インドと聞いてまず思い浮かぶのは、カレーでしょう。何十種類ものスパイスを絶妙なバランスで組み合わせる事によって生まれるカレーは、刺激的かつ繊細です。長年の経験を持つ本物の料理人のみが生み出せるスパイスのハーモニーは、多くの人々を虜にしています。
しかし、あまり知られていませんが、インドが生み出したもう1つの奇跡に「インド古典音楽」があります。この音楽は、その独特の文化、風土、歴史の中で、「構成」「メロディ」「リズム」全てが西洋とは全く異なる発展を遂げてきました。 優雅さ、美しさ、楽しさ、迫力、悲しみ etc……1曲で1時間にも及ぶ壮大な物語は、聴く者を魅惑の世界に誘います。
ただ、日本でそれを体感するために、文献、インターネットなどで情報を得ようとしても、規則を強調した音楽理論や大雑把な神話などで紹介するものばかりで、インド古典音楽が持つ「エネルギー」や「ダイナミクス」をシンプルに感じる事ができるものは、ありません。
そこで、本イベントでは、はじめに特徴的なメロディとリズムサイクルだけを説明し、その後は、良いオーディオで、巨匠/名人の最高のライブ録音を、ただシンプルに楽しみながら聴きます。
ゲストは、長くインド古典音楽に関わっているシタール奏者のヨシダダイキチさんと、駆け出し中のタブラ奏者のきゅうりさん。 インドでの体験談などを交えながら、現地の熱をお伝えします。
また、トーク終了後にはB&Bからも近く、スパイスと食材のハーモニーを追求し続ける、下北沢「ANJALI」さんのカレーをお召し上がりいただけます。
インドに通いながら古典音楽を学んでいる方の解説とともに聴くインド古典音楽は、ひとりで聴くのとは全く違った体験が得られるはず。そして、きっとインド古典音楽が持つ「エネルギー」や「ダイナミクス」を必ず感じられることでしょう。 インド古典音楽だけでなく、いろいろなジャンルの音楽を聴くことが好きな方ならきっとどなたでも楽しめるイベントです。
お気軽な気持ちで、ご参加ください。
【出演者プロフィール】
ヨシダダイキチ
1996年からインドにてシタールとインド音楽を学ぶ。世界的に活躍するウスタッド・シュジャート・カーン/ustad shujaat khanに師事。 YOSHIMI(ボアダムス/ooioo)とのユニット「saicobaba」を結成し5枚のCDをリリース。 様々なアジア楽器のポリリズムと歌唱法を取り入れた「AlayaVijana」を結成し5枚のCDをリリース。シタール5~30台を使ったユニット「sitaar tah!」を結成しニューヨークachiverecord/importantrecordより2枚のCDをリリース。日本のレーベルからオリジナルアルバム「Tah!」をリリース。UAのアルバム「ファティマとセミラ」「テュリ」を楽曲提供、プロデュース。 奄美民謡の朝崎郁恵のアルバム「はまさき」を、インド楽器、バリ・ガムランなど多彩なアジア音楽でアレンジしたアルバムをプロデュース。
http://www.yoshidadaikiti.net/
きゅうり
タブラ奏者。学生時代にバンド活動を行ないながら、電気工学、音響工学を学ぶ。タブラをインターフェースとし、そこにノイズやエフェクトを加える事で独特なサウンドを作る。 シタール奏者ヨシダダイキチとのユニット活動を軸としながら、タブラとラップトップを組み合わせたソロ活動も行なっており、画家 日下部泰生とのユニットMetaHolicsをはじめ、芝居、ダンスなど音楽以外のアーティストとの活動も精力的に行なう。 また、インド国内外で活躍するタブラ奏者Arunangshu Chaudhury氏に師事し、来日するインド古典音楽演奏家との共演も行なっている。
http://www.kyuri-tabla.com/
アルナングシュ・チョウドリィさん(きゅうりさんのタブラの師匠)とヨシダダイキチさん、きゅうりさんの3人による公演スケジュールはこちら。
http://tablatablatabla.wix.com/japantour
ANJALI(あんじゃり)
下北沢にあるインドカレー店。
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2016/06/14 Tue -
ヨシダダイキチ×きゅうり×ANJALI
「ただ聴く――インド古典音楽とスパイスに浸る夜」
- 06/20 Fri 古渡大×佐竹雄太
「それ、建築あるあるです。」
『マンガ建築士あるある』(学芸出版社)刊行記念 - 06/21 Sat 角田光代×かつしかけいた
「韓国ドラマ沼を本にしてみたら」
『韓国ドラマ沼にハマってみたら』(筑摩書房)刊行記念 - 06/22 Sun 千早茜×田辺智加(ぼる塾)
「偏屈食貴族×芸能界スイーツ女王の食談議」
『なみまの わるい食べもの』(ホーム社)刊行記念 - 06/23 Mon マライ・メントライン×神島大輔
「日本脳なドイツ人 vs ドイツ脳な日本人、ノールール120分一本勝負!」
『日本語再定義』(小学館)刊行記念 - 06/25 Wed 黒川文雄×西村亨
「黒川塾 × Beep21編集長 Presents:PLAYBACK1985-1990」
『セガ 体感ゲームの時代 1985-1990 』(東京ニュース通信社)刊行記念 - 06/26 Thu 吉本ばなな×又吉直樹×バイク川崎バイク×しずる純×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
放送1周年記念 - 06/27 Fri 太田尚樹×上坂あゆ美×矢島緑
「<下書き保存>のままな話」
『グレーとライフ』(イースト・プレス)刊行記念 - 06/28 Sat 青木淳×保坂健二朗
「Museumについて」
『a+u 2025年6月号/青木淳 美術館』(エー・アンド・ユー)刊行記念 - 06/29 Sun 小山さんノートワークショップ(いちむらみさこ×吉田亜矢子×さこうまさこ×花崎攝×藤本なほ子×申知瑛)×松尾亜紀子
「わたしたちの中に息づく小山さん」
『小山さんノート』(エトセトラブックス)「生きる本大賞」受賞記念 - 07/01 Tue 吉見俊哉×若林幹夫
「建築と出来事」
『このとき、夜のはずれで、サイレンが鳴った』(岩波書店)
『ダイアローグ〈危機〉の時代の長谷川逸子・原広司・伊東豊雄』(millegraph)W刊行記念 - 07/02 Wed 豊﨑由美×木下眞穂
第93回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 07/04 Fri 富川岳×ドミニク・チェン×桜井祐
「懐かしい異界へ。人ならざるものと共に生きる」
『シシになる。──遠野異界探訪記』(亜紀書房)刊行記念 - 07/05 Sat 岡本敬子×岡本仁
「ふたりへの質問エクストラ 」
『私のふたり暮らし』(光文社) - 07/05 Sat 武田砂鉄×石村博子×舛友雄大
「ノンフィクションの現在地」
Presented by 講談社本田靖春ノンフィクション賞 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」 - 07/10 Thu 星田英利×フルーツポンチ村上健志×日下怜奈×トット桑原雅人×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第13回公開収録 - 07/13 Sun 柴田元幸×惠愛由
「あなたをみている」
『体の贈り物』(twilillight) 復刊記念 - 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念