昨2018年はYMO結成40周年の年でした。オリジナル・アルバムのリイシューやトリビュート・ライヴ、NHKでの特番放映などで盛り上がる中、3月に発売した藤井丈司著『YMOのONGAKU』がファンや関係者から絶賛され、早くも4刷とヒットしています。
DOMMUNEの特番、ラジオへの出演や刊行記念イベントも相次ぐなか、ここB&Bでは、著者に加え、本書を担当した編集者とブック・デザイナーとともに、本書の企画立ち上げから完成までのプロセスを明らかにするトークイベントを開催します。
連続トークイヴェントをもとに執筆を始めた著者は何に悩み苦しみどこに光明を見出したのか? 初の単著書き下ろしに挑んだ著者の原稿を編集者はどう読んでどんな注文を出したのか? 本文の組み方・フォントはどのように決めたのか? ボツになったデザインは?
などなど、YMOファンだけでなく、書籍の出版に携わっている/志望する方々が耳をそばだてずにはいられないトークを展開します。
■『YMOのONGAKU』(アルテスパブリッシング)
https://artespublishing.com/shop/books/86559-202-3/
80年代にアシスタントを務めた藤井丈司の書き下ろしYMOヒストリー/論と、松武秀樹・飯尾芳史・砂原良徳・木本ヤスオをゲストに迎えての対談の2層構造で78年の『イエロー・マジック・オーケストラ』から93年の『テクノドン』まで、6枚のアルバムに秘められた音楽の魔法を解き明かす一冊。
【出演者プロフィール】
藤井丈司(ふじい・たけし)
音楽プロデューサー/アレンジャー/シンセサイザー・プログラマー。1957年、岐阜県各務原市生まれ、東京都杉並区育ち。はっぴいえんどとシカゴ・ブルースに溺れた学生時代を過ごし、1980年、ヨロシタミュージックに入社。アルバム『増殖』から散開までYMOのアシスタントを務めたのち、シンセサイザー・プログラマーとしてデビュー。サザンオールスターズのアルバム『KAMAKURA』、桑田佳祐『KEISUKE KUWATA』、布袋寅泰『GUITARHYTHM』の共同プロデューサーを務める。90年代以降は、仲井戸麗市「魔法を信じるかい?」、玉置浩二「田園」、JUDY AND MARY「クラシック」、広末涼子「MajiでKoiする5秒前」、井上陽水「TEENAGER」、ウルフルズ「明日があるさ」などにプロデューサーあるいはアレンジャーとして参加、記憶と記録のミリオン・ヒットを数多く手がけている。最新作はBRADIO『YES』。牧村憲一、柴那典との共著に『渋谷音楽図鑑』(太田出版、2017年)がある。本書が初の単著。
加藤賢策(かとう・けんさく)
1975年生まれ。株式会社ラボラトリーズ代表取締役、アートディレクター&グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学・女子美術大学非常勤講師。東京ピストルを経て2013年に株式会社ラボラトリーズを設立。各種グラフィックデザイン、ブックデザイン、WEBデザイン、サインデザインなどを手がける。
鈴木茂(すずき・しげる)
『YMOのONGAKU』編集担当。2007年、共同代表・木村とともにアルテスパブリッシングを創業。内田樹『村上春樹にご用心』『困難な結婚』、菅付雅信『はじめての編集』、長谷川町蔵×大和田俊之『文化系のためのヒップホップ入門』、安冨歩『マイケル・ジャクソンの思想』、大石始『ニッポンのマツリズム』などの編集を手がける。
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら
※前売り券が売り切れの場合、追加販売の可能性がございます。追加販売のお知らせは発売の1日前にはホームページ上で告知をいたしますので、逐次ご確認ください。
2019/06/06 Thu -
藤井丈司×加藤賢策×鈴木茂
「著者×デザイナー×編集者が語る『YMOのONGAKU』のできるまで」
『YMOのONGAKU』刊行記念
出版社アルテスパブリッシング
開催日時 20:00~22:00 (19:30開場)
開催場所 本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
入場料 ■前売1,500yen + 1 drink
■当日店頭2,000yen + 1 drink
- 01/22 Wed 松田ようこ×ピーター・バラカン「ビートルズのそばにいる日常」『マル・エヴァンズ もうひとつのビートルズ伝説』(シンコーミュージック・エンタテイメント)刊行記念
- 01/23 Thu 魚返明未×井上銘「ジャズトーク&ライブ at B&B」『ジャズ深掘りトーク・セッション』(大修館書店)刊行記念
- 01/24 Fri 竹中直人×伊東友香×原カントくん
「どうしよう…どうしたらいい…どうしようもないか…な… 」
『なんだか今日もダメみたい』(筑摩書房)刊行記念 - 01/25 Sat 杉田俊介×小山内園子×すんみ
「新しい男子論がフェミニズムに応答する in 韓国&日本」
『韓国、男子──その困難さの感情史』(みすず書房)刊行記念 - 01/26 Sun なかじ×minokamo「麹とみそ BAR 〜日本の発酵食文化をかたろう」『麹づくりと発酵しごと』(農文協)『みそ味じゃないみそレシピ』(池田書店)W刊行記念
- 01/27 Mon 西加奈子×一穂ミチ「愛について、いま書きたいこと」 新文芸誌『GOAT』重版記念
- 01/29 Wed 桜庭一樹×斧田小夜×大木芙沙子「歴史、テック、そしてSF:下町SFの魅力と可能性」『トウキョウ下町SFアンソロジー』(発行:Kaguya Books/発売:社会評論社)刊行記念
- 01/31 Fri 高田怜央×永井玲衣
朗読会「この詩がうれしい」 - 02/01 Sat 市川紘司×連勇太朗×乾久美子
「不確かな世界/時代を生き抜くための39の言葉(ツール)」
『建築をあたらしくする言葉』(TOTO出版)刊行記念 - 02/01 Sat 【TALK EVENT & LIVE】
LOLOET×ジェレミー・ベンケムン
「今日、どんな音楽を聞く?
─音楽と言葉と生活と─」 - 02/02 Sun 梨×株式会社 闇「梨×闇という怪異を解く、大質問会」 ——『つねにすでに』(ひろのぶと株式会社)刊行記念
- 02/03 Mon 里見龍樹×奥野克巳「人類学の“現在地”」『入門講義 現代人類学の冒険』(平凡社)刊行記念
- 02/04 Tue 東直子×伊藤康「日々の言葉を書きとめる」『母の友』(福音館書店)さよなら記念
- 02/05 Wed 海猫沢めろん×街裏ぴんく「読書未遂」 『海猫沢めろん随筆傑作選 生活』(河出書房新社)『虚史平成』(CDジャーナル)W刊行記念
- 02/06 Thu 清水浩司×前垣壽宏×日野昌暢「広島から日本酒と日本酒の本がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」『くらくら西条』 (ザメディアジョン)刊行記念
- 02/07 Fri けんご×齋藤明里×スケザネ
「ブックインフルエンサー集合!
動画で本を紹介する秘訣を大公開
&三人によるビブリオバトル」 - 02/08 Sat 柚木麻子×吉田恵里香
「私たちは日本のドラマによって作られてきた」
『柚木麻子のドラマななめ読み!』(フィルムアート社)刊行記念 - 02/08 Sat 早尾貴紀×松下新土「ガザの問いにどう応えるか」『ガザの光』(明石書店)刊行記念
- 02/09 Sun 桜林直子×武田砂鉄
「【連続対談シリーズ】 つまり、“生きづらい”ってなんなのさ 最終回 〜書く&聞くプロからはどう見えているのか教えてよ〜」 - 02/10 Mon 森達也×安田浩一
「集団心理はアイデンティティを放棄させるか?」
『九月はもっとも残酷な月』(ミツイパブリッシング)刊行記念 - 02/12 Wed 国分チエミ×鈴木成一×井上奈奈
「星に絵本を繋ぎ、生まれた絵本」
『空のまにまに』(KISSA BOOKS)刊行記念 - 02/14 Fri トミヤマユキコ×瀧波ユカリ
「当たり前が解体される予感」
『異性愛という悲劇』(太田出版)刊行記念 - 02/15 Sat カツセマサヒコ
「『傷と雨傘』(マガジンハウス)刊行記念
トーク&サイン会」 - 02/15 Sat 阿部大樹×たられば
「日記と随筆とSNSと精神科医と犬」
『now loading』(作品社)刊行記念 - 02/21 Fri 竹村眞一(『ゴミうんち』著者×中村萌(Spiral Club)
「ぐるぐるめぐる、私たちのゴミうんち」 MEGURU CLUBトークイベント - 02/22 Sat 高野秀行×小西公大「辺境の作法」『酒を主食とする人々ーエチオピアの科学的秘境を旅する』(本の雑誌社)『ヘタレ人類学者、沙漠をゆく』(大和書房)W刊行記念
- 02/23 Sun あきやあさみ×竹村優子「ファッションと人生〜制服化で“なりたい自分”を実現する方法」
- 03/06 Thu 和田靜香×小川淳也×大島新「あれから日本はどうなった? 」『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』(朝日新聞出版)刊行記念