南仏在住で俳人の小津夜景さんによる新刊『カモメの日の読書 漢詩と暮らす』(東京四季出版)は、これまでの古典漢詩の日本語訳にはみられない清新な翻訳と、漢詩はもちろんのこと、いろいろな詩歌ジャンルとの日常におけるナチュラルでソウルフルなつきあい方を綴ったエッセイからなる漢詩翻訳&エッセイ本です。
今回は本書の刊行を記念して、詩人・作家で古典文学の現代語訳も手がける蜂飼耳さんをお招きし、さらにお二人の作品が掲載されている叢書『未明02』(イニュニック)を最近刊行された未明編集室の外間隆史さんにも加わっていただき、本書をひもときながら漢詩という広義の翻訳文学をはじめ、さまざまな詩歌や古典とのふだんのつきあい方についてお話しいただきます。
そろそろ漢詩や古典とヨリを戻したいと思っているあなたに。
小津夜景(おづ・やけい)
俳人。1973年、北海道生まれ。2013 年「出アバラヤ記」で攝津幸彦記念賞準賞。2017 年『フラワーズ・カンフー』(2016 年、ふらんす堂)で田中裕明賞。アンソロジーに『天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック』(左右社)。ブログ「フラワーズ・カンフー」(http://yakeiozu.blogspot.jp/)
蜂飼耳(はちかい・みみ)
詩人・作家。1974年、神奈川県生まれ。おもな著作に、詩集『現代詩文庫・蜂飼耳詩集』(思潮社)、『顔をあらう水』(思潮社、第7回鮎川信夫賞)、文集『孔雀の羽の目がみてる』(白水社)、『空席日誌』(毎日新聞社)、『おいしそうな草』(岩波書店)、古典新訳文庫『虫めづる姫君 堤中納言物語』(光文社)、絵本に『うきわねこ』(絵・牧野千穂/ブロンズ新社)などがある。
外間隆史(そとま・たかふみ)
想像家(プロデューサー/アートディレクター)。1962年、東京生まれ。1988年、遊佐未森のデビューアルバム『瞳水晶』(EPIC/SONY)のプロデュースから永らく音楽制作を続け、その後はアートディレクターとして音楽アルバムジャケットの制作を多数。2016年より未明編集室を起ち上げ、<ポエジィとアートを連絡する叢書>『未明01』(虹色社)を、2017年『原民喜童話集』、2018年『未明02』(ともにイニュニック)を編著者として刊行している。
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2018/07/29 Sun -
小津夜景×蜂飼耳×外間隆史
「海外翻訳文学としての漢詩
~古典との新しいつきあい方」
『カモメの日の読書 漢詩と暮らす』
『未明02』刊行記念
- 10/01 Sun 青木由弥子×水島英己
「野のうへは なほ光ありしや―戦時下の“抒情”を考える」
『伊東静雄―戦時下の抒情』(土曜美術社出版販売)刊行記念対談 - 10/02 Mon 大島依提亜×木村和平
「『アンダーカレント』の世界観」
映画『アンダーカレント』公開記念 - 10/03 Tue 橋口幸生×田中泰延
「健康に良い言葉、悪い言葉とは?」
『言葉ダイエット』(宣伝会議)5刷記念 - 10/05 Thu 信田さよ子×武田砂鉄
「なかったことにするもんか会議」
『家族と厄災』(生きのびるブックス)
『なんかいやな感じ』(講談社)W刊行記念 - 10/06 Fri うえはらけいた×藤井亮
「“ゾワワ”の神様の正体を藤井さんと考える」
『ゾワワの神様』(祥伝社)刊行記念 - 10/07 Sat 今野晴貴×奥貫妃文×竹信三恵子
「コロナ禍は誰を直撃したのか?
──女性・ケアワーカー・非正規労働者」
『生きのびるための社会保障入門』(堀之内出版)
『女性不況サバイバル』(岩波書店)W刊行記念 - 10/08 Sun 大塚篤司×幡野広志
「医師と患者の新しい関係」
『皮膚科医の病気をめぐる冒険』(新興医学出版社)刊行記念 - 10/09 Mon 川上康則×風間暁
「「生きたい、行きたい」と思える学校にするために」
『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』
(東洋館出版社)刊行記念イベント - 10/11 Wed 柴崎祐二×伏見瞬×パンス
「新しいムーブメントは、リバイバルとともに生まれる」
『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(イースト・プレス)刊行記念 - 10/12 Thu 川野芽生×高田怜央
「文学はつねにすでに翻訳である」
『奇病庭園』(文藝春秋)
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)W刊行記念 - 10/13 Fri 村井理子×酒井順子
「母には振り回されてきたけれど~娘から見た昭和を生きた母親たち」
『実母と義母』(集英社)刊行記念 - 10/14 Sat 岡本仁×オオヤミノル×堀部篤史
「コーヒーブレイクのディスクール」
『ぼくのコーヒー地図』(平凡社)刊行記念 - 10/14 Sat 御代田太一×村上靖彦
「救護施設からのぞく社会」
『よるべない100人のそばに居る。』(河出書房新社)刊行記念 - 10/15 Sun 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩×原カントくん
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
『消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(集英社インターナショナル)
刊行記念 - 10/17 Tue 村上由鶴×長島有里枝
「日常の違和感から始まる」
『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社)刊行記念 - 10/18 Wed 鈴木俊貴×水野太貴
「動物言語学とは何か?」
『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)刊行記念 - 10/20 Fri 高木瑞穂×大泉りか
「異なる視点であぶりだす、“立ちんぼ”と“ホス狂い”の深い闇」
『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)刊行記念 - 10/21 Sat 横道誠×頭木弘樹
「マコトクアドラプルの2DAYS〜旅・民話・地域編〜」
『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)
『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)刊行記念 - 10/22 Sun 横道誠×小川公代
「マコトクアドラプルの2DAYS〜当事者・ケア・世界文学編〜」
『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)
『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)
『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/26 Thu 渡名喜庸哲×西谷修
「フーコー、ドゥルーズ、デリダ以後を読む——変容する『いま』を哲学するということ」
『現代フランス哲学』(筑摩書房)刊行記念 - 10/28 Sat 和田靜香×小泉今日子
「これから、ひとりでどう暮らそう?」
『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』(左右社)刊行記念 - 10/31 Tue スケザネ×山下紘加
「本の扉をあけて 山下紘加と語る読書の喜び」
『煩悩』(河出書房新社)刊行記念 - 11/01 Wed 羽生有希×中村香住×深海菊絵×松浦優
「フツーの恋愛、性愛ってなに?」
『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念 - 11/19 Sun 伊藤桃×がみ
「てっけん!第4回」 - 11/29 Wed 加藤優一×御手洗龍×山道拓人×飯石藍
「銭湯と建築がひらく、都市の公共性」
『銭湯から広げるまちづくり
小杉湯に学ぶ場と人のつなぎ方』(学芸出版社)刊行記念