6月末に、小学館クリエイティブから『サルまん2.0』が発売されます。
同書は、1989年に雑誌『ビッグコミックスピリッツ』に連載されて大ヒットした伝説のメタコミック『サルでも描けるまんが教室(愛称:サルまん)』の続編『サルでも描けるまんが教室2.0(愛称:サルまん2.0)』をまとめたもの。
『サルまん2.0』は、小学館の月刊誌『IKKI』2007年12月号から2008年7月号まで連載されたものの、連載は第8回目で突如中断しそのまま終了となりました。
ファンの間では当時、連載中断の理由についてさまざまな憶測が飛び交いました。有力な原因として噂されていたのが、竹熊と相原の制作方針を巡る決定的対立があったらしいというもの。その噂を裏付けるように、以後、相原さんと竹熊さんが合作をすることは一切なく、この10年間、出版業界においても『サルまん2.0』の名を口にすることは絶対タブーとなっていました。
この作品が満を持して単行本化するのを記念して、刊行イベントを開催します。本イベントでは、著者で漫画家の相原コージさん、原作の竹熊健太郎さんに加え、『サルまん』の大ヒットを受け創設された「相原賞」出身の漫画家・ほりのぶゆきさんをお迎えします。
・『サルまん』とは何だったのか
・『サルまん2.0』連載休止と封印の真相
・ほりのぶゆきさんから見た相原・竹熊のコンビとは
など、赤裸々に語っていただく予定です。
貴重なお話が聞けるこの機会をお見逃しなく!
【著者プロフィール】
相原コージ(あいはら・こーじ)
1963年生まれ、北海道出身。1983年 『漫画アクション』に掲載された『八月の濡れたパンツ』で漫画家デビュー。代表作『コージ苑』(1985-88年『ビッグコミックスピリッツ』連載)、『ムジナ』(1993-97年『週刊ヤングサンデー』連載)など。現在『Webコミックアクション』にて『こびとねこ』連載中。
竹熊健太郎(たけくま・けんたろう)
1960年生まれ、東京都出身。漫画原作者、ライター、編集者。1989年に『ビッグコミックスピリッツ』に相原コージとの共著『サルでも描けるまんが教室』を連載して大ヒット。2010年より新人マンガ家発掘育成を目的とするWebマガジン『電脳マヴォ』を主宰。多摩美術大学非常勤講師。
ほりのぶゆき(ほり・のぶゆき)
1964年生まれ。兵庫県出身。漫画家。『ビッグコミックスピリッツ』の第一回相原賞で「金のアイハラ賞」を受賞しデビュー。代表作に『江戸むらさき特急』『ちょんまげどん』『もののふの記』など。
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2017/07/01 Sat -
相原コージ×竹熊健太郎×ほりのぶゆき
「『サルまん』と、封印された『サルまん2.0』について語ろう」
『サルまん2.0』(小学館クリエイティブ)刊行記念
- 06/09 Fri 長谷川裕一×西川伸司
「特撮と、コミカライズと、周年と。」
『グレート合体愛蔵版 すごい科学で守ります!』
(NHK出版)刊行記念
『飛べ!イサミ』&『YAT安心!宇宙旅行』電子コミック(NHK出版コミックス×コンパス)配信決定記念 - 06/10 Sat 阿部万里江×輪島裕介×大熊ワタル×こぐれみわぞう×高田洋介
「路上の芸能、巷のまつりごと——ちんどんを味わいつくす初夏の夕べ」
『ちんどん屋の響き 音が生み出す空間と社会的つながり』(世界思想社)刊行記念 - 06/12 Mon 坂井勇太朗×伊藤あかり×奥山晶二郎
「PVは気にしない! ウェブ発信の〝これから〟異端の編集長たちが語るその秘密」
『スマホで読まれるつながる文章術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)刊行記念 - 06/15 Thu 金川晋吾×栗田隆子
「向き合っているような向き合っていないような距離感でつきあい続けること」
『長い間』(ナナルイ)刊行記念 - 06/16 Fri 土門蘭×安達茉莉子
「死ぬまでむきだしの自分で生きるには?」
『死ぬまで生きる日記』(生きのびるブックス)刊行記念 - 06/18 Sun 伊藤聡×長田杏奈
「〈自分らしさ〉を育てる美容のススメ」
『電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。』(平凡社)刊行記念 - 06/19 Mon 稲田豊史×畑中三応子×松本知之(カルビー株式会社)
「我々は、なぜかくもポテトチップスが好きなのか?」
『ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生』(朝日新聞出版)刊行記念 - 06/19 Mon 石井大智×安田峰俊×小林哲郎
「香港デモから4年、
ネットは大規模デモをどう動かしたのか振り返る」
『2ちゃん化する世界 匿名掲示板文化と社会運動』(新曜社)刊行記念 - 06/21 Wed 稲垣えみ子×浜田敬子
「人生100年時代の出口戦略について本気で話してみないか」
『家事か地獄か』(マガジンハウス)刊行記念 - 06/22 Thu 吉田潮×サンドラ・ヘフェリン
「きょうだいは助け合わなきゃダメですか?」
『ふがいないきょうだいに困ってる』(光文社)刊行記念 - 06/23 Fri 高橋和久×河野真太郎
「小説のこと、批評のこと、大学と人文学のこと」
『別の地図:英文学的小旅行のために』(松柏社)刊行記念 - 06/24 Sat 植本一子×柴山浩紀
「変わり続けること、関わり続けること」
『愛は時間がかかる』(筑摩書房)刊行記念 - 06/25 Sun 藤谷治×東直子
「子どものために書くときに、私たちの書くこと」
『変てこ小説 ソクラてすのすけ』(河出書房新社)刊行記念 - 06/26 Mon 堀江敏幸×山崎佳代子
「旅する言葉 わたしたちの創作と翻訳」
『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』(左右社)刊行記念 - 06/29 Thu 鈴木涼美×伊東友香×原カントくん
「イイコト!夜編」
『浮き身』(新潮社)
『神さまのいない場所で』(中央公論新社)W刊行記念 - 06/30 Fri 筧将英×東畑幸多×見市沖
「ここだけしか聞けない広告クリエイター/プランナーの『考え方のスキル』大公開!」
『「考えるスキル」を武器にする』(フォレスト出版)刊行記念 - 07/01 Sat 久住昌之×増田薫
「やってやろう。ぬけぬけと。するっと。抜け道的ひとりめし時間のススメ」
『するりベント酒』(カンゼン)刊行記念 - 07/02 Sun 豊﨑由美×大森望
第82回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 07/04 Tue 小林邦宏×坂田ミギー×原カントくん
「旅するカルチャートーク『たびかるジャンクション』公開収録」 - 07/05 Wed 浦島茂世×松澤茂信×皆川典久
「路上観察サミット2023:
パブリックアート、スリバチ、別視点」
『カラー版 パブリックアート入門』(イースト・プレス)刊行記念 - 07/08 Sat スケザネ×石山蓮華
「本の扉をあけて 石山蓮華と語る読書の喜び」 - 07/09 Sun 金子遊×伊藤雄馬
「ムラブリ族のフィールドワーク」
『インディジナス: 先住民に学ぶ人類学』(平凡社)刊行記念 - 07/10 Mon 小藥元×佐々木康裕
「ブランドと言葉。ビジネスとなまえ。」 - 07/13 Thu 藤田瑞穂×川瀬慈×西尾美也×村津蘭
「人類学×アートから考える」
『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』(亜紀書房)刊行記念 - 07/17 Mon 尹雄大×桜林直子
「世界は聞いてほしい人で溢れている」
『聞くこと、話すこと。』(大和書房)刊行記念 - 07/20 Thu ナカムラクニオ×望月昭秀
「”こじらせ"から考えるアートと縄文の世界」
『こじらせ恋愛美術館』(集英社)
『土偶を読むを読む』(文学通信)W刊行記念 - 07/23 Sun 渡辺範明×橋本吉史×RAM RIDER
「あの頃のドラクエとFFと僕ら」
『国産RPGクロニクル ゲームはどう物語を描いてきたのか?』
(イースト・プレス)刊行記念 - 07/29 Sat 溝口彰子×やまじえびね
「エンタメ作品のマイノリティ表象を考える」
『BL研究者によるジェンダー批評入門』(笠間書院)刊行記念