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渋谷哲也×重田園江
「戦争のモラル—セルゲイ・ロズニツァが映す「破壊の自然史」」
ドキュメンタリー映画『破壊の自然史』公開記念

渋谷哲也×重田園江
「戦争のモラル—セルゲイ・ロズニツァが映す「破壊の自然史」」
ドキュメンタリー映画『破壊の自然史』公開記念

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※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(1ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。

※【前売券付き配信参加】につきまして、本チケットに付属する前売券は、『破壊の自然死』と『キエフ裁判』の2回券となります。オンライン予約にはご使用いただけませんので、ご了承ください。
前売券の事前発送をご希望の場合は、【前売券つき配信参加(事前発送)】をお申し込みください。8/7(月)以降のお申し込みいただいた場合は、イベント終了後にご発送いたします。また、どちらも前売券は、配給会社よりご発送いたします。

イベントのご予約はこちらから!

世界の映画祭で高く評価されているウクライナ出身のセルゲイ・ロズニツァ監督の作品は、日本では2020年に初めて紹介され、これまで7作品が劇場公開されてきました。

8月12日(土)より全国順次公開となる『破壊の自然史』(『キエフ裁判』と同時公開)は、第二次世界大戦末期に連合軍がイギリス空爆の報復として敵国ナチ・ドイツへ行った「絨毯爆撃」の様子を、残されたアーカイブ映像から構成したドキュメンタリー作品です。

この空爆は、イギリス空軍だけで40万の爆撃機がドイツの131都市に100万トンの爆弾を投下し、350万軒の住居が破壊され、60万人近くの一般市民が犠牲となったとされる人類史上最大規模の大量破壊でした。

ドイツ人作家W.G.ゼーバルトは、論考「空襲と文学」において、この惨禍が戦後のドイツ文学によって表現されることが少なかったことに着目し、ナチ・ドイツの犯罪と敗戦国としての贖罪意識によってこの空爆の罪と責任を長い間公の場で議論することができなかった社会について考察しています。ドキュメンタリー映画『破壊の自然史』は、この問題を映像によって改めて取り上げるアンサー的作品になっています。

B&Bでは、本作の字幕を担当されている渋谷哲也さんと、昨年上梓された『真理の語り手 アーレントとウクライナ戦争』(白水社)でセルゲイ・ロズニツァの映画について論じられている重田園江さんをお迎えし、映画の公開を記念したトークイベントを開催します。

ロズニツァ監督が得意とする、過去の記録映像から歴史を再構成する“アーカイヴァル・ドキュメンタリー”とはどのようなものなのか、これまでの公開作品も例に挙げながらロズニツァの映画が提示する問いを会場の皆さんと考えます。

『破壊の自然史』 第75 回カンヌ国際映画祭特別上映作品

原題 The Natural History of Destruction
2022/ドイツ=オランダ=リトアニア製作/105 分/1.33 カラー・モノクロ/5.1ch/英語/日本語字幕:渋谷哲也
監督・脚本 セルゲイ・ロズニツァ
作曲 クリスティアン・ファーベーク
編集 ダニエリュス・コカナウスキス
アーカイヴ・プロデューサー マニュエル・ヘラー
製作 LOOKSfilm、Studio Uljana Kim、Atoms & Void、
Rundfunk Berlin-Brandenburg、Mitteldeutscher Rundfunk
配給:サニーフィルム
公式サイト:https://www.sunny-film.com/warandjustice

セルゲイ・ロズニツァ
映画監督。1964年ベラルーシで生まれ、ウクライナのキエフで育つ。1987年にウクライナ国立工科大学を卒業後、1991年にモスクワの全ロシア映画大学(VGIK)に入学し映画監督への道を歩み始める。1996年より映画製作を始め、これまで27作のドキュメンタリーと4作の長編劇映画を発表。ドキュメンタリーでは過去の記録映像を全編に使用して歴史を再構成する“アーカイヴァル・ドキュメンタリー”を得意とし、『バビ・ヤール』(2021)は第74回カンヌ国際映画祭においてドキュメンタリーで競う《ルイユ・ドール》の審査員特別賞を受賞。2022年に発表した最新作『破壊の自然史』と『キエフ裁判』が、8月12日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラム他にて「セルゲイ・ロズニツァ《戦争と正義》ドキュメンタリー2選」と題して公開される。

【出演者プロフィール】
渋谷哲也(しぶたに・てつや)
1965年兵庫県加古川市生まれ。日本大学文理学部ドイツ文学科教授。専門はドイツ映画、映像文化。著書に『ドイツ映画零年』(共和国)、編著書に『ファスビンダー』(共編、現代思潮新社)、『ストローブ=ユイレ シネマの絶対に向けて』(森話社)、『ナチス映画論 ヒトラー・キッチュ・現代』(共編、森話社)など。翻訳書にR.W.ファスビンダー『ブレーメンの自由』『ゴミ、都市そして死』(ともに論創社)。また『わすれな草』『13回の新月のある年に』をはじめとしてドイツ映画の字幕翻訳を多数手がける。

重田園江(おもだ・そのえ)
1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。専門は、現代思想・政治思想史。著書に『フーコーの穴』(木鐸社)、『ミシェル・フーコー』、『社会契約論』、『ホモ・エコノミクス』(以上、ちくま新書)、『連帯の哲学Ⅰ』、『統治の抗争史』(以上、勁草書房)、『隔たりと政治』、『フーコーの風向き』(以上、青土社)、『真理の語り手 アーレントとウクライナ戦争』(白水社)などがある。

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・開演時間の30分前よりオンライン開場いたします
・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします
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・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください
・リアルタイム配信と見逃し視聴(一部イベントを除く)でお楽しみいただけます。見逃し視聴につきましては、準備が出来次第、Peatixのメッセージ機能よりご案内いたします
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・最大100名まで入る会場を貸切とした上で、参加人数を絞り、ゆとりを持って設営しております
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<お問い合わせ先>
event (at) bookandbeer.com
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出演者渋谷哲也
重田園江

出版社白水社

開催日時19:30~21:30 (19:00オンライン開場)

開催場所本屋B&B
世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F
+オンライン配信

入場料【来店参加(数量限定・1ドリンク付き)】2,750円(税込)
【配信参加】1,650円(税込)
【前売券つき配信参加(事前発送)】1,650円+特別前売鑑賞券『破壊の自然死』『キエフ裁判』(2回券)2,400円(いずれも税込)(※配給会社より発送予定/8/6(日)申込締切)
【前売券つき配信参加】1,650円+特別前売鑑賞券『破壊の自然死』『キエフ裁判』(2回券)2,400円(いずれも税込)※イベント後発送(※配給会社より発送予定)
【書籍つき配信参加】1,650円+書籍『真理の語り手』2,860円(いずれも税込)※イベント後発送
【書籍つき配信参加】1,650円+書籍『空襲と文学』3,190円(いずれも税込)※イベント後発送
【書籍つき配信参加】1,650円+書籍『真理の語り手』2,860円+書籍『空襲と文学』3,190円(いずれも税込)※イベント後発送