私たち人間にとって、月とは何か。闇夜を明るく照らす月は一日一日とその姿を変え、やがて新月へとたどり着きます。その満ち欠けを以て月は命を司り、なお死を司ると言えるでしょう。それがあまねく命の理です。
日本の山や森を巡り精霊を訪ねるうちに、先住民族や遊牧民との暮らしの中で見てきたことと、いにしえの日本に伝わる自然の中での佇まいの在り方が重なりました。もう一度、日本をきちんと考えたい、と思い月を訪ねる旅に出ました。
今回は、月の神が宿る山『月山』についてお話します。月山は山形県にある出羽三山のひとつで修験道の信仰が今も色濃く息づく聖地です。この月の山をひも解きながら、縄文から連綿と続く原日本人の命の在り方についてお話していきます。
お話の最後に、月へ捧げる音魂として小島ケータニーラブによるミニライブもあります。
【追加情報】
トークの合間に、庄内の日本酒を振る舞います!
霊山・月山から流れ出る庄内地方は美味しいお水が溢れ、お米の美味しい郷。
米と水が美味しくて、冬は寒い。名酒が生まれる絶好の土地柄です。
~純米吟醸 庄内の風 亀の尾~
幻の山形県庄内町で生まれたお米「亀の尾」を使ったお酒です。
鯉川酒造さんがこだわりで復活させた奇跡のお酒。
食用米、酒米としても多くの子孫品種(食用米:コシヒカリやササニシキなど/酒米:五百万石・たかね錦・若水など)を
持つ優秀なお米です。骨太のしっかりしたお酒です。お燗も最高です。
※1drinkとは別途、お出しします。
赤阪友昭(あかさかともあき)
1963年大阪生まれ。写真家。雑誌『Switch』や『Coyote』などに写真・文章を寄稿。北米海岸の先住民族と過ごした時間を一冊にまとめた写真集『The Myth -神話の風景から-』がある。現在は、山に残された原初の信仰、縄文文化や祭祀儀礼を取材。また、福島県立博物館のプロジェクトに関わり、南相馬を拠点に被災地の撮影を続けている。
http://www.akasakatomoaki.net
小島ケイターニーラブ(こじまけいたにーらぶ)
1980年生まれ。ミュージシャン。2009年、バンド「ANIMA」としてデビュー。
文学性の高い歌詞を特徴とし、朗読や舞台とのコラボレーションも多数。
2011年より、朗読劇『銀河鉄道の夜』 (作家・古川日出男、詩人・管啓次郎、翻訳家・柴田元幸、小島ケイタニーラブ) としての活動を開始し、翌12年には朗読劇の主題歌「フォークダンス」を収録する弾き語り作品『小島敬太』(WEATHER/HEADZ)を発表。
2013年には、東京芸術劇場での〈リミニ・プロトコル〉日本公演のサウンドデザインをゴンドウトモヒコ(pupa)と共に担当するなど活動の幅を広げている。2014年からRainy Day Bookstore & Cafe にて初の定期イベント「ラブナイト」を開始する。
http://www.keitaney.com
「あ。わ。の月」プロジェクト
月をキーワードとして、森羅万象の世界へ足を踏み入れようというプロジェクトです。「あ」は「はじまり」、「わ」は「おわり」のこと。「月」を知ることは命の「はじまり」と「おわり」と「はじまり」を知ることです。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2014/03/18 Tue -
赤阪友昭×小島ケイタニーラブ 「月のおやまとシシガミ様」 月を巡る旅のお話 vol. 01
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念