和歌山県田辺市で毎年11月に開催されている「田辺・弁慶映画祭」。
<田辺・弁慶映画祭 オフィシャルサイト>
http://www.tbff.jp/
今年で13回目を迎えるこの映画祭のコンペティションからは、『モリのいる場所』の沖田修一さん、『愛がなんだ』の今泉力哉さん、『PARKS パークス』の瀬田なつきさん、『グッド・ストライプス』の岨手由貴子さん、『チワワちゃん』の二宮健さん等々、日本映画の将来を担う有望な若手監督たちが次々と羽ばたきました。
「田辺・弁慶映画祭」は、今や「インディーズ映画の登龍門」! 出身監督たちを指す、“田辺系”という言葉ももはや定着しました。
この映画祭の大きな特徴として挙げられるのが、入賞作品に東京のテアトル新宿、大阪のシネ・リーブル梅田での“上映権”が与えられること。
今年、テアトル新宿では、6月28日(金)からの3週間、昨秋の「第12回田辺・弁慶映画祭」で入賞した5人の監督たちの特集上映「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」が開催されます。
そこで、もはや恒例となった本屋B&Bでの前夜祭を今年も開催! 「第12回」入賞作品の監督5名に加えて、その出演者たちを召集いたします!!
日本映画の未来を担う、新進気鋭の“田辺系”映画人たちとの熱いトークを、決してお見逃しなく!
【出演者プロフィール】
福田芽衣(ふくだ・めい)
「第12回田辺・弁慶映画祭」弁慶グランプリ & 女優賞受賞作品『チョンティチャ』監督。1995年生まれ、兵庫県出身。東洋大学中退後、東放学園映画専門学校て゛映像制作を始める。卒業制作で処女作『チョンティチャ』を生み、「第29回東京学生映画祭」グランプリ・最優秀役者賞をはじめに、「第10 回下北沢映画祭」準グランプリ、「第19回 TAMA NEW WAVE」特別賞を獲得。山戸結希、今泉力哉、菊池健雄、山下敦弘、大九明子ほか、多くの映画監督からその手腕を評価される。現在、新作『90分ハ゛スロマンス(仮)』を製作中。また、出演作として自身の記憶喪失とその前後の生活の体験が恋人の語り口で紡がれていくドキュメンタリー映画『万歳!ここは愛の道』(石井達也監督)が、今回の「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」でお披露目となる。
品田誠(しなだ・まこと)
「第12回田辺・弁慶映画祭」映画.com賞受賞作品『不感症になっていくこれからの僕らについて』監督。1992年3月2日生まれ。北海道旭川市出身。役者として映画のキャリアを始め、初監督作品『ノンフィクション』で「湖畔の映画祭」、『マヨネーズラブ』で「札幌国際短編映画祭」に入選。『Dear』が「かさま映像コンペティション」で、グランプリ、「伊勢崎映画祭」で上毛新聞社賞などを受賞する。俳優としては「Lemon&Letter」にて海外映画祭で2度の最優秀主演男優賞を受賞。昨年池袋シネマ・ロサで出演・監督作品を一挙上映する「the face品田誠特集上映」が開かれ、名古屋、大阪、神戸などに展開。今回の「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」では、撮り下ろし監督作品『鼓動(仮)』も上映される。。
秋乃ゆに(あきの・ゆに)
品田誠監督作品『Dear』主演。役者を志し2014年に上京。井口昇監督や小林勇貴監督作品に数多く出演。2019年映画「エンボク」にて初主演に抜擢。NTV土曜ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」江口寿美江役で出演するなど精力的に活動中。東京を中心に音楽、写真、声優、MVなど役者以外にも活躍の幅を広げている。
鈴木聖奈(すずき・せいな)
今回「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」で上映される品田誠監督作品『マヨネーズラブ』ヒロイン。2月10日生まれ 神奈川県出身毎週土曜日の深夜24:30からTBSラジオ「LIFE LAB 〇〇のおじ様たち~」レギュラーパーソナリティーとして出演中。大林宣彦監督作品『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』ヒロインデビュー、NHK朝ドラ「瞳」親友役として出演。現代アクション、殺陣が得意で趣味はロードバイク。2019年5月映画『としまえん』公開中。
市場紗蓮(いちば・しゃれん)
今回「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」で上映される品田誠監督作品『ノンィクション』出演。日本とアメリカのハーフ。地球一周や韓国留学を20歳までに経験。特技は韓国語。趣味はカメラ、読書、旅、フィットネス。映画『ノンフィクション』『Psychoromantic』舞台『hammar&hummingbird』等出演。2019年上半期はCF『ucc black coffee』『play station plus』『uber eats』など多数の広告やASIAN KUNG-FU GENERATIONの新曲『解放区』へ出演するなどフリーランスながらモデルや女優として広く活動し密かに注目を集めている。
近藤啓介(こんどう・けいすけ)
「第12回田辺・弁慶映画祭」観客賞受賞作品『ウーマンウーマン』監督。26歳、大阪芸術大学出身。『食べられる男』は「ドイツニッポンコネション」で審査員特別賞を受賞し、2017年劇場公開された。映画イベント「SHINPA」で過去8回即興映画製作「KCP」を監督。『ウーマンウーマン』は、「下北沢映画祭」でも観客賞を受賞。『ウーマンウーマン』に追加撮影を行い再構成した新作『ウーマンウーマンウーマン』は、アホな女に「私も映画監督になりたい」と言われて殺そうと思った経験を元に製作した「女のはなし」に、男の旅行の時に見せる哀愁ある可愛さを描いた「男のはなし」を組み合わせた長編で、今回の「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」で初上映となる。
野村奈央(のむら・なお)
「第12回田辺・弁慶映画祭」TBSラジオ賞受賞作品『からっぽ』監督。1994年生まれ。武蔵野美術大学の卒業制作映画『からっぽ』が世界最大の自主映画の祭典「PFFアワード2018」に選出されたのを皮切りに、続々と映画祭にノミネートされる。同作品は2018年冬にポレポレ東中野で単独劇場公開され大盛況を博した。MVやライブ映像なども手がける。
石井達也(いしい・たつや)
「第12回田辺・弁慶映画祭」キネマイスター賞 & 男優賞受賞作品『すばらしき世界』監督。1998年生まれ、茨城県出身。監督作『すばらしき世界』は、「PFFアワード2018」では審査員特別賞・映画ファン賞を受賞。新作長編『万歳!ここは愛の道』は、「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」にて上映。
團悠哉(だん・はるや)
『すばらしき世界』主演。2000年生まれの現在19歳。神奈川県在住。8歳から子役として活動し、映画・舞台・ドラマ・ミュージカル等に出演。『すばらしき世界』では映画初主演ながら、「第12回田辺・弁慶映画祭」男優賞を受賞した。主な出演作は『愛と誠』『スコア!』「奇跡の人」等
金子寧々(かねこ・ねね)
『すばらしき世界』出演。1994年生まれ、宮城県出身。繊細な感受性とその身体で表現する俳優に興味を持ち、20歳で芝居を始める。持ち前の観察力で物事を見つめ、人間の深淵にふれる自由な表現を求め活動中。出演作は『リバーズ・エッジ』(行定勲監督)『いま、アイン薬局にできること』など。
伊藤慶徳(いとう・けいとく)
『すばらしき世界』出演。1983年2月24日生。茨城県出身。物心ついた頃から父親に毎年映画館に連れていかれ『男はつらいよ』と『釣りバカ日誌』の二本立てを見て育ち、渥美清さんが亡くなるまで父親と映画館に通い続ける。その後、映画への憧れが脳にこびりつき、俳優を志す事を決める。21歳で養成所に入り舞台に出演。その後も演技を学びながら、映画、舞台、ドラマなど活躍の場を広げる。近年の主な出演作は、『へたくそで上手な絵』(上田慎一郎監督) 『アウト&アウト』(きうちかずひろ監督)『日本製造』(松本優作監督)『メランコリック』 (田中征爾監督)『お嬢ちゃん』(二ノ宮隆太郎監督)など。
松崎まこと(まつざき・まこと)
映画活動家/放送作家。1964年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。“放送作家”としては、TOKYO-MX「博士の異常な鼎談」「松嶋×町山/未公開映画を観るTV」WOWOW動画「町山智浩の映画塾」などを担当。“映画活動家”としては、「田辺・弁慶映画祭」司会や「きりゅう映画祭」インタビュアー、「水道橋博士のメルマ旬報」の連載執筆や様々な映画イベントへの出演、インディーズ作品のプロデュースなど。29年ぶりの監督作『ヒロイン』は、各地の映画祭などで上映展開中。映画評論家、松崎健夫とのユニット“松崎ブラザーズ”の“松崎A”。
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2019/06/19 Wed -
テアトル新宿×田辺・弁慶映画祭実行委員会×松崎まこと
「新世代!“田辺系”監督&俳優大集合!! 田辺・弁慶映画祭セレクション2019前夜祭」
開催日時 20:00~22:00 (19:30開場)
開催場所 本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
入場料 ■前売1,500yen + 1 drink
■当日店頭2,000yen + 1 drink
- 09/28 Thu やついいちろう×トミヤマユキコ
「宮沢章夫を思う脱力の夜」
『きょうはそういう感じじゃない』(河出書房新社)刊行記念 - 09/29 Fri 池田稔×黒川文雄
「ゲーセン、ビデオゲームの灯をともせ」
『ゲーセン戦記』(中央公論新社)
『ビデオゲームの語り部たち 日本のゲーム産業を支えたクリエイターの創造と挑戦』(DU BOOKS)W刊行記念 - 10/01 Sun 青木由弥子×水島英己
「野のうへは なほ光ありしや―戦時下の“抒情”を考える」
『伊東静雄―戦時下の抒情』(土曜美術社出版販売)刊行記念対談 - 10/02 Mon 大島依提亜×木村和平
「『アンダーカレント』の世界観」
映画『アンダーカレント』公開記念 - 10/03 Tue 橋口幸生×田中泰延
「健康に良い言葉、悪い言葉とは?」
『言葉ダイエット』(宣伝会議)5刷記念 - 10/05 Thu 信田さよ子×武田砂鉄
「なかったことにするもんか会議」
『家族と厄災』(生きのびるブックス)
『なんかいやな感じ』(講談社)W刊行記念 - 10/06 Fri うえはらけいた×藤井亮
「“ゾワワ”の神様の正体を藤井さんと考える」
『ゾワワの神様』(祥伝社)刊行記念 - 10/07 Sat 今野晴貴×奥貫妃文×竹信三恵子
「コロナ禍は誰を直撃したのか?
──女性・ケアワーカー・非正規労働者」
『生きのびるための社会保障入門』(堀之内出版)
『女性不況サバイバル』(岩波書店)W刊行記念 - 10/08 Sun 大塚篤司×幡野広志
「医師と患者の新しい関係」
『皮膚科医の病気をめぐる冒険』(新興医学出版社)刊行記念 - 10/09 Mon 川上康則×風間暁
「「生きたい、行きたい」と思える学校にするために」
『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』
(東洋館出版社)刊行記念イベント - 10/11 Wed 柴崎祐二×伏見瞬×パンス
「新しいムーブメントは、リバイバルとともに生まれる」
『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(イースト・プレス)刊行記念 - 10/12 Thu 川野芽生×高田怜央
「文学はつねにすでに翻訳である」
『奇病庭園』(文藝春秋)
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)W刊行記念 - 10/13 Fri 村井理子×酒井順子
「母には振り回されてきたけれど~娘から見た昭和を生きた母親たち」
『実母と義母』(集英社)刊行記念 - 10/14 Sat 岡本仁×オオヤミノル×堀部篤史
「コーヒーブレイクのディスクール」
『ぼくのコーヒー地図』(平凡社)刊行記念 - 10/14 Sat 御代田太一×村上靖彦
「救護施設からのぞく社会」
『よるべない100人のそばに居る。』(河出書房新社)刊行記念 - 10/15 Sun 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩×原カントくん
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
『消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(集英社インターナショナル)
刊行記念 - 10/17 Tue 村上由鶴×長島有里枝
「日常の違和感から始まる」
『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社)刊行記念 - 10/18 Wed 鈴木俊貴×水野太貴
「動物言語学とは何か?」
『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)刊行記念 - 10/20 Fri 高木瑞穂×大泉りか
「異なる視点であぶりだす、“立ちんぼ”と“ホス狂い”の深い闇」
『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)刊行記念 - 10/21 Sat 横道誠×頭木弘樹
「マコトクアドラプルの2DAYS〜旅・民話・地域編〜」
『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)
『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)刊行記念 - 10/22 Sun 横道誠×小川公代
「マコトクアドラプルの2DAYS〜当事者・ケア・世界文学編〜」
『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)
『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)
『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/26 Thu 渡名喜庸哲×西谷修
「フーコー、ドゥルーズ、デリダ以後を読む——変容する『いま』を哲学するということ」
『現代フランス哲学』(筑摩書房)刊行記念 - 10/31 Tue スケザネ×山下紘加
「本の扉をあけて 山下紘加と語る読書の喜び」
『煩悩』(河出書房新社)刊行記念 - 11/01 Wed 羽生有希×中村香住×深海菊絵×松浦優
「フツーの恋愛、性愛ってなに?」
『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念 - 11/19 Sun 伊藤桃×がみ
「てっけん!第4回」 - 11/29 Wed 加藤優一×御手洗龍×山道拓人×飯石藍
「銭湯と建築がひらく、都市の公共性」
『銭湯から広げるまちづくり
小杉湯に学ぶ場と人のつなぎ方』(学芸出版社)刊行記念