1〜4号のために何が選ばれて、どうやって雑誌が作られてきたのでしょうか。
そして次号は……?
紙の専門商社として知られる株式会社竹尾から竹尾有一さんをお招きして、『疾駆/chic』制作スタッフのお二人と同誌に連載を持つ保坂健二朗さんが、紙のことやデザインのこと、そこに載せられる言葉のことについて語り合います。
【出演】
竹尾有一
1974年生まれ。慶應義塾大学(SFC)卒業。株式会社竹尾 取締役。マスメディア業界を経て2004年より紙業界へ。「紙」が今後どうなっていくのか常に模索中。
保坂健二朗
1976年生まれ。東京国立近代美術館 主任研究員。『疾駆/chic』創刊号から「良口雑言」を執筆。「フランシス・ベーコン展」(2013年)などの展覧会の企画を行う傍ら、様々なメディアで魅力的な問題提起を行っている。『すばる』や『朝日新聞』で連載を持ち、『芸術新潮』などへの寄稿多数。主な著書に『アール・ブリュット アート 日本』(共著・監修|平凡社)など。
田中義久
1980年生まれ。『疾駆/chic』グラフィックデザイナー。東京都写真美術館をはじめ、美術館、コマーシャルギャラリー等の展示V.I計画や、アーティストの作品集の装丁、デザインを手がける。2013年、JAGDA賞、JAGDA新人賞を受賞。飯田竜太(彫刻家)とのアーティストユニット「Nerhol」としても活動中。
菊竹寛
1982年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科卒業。タカ・イシイギャラリーに在籍。ギャラリーにて展覧会の制作・運営に携わる傍ら、2012年に芸術批評誌『凶区』を、14年に『疾駆/chic』を創刊し編集長を務める。三度の飯より酒が好き。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2015/03/02 Mon -
竹尾有一×保坂健二朗×田中義久×菊竹寛「暮らしを深めるエチュード:言葉と紙とデザインから考える」『疾駆/chic』第4号刊行記念
- 03/23 Sun 柴崎友香×小林エリカ
「複数の声を小説として書く」
『遠くまで歩く』(中央公論新社)刊行記念 - 03/24 Mon 渡辺幸光×北川佳孝×嶋浩一郎「デジタル化するPR最前線を語ろう! 人間力が勝負のPRパーソンとテクノロジーの付き合い方」『なぜ御社の広報活動は成果が見えないのか? 』(宣伝会議)刊行記念
- 03/26 Wed 澤円×関戸大「次世代に知ってもらいたい“話し方” 」『うまく話さなくていい』(プレジデント社)刊行記念
- 03/27 Thu 宮後優子×泉美菜子
「アートブックの編集・デザイン・出版について」
『作品集のつくりかた』(BNN)刊行記念 - 03/28 Fri アトオシとデザイン(永井弘人)
「デザイン仕事。リアルな困難を乗り越えた方法。
表に出せない、デザイナーの話」
『デザイナーのスキルアップ大全』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 03/29 Sat 管啓次郎×木内久美子×関島種彦×仲野麻紀
「ヘテロトピアに響く声と音 朗読と音楽と対話の夕べ」
『ヘテロトピア集』(コトニ社)刊行記念 - 03/30 Sun 雁屋優×勅使川原真衣
私が私のままで生存できる社会のために
『マイノリティの「つながらない権利」』(明石書店)
『格差の"格"ってなんですか?』(朝日新聞出版)W刊行記念 - 03/31 Mon 塙幸枝×小川公代 「映画と障害のつながりを“ケア”するために」 『スクリーンのなかの障害』(フィルムアート社)刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充「遠まわりをした老舗家業の働き方」『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念
- 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念
- 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎「これからの小さな出版と、本の届け方」『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念
- 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念
- 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念