(c)田辺・弁慶映画祭 第10回記念映画プロジェクト
和歌山県田辺市で毎秋開催される「田辺・弁慶映画祭」。
「インディーズ映画の登龍門」として、これまでに『モヒカン故郷に帰る』の沖田修一さん、『知らない、ふたり』の今泉力哉さん、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の瀬田なつきさん、『グッド・ストライプス』の岨手由貴子さん等々、日本映画の将来を担う有望な若手監督たちを次々と世に送り出してきました。その出身監督を指して、“田辺系”という言葉も生まれています。
間もなく11/11(金)~13(日)に開催される今回は、「第10回」という大切な節目。その記念映画として製作された、『ポエトリーエンジェル』のお披露目上映も行われます。そこで、これまで以上の盛り上げを期するため、初の試みとして、「田辺・弁慶映画祭プレ・イベント」の開催を決定いたしました!
イベントは二部構成。第1部は、『ポエトリーエンジェル』応援企画として、 監督・脚本を務めた飯塚俊光さんと、女子高生役で出演の小川あんさん、作品のモチーフである“詩のボクシング”の第一人者・楠かつのりさんを招き、『ポエトリーエンジェル』及び“詩のボクシング”の魅力を徹底解剖いたします。
なお、『ポエトリーエンジェル』は現在MotionGaleryで製作費支援のクラウドファンディングを実施中。このイベントではネット生配信によって、その支援もお願いいたします!
https://motion-gallery.net/projects/poetryangel-film
第2部は、「第10回」に入選し、これから最高賞=“弁慶グランプリ”を目指して覇を競い合う8作品の監督らが集結! 自作のプレゼンを通して、例年よりいち早く、戦いの火蓋を切って落とします。
【「第10回田辺・弁慶映画祭」入選監督】
『私は兵器』三間旭浩
『ゆきおんなの夏』亀山睦実
『私は渦の底から』野本梢
『トータスの旅』永山正史
『UNDER M∀D GROUND』松尾豪
『空(カラ)の味』塚田万理奈
~他~
日本映画の新しい歴史を切り開く、気鋭の“シン・田辺系”監督たちの熱い夜を、共に目撃しましょう!!
【出演者プロフィール】
飯塚俊光(いいづか・としみつ)
「田辺・弁慶映画祭」製作の「第10回記念映画」である『ポエトリーエンジェル』の監督・脚本を担当。1981年神奈川県生まれ。ニューシネマワークショップで映画制作を学ぶ。2012年、伊参スタジオ映画祭にて『独裁者、古賀。』がシナリオ大賞を受賞。同作を映画化し、福岡インディペンデント映画祭2014、PFFアワード2014、「第8回田辺・弁慶映画祭」など様々な映画祭で高く評価され、2015年7月から劇場公開される。また、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」に選出され、『チキンズダイナマイト』を監督し、完成させる。現在『ポエトリーエンジェル』の他に、ndjc2014監督が再集結したFILM5プロジェクトのオムニバス映画『スクラップスクラッパー』の一篇『美人局、さゆり。』を手掛ける。
小川あん(おがわ・あん)
俳優。『ポエトリーエンジェル』に出演。1998年3月29日東京都生まれ。2013年NHK Eテレ「テストの花道」レギュラー出演をきっかけに本格的に芸能活動を始める。これまでの主な出演作は『うそのせかいのはなし』(監督:藤井道人)『天国はまだ遠い』(監督:濱口竜介)、『運命のタネ』(監督:柴田啓佑)、井上苑子「だいすき。」ミュージックビデオ(監督:エリザベス宮地)、髭男dism「コーヒーとシロップ」(監督:田村啓介)、芸人永野DVD「Ω」(監督:清水康彦)。TVCMでは、読売新聞社「2016 五輪CM」、くらしの友「その人は、くらしの友の人でした。」に出演中。現在は都内の大学に通いながら仕事をしており、今後は12月16日にNHK BSプレミアム「子連れ信兵衛2」第六話の放送があり、来年には長編映画の公開も控えている。
楠かつのり(くすのき・かつのり)
音声詩人、映像作家/日本朗読ボクシング協会代表/ロボット&人工知能研究所所長。1997年に声と言葉の表現による人間力を競う「詩のボクシング」を始める。一般参加による「詩のボクシング」トーナメントは全国に広がり、これまでに43都道府県で大会が行われ、全国大会も開催されている。さらに、コミュニケーション能力が高まると全国各地の小・中・高校の教育の場にも取り入れられて行われている。映像では、魚眼写真を使った独自の視点でのプラネタリウム上映用作品を制作や3D(立体)映像による作品、ドローンやウェアラブルカメラを多用した使った表現をしている。さらに、最近では、ロボット&人工知能研究所を立ち上げ、少子高齢化問題を乗り越えるためにロボットと人工知能による社会の早期実現に向けての調査と研究を行っている。著書に、『「詩のボクシング」って何だ!?』(新書館)、『からだが弾む日本語』(宝島社)、『詩のボクシング 声と言葉のスポーツ』(東京書籍)、『ビデオ作家の視点』(平凡社)、『これは見えないものを書くエンピツです』(フォルムアート社)、『ロボットと人工知能の新しい時代』(Robot AI House)他。
松崎まこと(まつざき・まこと)
映画活動家/放送作家。1964年東京生まれ。早大卒。“放送作家”としては、TOKYO-MX「博士の異常な鼎談」「松嶋×町山/未公開映画を観るTV」WOWOW動画「町山智浩の映画塾」などを担当。“映画活動家”としては、「水道橋博士のメルマ旬報」に『映画活動家日誌~“田辺系”先物買いガイド』を連載、FM栃木「FRIDAY MOVIE SHOW」などラジオやTV番組、様々な映画イベントに出演、楽天カードHPで配信中の“田辺系”監督4人を起用した短編動画や岩崎友彦監督の長編作品『手のひらを太陽に』のプロデュース等々、幅広く活動。「田辺・弁慶映画祭」には、2007年の「第1回」から参加。“映研審査員”などを経て、2014年の「第8回」からは、コンペティション部門ティーチインのMCを務める。 映画評論家松﨑健夫とのユニット“松崎ブラザーズ”の“松崎A”。
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2016/11/01 Tue -
田辺・弁慶映画祭実行委員会×飯塚俊光×小川あん×楠かつのり
「田辺・弁慶映画祭プレ・イベント 〜第10回記念映画&入選監督大集合!」
開催日時 20:00~22:00 (19:30開場)
開催場所 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 1500yen + 1 drink order
- 10/03 Tue 橋口幸生×田中泰延
「健康に良い言葉、悪い言葉とは?」
『言葉ダイエット』(宣伝会議)5刷記念 - 10/05 Thu 信田さよ子×武田砂鉄
「なかったことにするもんか会議」
『家族と厄災』(生きのびるブックス)
『なんかいやな感じ』(講談社)W刊行記念 - 10/06 Fri うえはらけいた×藤井亮
「“ゾワワ”の神様の正体を藤井さんと考える」
『ゾワワの神様』(祥伝社)刊行記念 - 10/07 Sat 今野晴貴×奥貫妃文×竹信三恵子
「コロナ禍は誰を直撃したのか?
──女性・ケアワーカー・非正規労働者」
『生きのびるための社会保障入門』(堀之内出版)
『女性不況サバイバル』(岩波書店)W刊行記念 - 10/08 Sun 大塚篤司×幡野広志
「医師と患者の新しい関係」
『皮膚科医の病気をめぐる冒険』(新興医学出版社)刊行記念 - 10/09 Mon 川上康則×風間暁
「「生きたい、行きたい」と思える学校にするために」
『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』
(東洋館出版社)刊行記念イベント - 10/11 Wed 柴崎祐二×伏見瞬×パンス
「新しいムーブメントは、リバイバルとともに生まれる」
『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(イースト・プレス)刊行記念 - 10/12 Thu 川野芽生×高田怜央
「文学はつねにすでに翻訳である」
『奇病庭園』(文藝春秋)
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)W刊行記念 - 10/13 Fri 村井理子×酒井順子
「母には振り回されてきたけれど~娘から見た昭和を生きた母親たち」
『実母と義母』(集英社)刊行記念 - 10/14 Sat 岡本仁×オオヤミノル×堀部篤史
「コーヒーブレイクのディスクール」
『ぼくのコーヒー地図』(平凡社)刊行記念 - 10/14 Sat 御代田太一×村上靖彦
「救護施設からのぞく社会」
『よるべない100人のそばに居る。』(河出書房新社)刊行記念 - 10/15 Sun 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩×原カントくん
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
『消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(集英社インターナショナル)
刊行記念 - 10/17 Tue 村上由鶴×長島有里枝
「日常の違和感から始まる」
『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社)刊行記念 - 10/18 Wed 鈴木俊貴×水野太貴
「動物言語学とは何か?」
『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)刊行記念 - 10/20 Fri 高木瑞穂×大泉りか
「異なる視点であぶりだす、“立ちんぼ”と“ホス狂い”の深い闇」
『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)刊行記念 - 10/21 Sat 横道誠×頭木弘樹
「マコトクアドラプルの2DAYS〜旅・民話・地域編〜」
『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)
『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)刊行記念 - 10/22 Sun 横道誠×小川公代
「マコトクアドラプルの2DAYS〜当事者・ケア・世界文学編〜」
『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)
『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)
『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/26 Thu 渡名喜庸哲×西谷修
「フーコー、ドゥルーズ、デリダ以後を読む——変容する『いま』を哲学するということ」
『現代フランス哲学』(筑摩書房)刊行記念 - 10/28 Sat 和田靜香×小泉今日子
「これから、ひとりでどう暮らそう?」
『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』(左右社)刊行記念 - 10/31 Tue スケザネ×山下紘加
「本の扉をあけて 山下紘加と語る読書の喜び」
『煩悩』(河出書房新社)刊行記念 - 11/01 Wed 羽生有希×中村香住×深海菊絵×松浦優
「フツーの恋愛、性愛ってなに?」
『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念 - 11/02 Thu 藤井翔太×宮崎智之×吉川浩満
「なぜあなたはすでに哲学者なのか」
『アメリカ哲学入門』(勁草書房)刊行記念 - 11/19 Sun 伊藤桃×がみ
「てっけん!第4回」 - 11/29 Wed 加藤優一×御手洗龍×山道拓人×飯石藍
「銭湯と建築がひらく、都市の公共性」
『銭湯から広げるまちづくり
小杉湯に学ぶ場と人のつなぎ方』(学芸出版社)刊行記念