詩人・高橋睦郎さんの詩集『つい昨日のこと 私のギリシア』(思潮社)と、評論集『詩人が読む古典ギリシア』(みすず書房)が、昨年から今年にかけて、あいついで刊行されました。
高橋さんは、半生にわたって古代ギリシアへの関心を深めるとともに、みずからの詩作の核にギリシアを据えてきました。そして今回、この詩人が実作と批評の両面から直接せまったことで、いま私たちの眼前に、類なき豊饒なギリシアが開示されている、と言っていいでしょう。
この2冊の刊行を記念し、トーク&朗読会を開催します。お相手は、アイルランド文学者の栩木伸明さん。現代と古代ギリシアを往還し、想像の翼を広げるひととき。ぜひお楽しみください。
【出演者】
高橋睦郎(たかはし・むつお)
1937年北九州八幡生まれ。1959年、第1詩集『ミノ・あたしの雄牛』刊。以後、詩集に『王国の構造』、『兎の庭』、『旅の絵』、『姉の島』、『永遠まで』など多数。短歌、俳句などあらゆる詩形式を試み、小説、能、狂言、浄瑠璃、オペラなどの実作もおこなう。『詩心二千年―スサノヲから3・11へ』、『和音羅読―詩人が読むラテン文学』をはじめ、東西の古典を独特な視点で読み直す評論・エッセイも多数ある。
栩木伸明(とちぎ・のぶあき)
1958年東京生まれ。早稲田大学教授。アイルランド文学・文化専攻。著書に『アイルランド現代詩は語る―オルタナティヴとしての声』、『声色つかいの詩人たち』、『アイルランドモノ語り』など。訳書にキアラン・カーソン『琥珀捕り』、ウィリアム・トレヴァー『聖母の贈り物』、ブルース・チャトウィン『黒ヶ丘の上で』、W・B・イェイツ『赤毛のハンラハンと葦間の風』『ジョン・シャーマンとサーカスの動物たち』などがある。
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2018/10/20 Sat -
高橋睦郎×栩木伸明
「ギリシアが齎してくれたもの」
『つい昨日のこと 私のギリシア』
『詩人が読む古典ギリシア』刊行記念
- 01/29 Sun 堀静香×こだま
「なぜ、暮らしを書くのか?」
『せいいっぱいの悪口』(百万年書房)刊行記念 - 02/01 Wed 【参加無料】角田光代×︎田中卓×安並まりや
「『気持ちよく生きるヒントを角田さんと本屋で考えてみる』ウェルビーイングトーク」
presented by Hakuhodo DY Matrix - 02/02 Thu 西田亮介×丹羽充×谷憲一
「『監査文化の人類学』をどう読むか」
『監査文化の人類学』(水声社)刊行記念 - 02/03 Fri 朝日順子×藤本国彦
「ビートルズはインドで何と出会ったのか?」
『インドとビートルズ』(青土社)刊行記念 - 02/04 Sat 高島鈴
「一人称からはじめる蜂起」読書会/第2回
『布団の中から蜂起せよ』(人文書院)刊行記念 - 02/06 Mon 高野光太郎×篠原かをり
「ウォンバット研究者、数奇な人生を語る」
『ウォンバットのうんちはなぜ、四角いのか?』(晶文社)刊行記念 - 02/07 Tue 杉山恒太郎×山口周×河尻享一
「杉山恒太郎、広告ビジネスの現在、過去、未来を語る」
『広告の仕事』(光文社)『世界を変えたブランド広告』(日経BP)W刊行記念 - 02/09 Thu 妹尾昌俊×工藤祥子×堀潤
「先生を、死なせない。——教育現場の過労死等を防ぐために」
『先生を、死なせない。』(教育開発研究所)刊行記念 - 02/10 Fri 髭男爵ひぐち君×萩原弘基×栁佐織
「髭男爵ひぐち君の語る日本ワインサロン×塩山洋酒醸造×LIFE with WINE」
『髭男爵ひぐち君の語る日本ワインサロン』(三栄書房)刊行記念 - 02/15 Wed 新井高子×清岡智比古×小島敬太
×管啓次郎×田野倉康一×坪井秀人
「「朔太郎と歩く」詩と歌の夕べ」
『朔太郎と歩く』(明治大学総合芸術系)刊行記念 - 02/16 Thu 太田靖久×友田とん×碇雪恵×竹田信弥
「ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む〜3人のアフタースクール〜」
『ふたりのアフタースクール〜ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(双子のライオン堂)刊行記念 - 02/17 Fri 庄子寛之×西岡壱誠
「これからの時代を生きる子に必要な力」
『子どもが伸びる「待ち上手」な親の習慣』
『それでも僕は東大に合格したかった』
『東大独学』トリプル刊行記念 - 02/18 Sat 豊﨑由美×若島正
第80回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 02/21 Tue 平岩壮悟×大林寛×中村将大
「ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』のよみかた」
『ダイアローグ』(アダチプレス)刊行記念 - 02/22 Wed 金澤寿和×福田直木
「ライトメロウなプレミアムAORの夜」
『AORライトメロウ プレミアム 02 ゴールデン・エラ 1976-1983』(シンコーミュージック・エンタテイメント)刊行記念 - 02/25 Sat 西寺郷太×伊賀大介×原カントくん
「復活!『いごかんトリオ』(伊賀大介・西寺郷太・原カントくん)1990年代の音楽、ファッション、そして下北沢を語る」
『90’s ナインティーズ』(文藝春秋)刊行記念