今年、88才になる実験アニメーションの元祖・クリヨウジが、およそ50年ぶりに1年間かけて描き下ろした500ページのマンガ集、『クレージーマンガ』が刊行されました。
60年代から、柳原良平、真鍋博とともに、日本アニメーション界のパイオニア的存在であるクリヨウジによる作品集。
88才で今なお現役のクリが描く、戦争・政治・犯罪・タブー・宇宙人・こども・動物・サイエンス・ナンセンス・欲望・男と女・未来・etc…風刺とユーモア織り交ぜて描かれるマンガのみが、500ページを爆走する!
手塚治虫が真っ向からライバル視したアニメーションの天才は、マンガでも天才であることが証明された一冊です。
本書の刊行を記念して、宇川直宏さん(DOMMUNE)との対談トークイベント&クリヨウジの似顔絵付きサイン会を開催します。
95年以来、3回目となるクリヨウジと宇川直宏さんの対談が実現しました。
常に現在進行形で、それぞれの表現の世界を邁進する両者の、
「未来」というテーマから始まる、フリーセッションスタイルのトークをぜひ体験しに来てください!
宇川直宏さんプレゼンツ、クリヨウジ・アニメーション作品の上映もあります。
トーク終了後、「クレージーマンガ」をご購入頂いた方に、クリヨウジが似顔絵付きサインをします。
【出演者プロフィール】
クリヨウジ(久里洋二改め)
アニメーター/マンガ家/画家/絵本作家/小説家
1928年(昭和3)年4月9日、福井県鯖江市に生まれる。
文化学院美術科・アテネフランセを経て、二科展特選。
第4回文芸春秋漫画賞受賞。
柳原良平、真鍋博と共に「アニメーション三人の会」を主宰。実験アニメーションの制作に乗り出す。60年代を通して日本国内の前衛的な芸術・文化を索引する中心的存在となった草月アートセンターでアニメーションフェスティバルを開催。代表作「人間動物園」が世界中の映画祭で11冠受賞。TV「11PM」「ひょっこりひょうたん島」「みんなのうた」などでアニメーション作品を発表。
今までにニューヨーク近代美術館、パリ市立近代美術館、山梨県立美術館、池田20世紀美術館、ベルギー・ゲント市、ドイツ・シュトッゥトガルト市ほかで個展が開催されている。
2007年より、アート・アニメーションのちいさな学校で教鞭を取りながら、現在も多くの作品を産み続けている。
宇川直宏(DOMMUNE)
1968年香川県生まれ。映像作家 / グラフィックデザイナー / VJ / 文筆家 / 京都造形芸術大学教授 / そして「現在美術家」……幅広く極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている。2010年3月に突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数をたたき出し、国内外で話題を呼び続ける。『文化庁メディア芸術祭』審査委員(2013~2015年)。『アルスエレクトロニカ』サウンドアート部門審査委員(2015年)。また高松市が主催する『高松メディアアート祭』(2015年)ではゼネラルディレクター、キュレーター、審査委員長の三役を務め、その独自の審美眼に基づいた概念構築がシーンを震撼させた。2016年には『アルスエレクトロニカ』のトレインホールにステージ幅500MのDOMMUNEリンツ・サテライトスタジオを開設し、現地オーストリアからのストリーミングが世界的話題となった。
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2016/12/10 Sat -
クリヨウジ(久里洋二改め)×宇川直宏
「クレージートーク!ここでしかきけない未来世紀!!!&クリヨウジ似顔絵付きサイン会」
『クレージーマンガ』(ユジクブックス)刊行記念
- 09/25 Mon 中島洋×中島ひろみ×手塚眞×森直人
「地方のミニシアターから、映画・アート・文化を考える」
『若き日の映画本』(シアターキノ)刊行記念 - 09/27 Wed 綿野恵太×樋口恭介
「マシな未来を創造するための〈逆張り・ポスト逆張り〉考」
『「逆張り」の研究』(筑摩書房)刊行記念 - 09/28 Thu やついいちろう×トミヤマユキコ
「宮沢章夫を思う脱力の夜」
『きょうはそういう感じじゃない』(河出書房新社)刊行記念 - 09/29 Fri 池田稔×黒川文雄
「ゲーセン、ビデオゲームの灯をともせ」
『ゲーセン戦記』(中央公論新社)
『ビデオゲームの語り部たち 日本のゲーム産業を支えたクリエイターの創造と挑戦』(DU BOOKS)W刊行記念 - 10/01 Sun 青木由弥子×水島英己
「野のうへは なほ光ありしや―戦時下の“抒情”を考える」
『伊東静雄―戦時下の抒情』(土曜美術社出版販売)刊行記念対談 - 10/02 Mon 大島依提亜×木村和平
「『アンダーカレント』の世界観」
映画『アンダーカレント』公開記念 - 10/03 Tue 橋口幸生×田中泰延
「健康に良い言葉、悪い言葉とは?」
『言葉ダイエット』(宣伝会議)5刷記念 - 10/05 Thu 信田さよ子×武田砂鉄
「なかったことにするもんか会議」
『家族と厄災』(生きのびるブックス)
『なんかいやな感じ』(講談社)W刊行記念 - 10/06 Fri うえはらけいた×藤井亮
「“ゾワワ”の神様の正体を藤井さんと考える」
『ゾワワの神様』(祥伝社)刊行記念 - 10/07 Sat 今野晴貴×奥貫妃文×竹信三恵子
「コロナ禍は誰を直撃したのか?
──女性・ケアワーカー・非正規労働者」
『生きのびるための社会保障入門』(堀之内出版)
『女性不況サバイバル』(岩波書店)W刊行記念 - 10/08 Sun 大塚篤司×幡野広志
「医師と患者の新しい関係」
『皮膚科医の病気をめぐる冒険』(新興医学出版社)刊行記念 - 10/09 Mon 川上康則×風間暁
「「生きたい、行きたい」と思える学校にするために」
『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』
(東洋館出版社)刊行記念イベント - 10/11 Wed 柴崎祐二×伏見瞬×パンス
「新しいムーブメントは、リバイバルとともに生まれる」
『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(イースト・プレス)刊行記念 - 10/12 Thu 川野芽生×高田怜央
「文学はつねにすでに翻訳である」
『奇病庭園』(文藝春秋)
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)W刊行記念 - 10/13 Fri 村井理子×酒井順子
「母には振り回されてきたけれど~娘から見た昭和を生きた母親たち」
『実母と義母』(集英社)刊行記念 - 10/14 Sat 岡本仁×オオヤミノル×堀部篤史
「コーヒーブレイクのディスクール」
『ぼくのコーヒー地図』(平凡社)刊行記念 - 10/14 Sat 御代田太一×村上靖彦
「救護施設からのぞく社会」
『よるべない100人のそばに居る。』(河出書房新社)刊行記念 - 10/15 Sun 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩×原カントくん
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
『消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(集英社インターナショナル)
刊行記念 - 10/17 Tue 村上由鶴×長島有里枝
「日常の違和感から始まる」
『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社)刊行記念 - 10/18 Wed 鈴木俊貴×水野太貴
「動物言語学とは何か?」
『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)刊行記念 - 10/20 Fri 高木瑞穂×大泉りか
「異なる視点であぶりだす、“立ちんぼ”と“ホス狂い”の深い闇」
『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)刊行記念 - 10/31 Tue スケザネ×山下紘加
「本の扉をあけて 山下紘加と語る読書の喜び」
『煩悩』(河出書房新社)刊行記念 - 11/01 Wed 羽生有希×中村香住×深海菊絵×松浦優
「フツーの恋愛、性愛ってなに?」
『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念